でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】LIMP BIZKIT LIVE IN TOKYO 2023 (2023.11.21)

 Limp Bizkit の来日公演は、両日別のサポート・アクト付き豪華公演!

 

twitter.com/CMP_official/status/1726073447061819531

 

タイトル:

  Limpbizkit Live in Tokyo 2023

出演:

  Limpbizkit

  おとぼけビ~バ~

開催日程:

  11月21日(火) / 東京 / 豊洲ピット

公演時間:

  開場 18:00 / 開演 19:00 / 終演 21:20 

 

 SETLIST

おとぼけビ~バ~

MEMBER

On Vocals, Guitars:あっこりん

On Guitar:よよよしえ

On Bass:ひろちゃん

On Drums:かほキッス

 

  __. ヤキトリ

  __. あきまへんか

  __. ハートに火を付けたならばちゃんと消して帰って

  __. シルブプレ

  __. Love Is Short

  __. いまさらわたしに話ってなんえ

  __. ジジイ is waiting for my reaction

  __. アイドンビリーブマイ母性

  __. もうその話なんべんもきいた

  __. 携帯みてしまいました

  __. サラダ取り分けませんことよ

  __. リーブミーアローンやっぱさっきのなしで

  __. 孤独死こわい

  __. あなたわたし抱いたあとよめのめし

  15. いけず

  ※全15曲なのは間違いない。曲順、楽曲はこんな感じ?

 

Limpbizkit

MEMBER:

On Vocal:Fred Durst

On Drums:John Otto

On Guitar:Wes Borland

On Turntables:DJ Lethal

On Bass:Sam Rivers

 

  Intro. Pure Imagination (Gene Wilder song)

  01. Barnacle

  02. 9 Teen 90 Nine

  03. Show Me What You Got

  SE. Snacky Poo

  04. I'm Broke

  05. Killing in the Name (Rage Against The Machine cover)

  SE. Cotton Eye Joe (Rednex song)

  06. Dirty Rotten Bizkit

  07. Rollin' (Air Raid Vehicle)

  SE. DJ Lethal Play

    Theme From Rawhide (Blues Brothers song)

    ~ Jump Around (House of Pain song)

    ~ HIP HOP Hooray (Naughty By Nature song)

    ~ Walk (Pantera cover (Partial))

  08. Hot Dog

  SE. Turn It Up, Bitch

  09. My Generation

  10. Riff Medley

    Master of Puppets (Metallica cover)

    ~ Seek & Destroy (Metallica cover)

    ~ South of Heaven (Slayer cover)

    ~ Holy Wars (Megadeth cover)

  11. Gold Cobra

  12. My Way

  SE. My Medlay (Eric B. & Rakim song) 

  13. Nookie

  14. Full Nelson

  15. Break Stuff

  16. Behind Blue Eyes (The Who cover)

  17. Take a Look Around

  Outro. Don't You (Forget About Me) (Simple Minds song)

 

 Limpbizkit 5年ぶりの来日公演は、有明豊洲と、割と近い場所で開催されるものの、方やアリーナ+指定席、方やオール・スタンディング。そして、オープニング・アクトも日替わりという、ロケーションが異なる 2公演。

 今年は来日公演が多いこともあり、本公演、チケットのセールスが思わしくないという噂がありました。

 平日開催ということもあり、ぼくは、豊洲公演の方を、前売券ではなく、当日券で参戦。番号は、700番弱。

 豊洲PIT は、スタンディングで 3,000人に入る会場なので、前売券は、おそらく、600枚くらいしか売れていなかったと予想できます。

 しかし、当日の会場には、少なくとも 1,000人は入っていました。

 つまり、当日券がとんでもなく売れたってこと。

 ぼくが並んだ時点で、50人くらいいたし、その後も当日券を求める姿は絶えなかったので、あながち荒唐無稽な話ではないと思う。

 おそらく、初日の盛り上がりの映像や口コミが、YouTubeSNS を通じて拡散したおかげだろう。SNS では、普通のコピー用紙で作成されたかのような、雑な当日券を確認することができます。

