でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】BEST OF BRUNO MARS LIVE AT TOKYO DOME ADDITIONAL SHOW 2024 (2024.01.13)

 Bruno Mars 流のおもてなし

 

www.hipjpn.co.jp/live/brunomars2024/

 

タイトル:

  Best Of Bruno Mars Live at Tokyo Dome Additional Show 2024

開催日程:

  1月13日(土) / 東京 / 東京ドーム

公演時間:

  開場 / 16:00 , 開演 / 18:00 , 終演 / 19:50

 

MEMBER

On Vocal:Bruno Mars

The Hooligans

  On Backing Vocal:Philip Lawrence

  On Bass:Jamareo Artis

  On Drums:Eric Hernandez

  On Trombone:Kameron Whalum

  On saxophone:Dwayne Dugger

  On Trumpet:James King

  On keyboards:John Fossit

  On Guitar:Mateus Asato

 

SETLIST

  01. 24K Magic

  02. Finesse

  03. Treasure

  04. Liquor Store Blues

  05. Billionaire

  06. Calling All My Lovelies

  07. Wake Up In The Sky

  08. That's What I Like

  09. Please Me

  10. Guitar & Saxophone Solo

  11. Versace On The Floor

  12. It Will Rain

  13. Kimi Wo Totemo Aishiteru

  14. Marry You
    ~ ヘビーローテーション (AKB48 cover)

  15. Drum Solo

  16. Runaway Baby

  17. Bruno Mars Karaoke

    Fuck You

    ~ Young, Wild & Free

    ~ Grenade

    ~ Talking To The Moon

    ~ Nothin' On You

    ~ Leave The Door Open

  18. When I Was Your Man

  19. Piano Solo

    ~ First Love (宇多田ヒカル cover)

  20. Locked Out Of Heaven

  21. Just The Way You Are
-enc-

  22. Uptown Funk

 

 Best of Bruno Mars と題された 2024年ツアーは、東京ドーム 7日間という大規模開催だったが、チケットのセールスは脅威の売行きで、あっという間に完売してしまった。

 正直、「うそやろ?」と思うくらいの勢いだったが、実際、会場を見て、自分のなかにあった疑問が氷塊するのを感じた。

 

 本公演は、2022年10月の東京ドーム公演と同じコンセプトのもと開催されたツアー。それは、ステージ演出やセットリストを見れば一目瞭然。

 ぼくは、2022年公演も観戦できたけど、1年越しの Bruno Mars は、相変わらず完璧なエンターテイナーで、また新たな感動を与えてくれた。

 しかし、東京ドームほどの大規模会場であっても、彼のサービス精神は、遠く離れた内野スタンドの天辺まで発揮され、荒天の元東京ドームまで集まった来場者を熱狂させた。

 

 流暢に日本語を操り、心の距離を一気に縮め、The Hooligans を率いたダンサブルなフォーメーションと、レーザーやスクリーンによる映像演出を交えたステージは、古きよきアメリカン・エンターテインメントを、Bruno Mars 流に再構築した最高のエンターテイメント・ショウだった。

 曲のアレンジも大胆で、原曲の雰囲気を失うことなく、観客と一体になれるようアレンジされており、彼の能力が、単なるミュージシャンの枠で収まらないことを示していた。

 誰もが彼の一挙手一投足に注視し目を離せない。でも、心の距離はすごく近いのが不思議だった。

 

 2022年から続く Bruno Mars Kraoke では、Bruno と来場者、

 

「ここでひとつボクと勝負だよ!ようこそ、Buruno Mars カラオケに!みんな上手に歌えるかなー?」

 

 という、茶目っ気たっぷりなコーナー。もちろん、キーボードをプレイするのは Bruno Mars。

 茶目っ気たっぷりではあるが、その採点は厳し目、歌声が小さければ、ポイントは付与されない。

 そのとき、Bruno は、歌声が小さいことに残念そうなアクションはするけど、決して雰囲気を損ねるようなそぶりは見せない。このあたりの匙加減が絶妙だ。

 

 2022年では、Sukiyaki Song など日本縁の楽曲をカバーした。

 本公演では、"Marry You" の途中に ”ヘビーローテーション” をプレイし、また、ピアノ・ソロでは、"First Love" をプレイし、それに合わせて来場者が合唱するというシーンもあった。

 

 どのシーンを切り取っても満足しかない公演だったが、"Just The Way You Are" からメンバー紹介への流れは、同曲をアレンジした曲を背景にメンバーがコールされ、とてもハッピーな感じで本編を終えた。

 このアレンジは、アメリカのエンタメ業界がもっともイキイキしていた 1980年代を彷彿させるようなポップ・ロック調で、ひとびとのしあわせな想いを集結させたような感動があり、誰もが笑顔で幸せそうだった。

 

 アンコールは、"Uptown Funk" 

 メンバー紹介で本編が終わったとき、これを盛り上がる展開はないだろうと思ったけど、それを軽々上回る爆発力があった。

 本当に底が知れないエンターテインメント・ショウだった。

 

 この日は、午前中晴天で、開演が迫るにつれ急変し、開場時間くらいには霙まじりの雷という、アップダウンの激しい天気だった。

 しかし、東京ドームを出るときには、あまり気圧の差は感じられなかったので、雨の上がった終演時間は、もしかしたら暖かかったまである。

 

 来場者は、2022年のときよりも家族連れや若年層 (10代) が多かったかも。

 家族連れや若年層が多いのはいいことだね。

 まず、コロナの脅威が本格的に過去のものとなった顕れだし、新規ファンが多いことを意味する。

 Bruno Mars のライブは、時代を象徴する一大エンターテインメントだから、誰もが一度目にしたいと思うし、その時間を大切なひとと共有したいというのもわかる。

 

 今後も Bruno Mars の人気はとどまることを知らないだろう。

 そう感じさせる公演でした。