でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】BATUSHKA TOKYO SHOW 2024 AT CLUBASIA (2024.12.09)

 Batushka、この後はバンド名もコンセプトも変わるらしい。

 

evp.jp/project/ticket.php?id=105

 

タイトル:

  BATUSHKA Tokyo Show 2024 at clubasia

MEMBER:

  On Vocal:Бартоломей Крысюк

  On Bass:Paluch

  On Guitar:P. 

  On Choir:Błażej Kasprzak

  On Choir:Jaca

  On Drums:Krzysztof Klingbein

  On Guitar:Монах Тарлахан 

  ※来日メンバーかは不明

開催日程:

  12月9日(月) / 東京 / クラブ・エイジア

公演時間:

  開場 / 18:30 , 開演 / 19:00 , 終演 / 20:30

 

SETLIST 

Batushka Set

  01. Yekteniya I: Ochishcheniye

  02. Yekteniya III: Premudrost'

  03. Yekteniya IV: Milost'

  04. Wieczernia

  05. Powieczerje

  06. Polunosznica

  07. Utrenia

  08. IRMOS II

  09. IRMOS III

  10. Pismo IV

  SE. Pismo V

PATRIARKH Set

  11. Wierszalin III

  12. Wierszalin IV

  13. Wierszalin VIII

 

 Batushka (ex-Batushka PATRIARKH) の最終来日公演を脳裏に焼き付けようと、多くのファンが clubasia に参集していましたよ。

 

 会場には、すでにお香の煙、匂いが充満していて、雰囲気は満点!

 ステージのメイン・スクリーンには宗教画が、サイドには儀式をモチーフにしたものが写しだされており、会場のサイズ感もあって、まるで教会にいるかのよう。

 焚かれたお香、妖しくゆらめく燭台の炎、ギッチギチに人の入った薄暗い会場、そして、教会を想起させる会場というシチュエーションは、禁じられた宗教の儀式に集う感じがして、ちょっとした隠れキリシタン感を味わいました。

 2023年の初来日時は、燭台に灯を燈すところから始まったのと比べ、少々、物足りなさを感じなくもありませんでしたが、これはこれで「儀式の準備は整っている。あとは...」という感じがして良いものでありますな。

 

 パフォーマンスは、ひたすらストイック。世界観重視で厳かですが、その内容はというと、楽曲の合間に聖典 (アルバム・ジャケットが意匠されている) を掲げるなど、どのアルバムの曲をやるかわかりやすかったり、来場者への配慮も忘れない工夫も施されているので、ライブ、そして楽曲の世界観に没入しやすい仕掛け満載で、素晴らしかった。

 演奏も、荒らしさの後に響く繊細なアルペジオが、静と動にめりはりをつけ、音源以上の世界観を繰り広げるのに重要な役目を果たしていたような気がします。

 

 本公演は、Бартоломей が敗訴したため、Batushka を名乗れなくなり、Бартоломей - Batushka の最終公演という位置づけで開催されました。

 本バンドは、2025年以降「PATRIARKH」というバンド名に変わります。

 つまり、Бартоломей にとってはけじめの、そして新生という位置づけの公演だったかと思います。

 本編 10曲を Batushka、その後に 3曲の PATRIARKH というセットリストから、そのように感じました。

 

 重厚で厳か。まるで凍てつく吹雪のような Batushka

 女性コーラスが強くなり、宗教色が強くなった PATRIARKH

 

 それぞれ良いものだと感じました。

 

  とりとめの無い分になってしまいましたが、今度は、本家の Batushka も観たいし、PATRIARKH の本公演も見たいので、どちらも来日してほしい。そう感じるのは、このライブが良かったという、疑いようのない事実があったればこそだと思います。