 

おとぼけビ~バ~

 謎のチャイナ服の4人組が現れ、

 「わたしたちには時間がないんだー!」

 という、開口一番、謎の絶叫から始まった。

 ノンジャンルな自由な音楽で、主にカオティック、ハードコア。ときにメロウな歌謡曲で、会場を大いに沸かせた。

 最初は、そのカオスなノリについていけず、呆気にとられていた来場者も、ピタッとハマるブレイクなど慣れていくと、バンドの織りなす強烈なパワーに巻き込まれ、一気にヒートアップしていった。

 冒頭の「時間がない」は、30分 15曲 というバンドのノルマがあり、それを達成いなければならないという、謎の使命感があったから。

 最後、たたきつけるように "いけず" を絶唱し、30分を嵐のように駆け抜けていった。

 最高にかっこいい...

 

Limpbizkit

 Limpbizkit のミーハーにわかファンであるぼくは、初日のセットリストを予習しての参戦。

 Intro が終わり、新譜から "Out of Style" が... と思いきや、まさかのデビュー作から "Barnacle" がはじまり、困惑と同時歓喜!ここでデビュー作もってくるとか、初日のセットと対比になっていていいね。

 そして、強めのディレイで緊張感のあるシリアスなギターが鳴ると、「あーこれこれ、Limp のサウンドだよなー」という気が一気に増す。まさかのデビュー作から "9 Teen 90 Nine" がはじまり、うれしい誤算に狂喜乱舞のフロア。

 2日目のセットリストは、デビュー作からはじまり、バンド出世作ともいえる "Take a Look Around" で締められているので、バンドのデビューまでの歴史を追体験している感もあった。

 

 公演自体は、バンドの代表曲や、ライブでの (定番といっていいほど) お馴染みのカバー曲でセットが組まれ、非常に満足度が高い公演で、2~3曲の合間に、DJ Lethal によるプレイも加わり、常に来場者を楽しませようという気持ちが感じられた。

 

 そういえば、Fred のMCで

 

Fred「明日も仕事のヤツいる?」

 ほとんどの来場者が手を上げる

Fred「あーそうだよな。平日でワリィな。でも、みんなブチ上がっていこうぜ!」

 客「うおおお!!!」

 

 みたいなことがあって、いつもクソガキ感あふれてる印象の Fred だけど、ステージ上の振る舞いもファンサービス旺盛で、気持ちの距離がファンと近いし、セリフじゃなくて本心からきてる言葉ってわかるから、改めて、そりゃあ、ファンも惹きつけられるよなって思った。

 

 DJ Lethal のプレイでは、まさかの "Walk" が流れ、音源に合わせ「Respect!Walk!」と、大きなシンガロングがあがった。

 Pantera 再結成ツアーという、旬のネタをブチこんでくるあたり流石やね。

 

 お馴染みのリフ・メドレーも健在で、いつものように、Metallica, Slayer, Megadeth をプレイ。

 こちらは、リフだけなんで、シンガロングは起こらなかったけど、Limp のライブでも定番のコーナーかつ選曲だし、洋楽としてもお馴染みの楽曲ということもあり、とても大きな歓声があがっていた。

 今回の Wes くんのいで立ちは、ちょっとジブリっぽくて、しゃれこうべのヘッドに植物的なデザインの刺繍が入った、白のタキシードをお召しになっていました。 

 

 Loud Park 11 では「HR/HM の音楽フェスに Limpbizkit のヘッドライナーは違うだろ」という意見が多く、実に来場者の 1/3 が Limpbizkit を見ずに帰るという、もったいない事件があった。

 しかし、その時も、Limpbizkit は最高のステージ・パフォーマンスで、会場を大いに盛り上げ、楽しませてくれた。

 この時からぼくは、Limpbizkit は、非常にプロ意識が強く、とてもファンに寛容で、篤い、素晴らしいバンドだと思うようになった。

 そして今回も、客の入りに寄らず素晴らしいパフォーマンスで来場者を楽しませてくれた。

 だから、みんな Limpbizkit が好きなんだろうね。