ライブ・イベントで、刃傷沙汰が発生し、中止になってしまった模様...
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長野県で 2017年から開催されている野外ライブ・イベント「Nagano Aniera Festival」が、この三連休の 9月21日、22日を利用し、2日間開催されました。
しかし、本日、22日の13時頃、刃傷沙汰が発生し、現場検証などの対応もあり、イベント運営は、15時手前で Day 2 中止の発表を決断したという報道がありました。
切り付けた容疑者は確保済、被害者は腹部を切られ、病院に搬送されましたが、意識はあるとのことです。
楽しみにしてきたイベント会場で、このような刃傷沙汰が発生し、イベントが中止になってしまったというのは、運営、出演者、来場者、関係者、そして、犯人も本意ではなかったのではないかと思います。皆さん、大変、がっかりしたことでしょう。
ただ、本公演は、野外会場、フェス、オールスタンディングということもあり、比較的トラブルが発生する要素を孕んでいたとも感じます。
たとえば、指定席とは違うので、前の空いたスペースが人で埋まり、結果、自分の視界が見にくくなってしまた。また、憧れのミュージシャンが登場したことで後ろから押されてしまい、他人と接触したことに不快感を覚えてしまった。など。
ライブは、同行の士が集まる場ではありますが、隣にいるのは全くの他人です。なので、お互いに満足に楽しめるよう、ひとりひとりに多少の寛容さが求められる環境でもあります。
それに慣れていないと、暴力沙汰に発展してしまうこともあります。
今回は、相手が刃物を持っていたため、かなりの大事になってしまいました。
ただ、確かに言えることがあります。
それは、本件がどのような経緯で刃傷沙汰になったとしても、「ライブに行くのに刃物を持っていくヤツは、頭がおかしい」ということ。
これは、ライブではなく「外出」に置き換えてもいいでしょう。
事情が無い限り、刃物を持ち歩く習慣なんてありませんからね。
と、同時に、本件は、隣人がそういう人かもしれないという可能性を示す事例にもなってしまいました。
では、どのようにしていけば良いのでしょうか?
ライブ規模が大きくなると、入場前に手荷物検査を実施することがあります。
今後、この Nagano Aniera Festival においては、手荷物検査が強化されることになるでしょう。
どのレベルの検査をするかは不明ですが、それが詳細なものになればなるだけコストがかかり、それがチケット代や開催時間に反映されてしまいます。
それらを総合的に鑑みた結果、イベント運営がどのような決断をするかはわかりません。
このイベントは、野外イベントということもあり、度々、落雷など荒天の影響で中段、中止となることがあったイベントなので、イベント中止保険に入っていることと思います。
契約内容によりますが、多少の保険金が出る可能性もあり、丸々損失となるまではいかないかもしれません。
しかし、中止したことによる損失は高額に上ることでしょう。
折角、コロナを超えて続くイベントなのに、このような形でなくなってしまうのは、とても悲しいことだと思います。
被害者となった方の回復と、イベントが今後も継続することをお祈りします。