でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】NIGHT RANGER FAREWELL JAPAN " THE GOODBYE " TOUR (2025.10.16)

 お別れのことばは「またね!」だった。

 ...ということは?

 ワンチャンあんで!!!

 

udo.jp/concert/NightRanger25/

 

タイトル:

  NIGHT RANGER Farewell Japan "The Goodbye" Tour

MEMBER:

  On Drum:Kelly Keagy

  On Guitar:Brad Gillis

  On Bass:Jack Blades

  On Keyboard:Eric Levy

  On Guitar:Keri Kelli 

  GUEST MUSICIAN

    On Japanese Drum:黒流 (Kurona) (from 和楽器バンド)

開催日程:

  10月16日(木) / 東京 / 日本武道館

公演時間:

  開場 / 18:00 , 開演 / 19:10 , 終演 / 21:40

 

会場BGM

  ...

  BGM. Def Leppard "Hysteria"

  BGM. Thin Lizzy "Boys Are Back In Town"

  BGM. Bon Jovi "Livin' On A Prayer"

  BGM. AC/DC "Highway To hell"

  BGM. Beastie Boys "(You Gotta) Fight For Your Right (To Party)" 

SETLIST

  SE. ACAPELLA MEDLEY

    Sing Me Away

    ~ Sentimental Street

    ~ (You Can Still) Rock in America

  Intro. 怪獣大戦争マーチ

  01. This Boy Needs To Rock

    ~ Higway Star

    ~This Boy Needs To Rock

  02. Seven Wishes

  03. Faces

  04. MEMORIAL SHORT MOVIE

    I Need A Woman

    I Will Follow You

    Night Machine

  05. Four In The Morning

  06. Sentimental Street

  07. Interstate Love Affair

  08. Sing Me Away

  09. Touch Of Madness

  10. Rumours In The Air

  11. Call My Name

  12. Eddie's Comin' Out Tonight

  13. Crazy Train (Ozzy Osbourne cover)

  14. Night Ranger

  15. High Enough (Damn Yankees cover)

  16. Reason To Be

  17. High Road

  18. Can't Find Me A Thrill

  19. When You Close Your Eyes

  20. Don't Tell Me You Love Me

-enc-

  21. Sister Christian

  22. Goodbye

  23. (You Can Still) Rock in America

  Outro. KISS ”Rock And Roll All Nite”

 

 アメリカン・ロック・バンドの王道を行く NIGHT RANGER の「Farewll」が冠された最終公演。

 しかし、「俺たちの別れに涙は似合わない」とばかりに、めっちゃテンションの高い、極上のロック・ショウが展開されました!

 

 会場にはロックの名曲が流れ、開演が近くなると、曲のシンガロングが自然発生し、めっちゃ開演を煽ってました。

 中には、本公演のダイジェストのようなアカペラ・テープも流れており、運営も「そら、開演だぞ!」とばかりに来場者を煽っている感じだったから、開演前からめっちゃ士気が高かった。

 日本公演独自に、開演直前にゴジラでお馴染みの"怪獣大戦争マーチ"も飛び出し、本公演の特別感もひとしおでした。

 

 開幕は、リリース 40th Anniversary を迎えた「Seven Wishes」から ”This Boy Needs To Rock” でしたが、この間奏が、Deep Purple ”Highway Star” に繋がるというアレンジで、開幕早々のサプライズに、でかい歓声が轟きました。

 続くのは同じく、”Seven Wishes”で、3曲目もアルバムから”Faces”で、MCがはさまるわけですよ。

 

Jack 「7 Wishes の 40周年記念だから、特別なセットリストをプレゼントするよ」

 

 振り返ると、全曲演奏ではなかったけれど、ショート・ムービーを入れて、アルバム全曲が、会場で聴けました。

 通常なら、定番曲を切って、アルバム再現を優先するところでしょうけど、本公演は「Farewell」なので、最終公演で来場者が聴きたい曲を削るわけにはいかないというジレンマに苦しみ、いろいろな試行錯誤があったことを物語るような演出ですね。

 

 ステージには、張り出しがあった。NIGHT RANGER って、ファンとの心の距離が近いバンドだと思うんだけど、そのおかげで、より身近に感じることができて良かったし、くるくる変わるフォーメーションも見ごたえがあった。

 

 また、NIGHT RANGER 以外の部分では、Brad Gills が Ozzy Osbourne に所属していた経緯から、Ozzy への黙祷、そして、Randy トリビュートで、”Crazy Train”をプレイしたり、Jackの「Damm Yankees 好き?」という MC から、”High Enough" 、そして、Freddie Mercry のコール&レスポンス「エーオ」なども飛び出し、ファンサ満点、遊び心満点の超絶胸が熱くなるサプライズが立て続けにあって最高。

 ドラム・セットをメンバーで叩いていたところに、和楽器バンドから黒流が乱入してきたのもおもしろかった。

 こういう部分も、いつもよりさらに+1 のクォリティがでていて、ゆえに本公演が特別で、これが最後なんだというのも感じさせられ、すこし寂しさも覚えた。

 

 最後、Jack 「”Goodbye” ...So Long.」という MC に、武道館が震えるほどの「No」という絶叫が沸き上がり、それに Jack 「Come Again. (生きていればまた会えるさ的なニュアンス)」 と返してくれたので、ワンチャン、また来てくれると思います。

 そういう意味では、大阪で”(You Can Still) Rock in America”→”Goodbye” という流れが、武道館では逆になっていたのも、再会を感じさせるセットリスト変更だったし、再会があってもおかしくない「Farewell Tour」でした!

 

 本公演は、「Farewell」、「7 Wishes 40th Anniversary」、「日本公演 77 回 ? 記念」など、様々なアニバーサリーが重なっていました。その最終公演が、日本武道館で締めくくられるというのは、本当に特別感があった。

 本公演は、大いに盛り上がり、ときに涙する、NIGHT RANGER の集大成となる公演でした。

 

 ありがとう NIGHT RANGER!

 またあえる日があると信じているよ!