でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】ANGEL " ONCE UPON A TIME " JAPAN TOUR 2024 (2024.07.13)

 ANGEL, ACTION! 時を超え新たに!

 

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タイトル:

  ANGEL "Once Upon A Time" Japan Tour 2024

開催日程:

  7月13日(土) / 東京 / 代官山ユニット

公演時間:

  開場 / 17:00 , 開演 / 18:00 , 終演 / 20:20

 

ACTION! (ACTION TYPE-00 SAN SUI KAN MODE)

MEMBER

On Bass, Vocal:高橋ヨシロウ

On Keyboards:渡辺邦孝

On Guitar:原田喧太

On Drums:秋田鋭次郎

SETLIST

  __. マジカル・アクション!!

  __. ヒドラ伯爵の館

  __. HONEY DRIOOER

  __. THE PARTY

  ※わかった範囲での記載です。

  ※おおよそ 30分くらいのステージでした。

 

ANGEL

MEMBER

On Guitar:Punky Meadows

On Vocal:Frank DiMino

On Guitar:Danny Farrow

On Keyboards:Charlie Calv

On Drums:Billy Orrico

On Bass:Tommy Caradonna

SETLIST

  01. On The Rocks

  02. Can You Feel It

  03. Mirrors

  04. Wild And Hot

  05. Bad Time

  06. Cast The First Stone

  07. The Fortune

  08. We Were The Wild

  09. Got Love If You Want It

  10. Don't Leave Me Lonely

  11. It's Alright

  12. Pressure Point

  13. I Ain't Gonna Eat Out My Heart Anymore (The Rascals cover)

  14. Feelin' Right

  15. Rock And Rollers

-enc-

  16. The Tower

 

 Angel、三度目の正直となる来日公演を観に行ってきたよ。

 公演日程中にプロモーターが倒産してしまい、日程の途中で打ち切りとなってしまった初来日、COVID-19 のパンデミックによってキャンセルとなってしまった、2度目の来日機会。そして、本公演が3度目となります。

 ファンにとっては勿論、バンドにとっても非願成就といった雰囲気がありました。

 本公演のチケット販売については、プレイガイドをとおしていないこともあり、来場者の数は満員とは言えない入りではありましたが、熱心なファンが多数訪れ、47年振りの再会や憧れのバンドにようやく会えるという、ポジティブな雰囲気に包まれ、とても熱の入った公演になっていました。

 

ACTION

 元Novela の高橋ヨシロウを中心にしたバンドで、自身のデビュー40周年を記念した活動再開の一環での出演でした。

 バンド名の後に SAN SUI KAN MODE とつけており、NOVELA や ACTION だけでなく、そのキャリアを総括する思いが強く感じられているように感じました。

 実際のセットリストも、短い時間ながらキャリアを辿るような構成で、アニバーサリー・イヤーを飾るに相応しい内容だったと思います。

 また、本編成には、秋田鋭次郎 (ex NOVELA) が参加しているのも熱い!

 繰り広げられたステージは、年齢や、楽曲の古さを感じさせることがなく、常にアップデートをしていた現役ミュージシャン然とした佇まいがあって、改めて ACTION というバンドの素晴らしさを確認できました。

 

ANGEL

 メンバー白を基調とした衣装を身に纏っており、あの頃の ANGELが帰ってきたという感じが強く、ファンの大歓声に迎えられての登場でした。

 「ANGEL」を再結成したのち、「Risen」そして、本公演のサブ・タイトルにもなっている「Once Upon A Time」という 2枚のアルバムをリリースしましたが、どちらも時代を経たことで、更に洗練されたシンセ・ロック作品として仕上がっており、そのことからも、本公演にかける期待の高さ、想いの深さが相当なものだったのではないかと伺えます。

 しかし、そのようなプレッシャーなどまるで気負う様子などなく、良い緊張感に包まれた中、ステージがはじまったのです。

 47年経っているため、特にボーカルは加齢による劣化が懸念されるところではありますが、Frank DiMino の歌唱力は、当時と比べて遜色ないレベルを保たれていたのではないかと感じました。

 本公演は、Frank DiMino, Punky Meadows というオリジナル・メンバーを中心に、新加入メンバーが盛り立てるようなイメージがありましたが、ステージでは、それぞれのアピール・ポイントもしっかり協調されていて、バンドとして良くまとまっていることに関心してしまいました。

 セットリストは、最新アルバムまで含めた構成で、それが現編成だけでなく、ANGEL というバンドが結成から受け継がれ、今を活きるバンドであるといっているような気がしてなりません。

 途中、亡くなったメンバーとの想いでの曲 "I Ain't Gonna Eat Out My Heart Anymore" を挟み、そして、アンコールでは、これを聴かずに終われるか!と思っていた "The Tower" がプレイされ、会場は大歓声に包まれます。

 この "The Tower" という曲は、アメリカン・プログレッシブ・ロック史に残る名曲なので、ご存知ない方がいらしたら、是非、チェックしていただきたいと推せる楽曲です。

 印象に強く残るメロディも良いのですが、Frank DiMino が切々と、そして力強く歌い上げる様が、ほんとうにかっこいい。

 

 こうして熱狂に包まれた中、3度目の正気となる ANGEL 来日公演 Day 2 は大成功を収めたのです。

 正直、記念に...という感じで参戦したのですが、本当に良いものを観ることができて幸せでした。

 本公演を実現させてくれた関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 

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