でゅら~の暇つぶし

音楽情報を中心に、さまざまな情報をとりまとめるブログです。

【レポート】井上尚弥 vs TJ・ドヘニー ( NAOYA INOUE VS TJ DOHENY) (2024.09.03)

 井上尚弥 vs TJ Doheny 4団体統一戦!!!

 

g-cone.jp/lp/ohashi-gym/20240903

 

タイトル:

  ボクシング WBA, WBC, IBFWBO 世界スーパーバンタム級統一戦 

開催場所:

  9月03日(火) / 東京 / 有明アリーナ

公演公式:

g-cone.jp

 

 

☆ 井上 尚弥 (Naoya Inoue)

  戦績:28戦28勝0敗25KO

    獲得タイトル一覧

      WBC世界ライトフライ級王座

      WBO世界スーパーフライ級王座

      WBA世界バンタム級王座

      WBA世界バンタム級スーパー王座

      IBF世界バンタム級王座

      WBC世界バンタム級王座

      WBO世界バンタム級王座

      WBO世界バンタム級スーパー王座

      WBC世界スーパーバンタム級王座

      WBO世界スーパーバンタム級王座

      WBA世界スーパーバンタム級スーパー王座

      IBF世界スーパーバンタム級王座

      WBC世界スーパーバンタム級ダイヤモンド王座

      ※主要団体のみ、ローカル、暫定王座は省略

  年 齢:31歳

  身 長:165cm

  リーチ:171cm

 

  7R 0:16 TKO

 

★ テレンス・ジョン・ドヘニー (TJ Doheny)

  戦績:31戦26勝5敗20KO

    獲得タイトル一覧

      IBF世界スーパーバンタム級王座

      ※主要団体のみ、ローカル、暫定王座は省略

  年 齢:37歳

  身 長:166cm

  リーチ:173cm

 

 ボクシング WBA, WBC, IBFWBO 世界スーパー・バンタム級統一戦 。

 井上選手が統一した、4団体のベルトを賭けた一戦です。

 前回のルイス・ネリ戦が 5月だったことを考えると、めっちゃペース早くない?

 一方のドヘニー選手は、スーパー・バンタム級戦線において、日本人選手たちの前に立ちはだかる壁のような選手です。

 

試合の流れ

 オーソドックスに構える井上選手と、サウスポーに構えるドヘニー選手。

 前手、前足が相い打つ感じなので、自分が優位となるポジションの奪い合いからはじまる、じりじりした展開。

 井上選手の圧が強く、ドヘニー選手がロープを背負うシーンが多かったけど、ドヘニー選手は足を使い、狙いを定めさせない。

 ドヘニー選手は、重心を極端に後ろにして、井上選手から頭を遠ざけるかのような構えに移行。リーチで上回っているため、それを活かす感じ。

 井上選手は、圧をかけつつ、無理せず打てるところを打つ感じ。序盤は頭が遠いので、ボディを打つシーンが多かったように思いました。

 序盤は完全に井上選手が支配。

 

 中盤にさしかかると、ドヘニー選手は、スイッチなどトリッキーな動きを取り入れ、井上選手をいなす工夫が目立つようになりました。また、序盤のポイントを挽回するかのごとく、ラウンド序盤は積極的な攻勢を見せていたのも印象的でした。

 しかし、序盤のボディーが効いてきたのか、動きは次第に精彩を欠き、単発が目立つ感じにもなっていました。

 

 6R終盤、ドヘニー選手の動きが鈍り、痛みを訴えるような仕草を見せます。自陣に7ラウンド開始しましたが、腰の痛みは解消されず、試合続行不能となり、井上選手が TKO 勝利を納めました。

 

 正直、さあ KO だ!という雰囲気だったので、肩透かしを食らった感はあります。

 しかし、腰痛を経験したことがある方であれば、発症したら試合どころじゃないのは想像できるでしょう。だから、これはもう仕方のないことです。

 

 この試合の井上選手は、詰将棋のような試合の組み立てだったと思います。

 相手の出方を分析し、打つべきときに打つべき箇所を打つ。そして、必要以上に打たない、もらわない。とても徹底されていたように感じました。ドヘニー選手は、とてもやり難かったのではないでしょうか。

 

 井上選手、防衛おめでとうございます。