でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】RIOT 祭 2024 (2024.07.20)

 Riot 祭という名の Metal Weekend

 

wardrecords.com/page/special/riotfes2024/

 

タイトル:

  Riot 祭り 2024

開催日程:

  7月20日(土) / 神奈川 / クラブ・チッタ

公演時間:

  開場 / 16:30 , 開演 / 16:30 , 終演 / 20:10

 

司会/DJ 和田誠

 

LOUDSTORM

MEMBER

On Guitar:Mats

On Drums:Choco

On Bass, Vocal:Kiyo

※本編成ではマッツがボーカル兼任でしたが、病み上がりのため、キヨがボーカルを取る編成でのステージでした。

SETLIST

  __. BURNING MUSCLE

  __. HELL FIRE

  __. METAL NEVER DIE

  __. COUNT2.9

  __. WRESTLE AND METAL

  ※わかった範囲での記載です。

 

VALENTINO FRANCAVILLA

MEMBER

On Guitar, Vocal:Valentino Francavilla

On Guitar:Nozomu Wakai (from Sigh, Destinia)

On Bass:Ollie Bernstein (from Illusion Force)

On Drums:CHARGEEEEEE... (from ZIGGY)

SETLIST

   __. Fire Land

  __. Welcome To Hell

  __. Burn (Deep Purple cover)

  __. Thunderstrike

  __. Heavy Chains

   ※わかった範囲での記載です。

 

RIOT

MEMBER

On Bass:Don Van Stavern

On Guitar:Mike Flyntz

On Drums:Frank Gilchriest

On Vocal:Todd Michael Hall

On Guitar:Nick Lee

     Jonathan Reinheimer (Suport Member)

SETLIST

  SE. Prologue (from "West Side Story")

  01. Hail to the Warriors

  02. Fight or Fall

  03. Feel the Fire

  04. Road Racin'

  05. Sign of the Crimson Storm

  06. Johnny's Back

  07. Black Leather and Glittering Steel

  08. Flight of the Warrior

  09. Swords and Tequila

  10. Angel's Thunder, Devil's Reign

  11. Bloodstreets

  12. Take Me Back

  13. Love Beyond the Grave

  14. Tokyo Rose

  15. Rock City

  16. Warrior

   with Valentino Francavilla, 山下昌良

-enc-

  17. Land of the Rising Sun

  18. Thundersteel

 

 Riot 祭 という奇祭が、川崎はクラブ・チッタにて開催されました。

 まあ、Riot 祭 とはいうものの、いつしかの Metal Weekend ですね。

 同イベントのメイン・アクトは Loudness でしたが、今回は Riot であるため、イベント名を変更したということでしょう。

 

 本公演は、転換の合間に和田誠による DJ および、ミュージシャン・クロス・トークがあり、通常、持て余し気味の時間も気にならず、本当に最初から最後まで楽しめたのが良かった。

 

LOUDSTORM

 和歌山よりプロレス・リスペクトのインディーズ・バンドが登場。

 Mats の闘病、Kiyo の脱退など問題を乗り越えての出演は、ヒロイック的であり、このバンドのコンセプト「プロレス×メタル」にも非常に合っていて、背景を妄想するだけで胸が熱くなる。

 勿論、ステージ・パフォーマンスも良かった。

 というのも、Bass の機材トラブルに際し、Mats が咄嗟にボーカルを取るなど、演奏以外のチーム・ワークの良さがあり、そういう意味でもタッグ・パートナーとしてお互いを信頼してステージに立っていることを感じられたからだ。

 

 来場者の中にも、それなりにプロレス・ネタがわかる層がおり、MC はややウケって感じ。ネタがわかったなら、倍楽しめるから、このバンドが気に入った方は、(少し古めの) プロレス・ネタを仕入れておくと良いと思う。

 また、MC 和田誠による Mats とのトークでも、プロレスを絡めたネタが豊富で、元ネタを知っていれば更にたのしめたことだろう。

 そういう意味では、事前予習が必要なバンドと言えるので、敷居はちょっと高めかも?

 でも、楽曲だけでも十分に楽しめるよ。

 

 彼らがこのステージに立った理由は、"Hell Fire" を聴けばわかると思う。

 とても、Riot、プロレス愛に溢れた良いステージでした。

 

Valentino Francavilla

 ギター、ボーカル、筋肉、どれを取っても1流のミュージシャンだった。

 音源で聴いたときは、「ギター弾きながらこんな歌えんやろ」とも思ったけど、実際にそれを目のあたりにしてしまうと、圧倒されてしまった。

 楽曲的には、ネオ・クラシカル×パワー・メタルって感じ?

 本編では、Burn をカバーしたけど、いつ Rising Force がプレイされてもおかしくなかった。それくらいネオ・クラシカル。

 Valentino Francavilla だけでなく、この日、脇を固めたミュージシャンも凄まじく豪華で、この日だけしかこの編成が見られないというのが残念でしかたがなかった。

 特に、CHARGEEEEEE..のドラミングは、雷光のように峻烈で華やか。Riot 祭 に参加するドラムとして、これ以上ない感じがした。

 

Riot

 観る度に思うんだけど、Todd Michael Hall って超人だよね。

 Riot のボーカルに就任した当初こそ、Riot の難しい楽曲をあまりにも簡単に歌いきるんで、「こいつ機械なんか?」と思ったこともあったけど、ステージや作品を重ね、バンドになじんで行くにつれ、フロントマンとしての華も開花していき、実に表現豊かに歌うボーカリストになりました。

 Nick Lee の離脱 (闘病) により、サポート・メンバー Jonathan Reinheimer が代役をつとめています。Nick の代役を務め、会場を大いに盛り上げてくれました。

 "Warrior" では、Valentino Francavilla がボーカルとして参加。同時に、ゲスト出演が発表されていた山下昌良が登場。やはり、祭 (フェス) といえばコラボですよね!

 今日1番の歓声とシンガロングが沸き上がり、その熱冷めないうちにメンバーが再登場し、アンコールへ!最後の "Thundersteel" まで駆け抜け、大団円を迎えました。

 セットリストとしては、ベストヒット軸に最新アルバムまでフォローする感じで良かった。

 

 MC によれば、7月22日の渋谷クアトロ公演は、またセットリストを変えてくるという情報もあり、Riot のファンでお時間にゆとりのある方は、是非、クアトロにも足を運んでみてはいかがでしょうか。