ランキング至上主義じゃないけど、46位くらいの日本が、12位くらいのギリシャに「『なら』勝てる」という論調は、何を根拠に言ってたんだろう?
グループ C 第2節 日本 (JPN) vs ギリシャ (GRC) が行われ、試合はドローとなった。
【試合結果】
JPN 0 - 0 GRC
【ゴール】
なし
カウンター狙いの GRC に対し、ボールを支配し、攻勢を仕掛ける日本という図式。
前半は、大迫がボールを引き出す動きをし、数的有利を作ろうとする動きや、大久保が GRC DF 陣をかく乱するような動きもあり、 FW 以外も、積極的にミドルシュートを撃ち、 GRC ゴールをこじ開けようとした。
しかし、守備においては、長谷部が上がったると、そのスペースをフォローできず、空いたスペースを付け込まれ、カウンターを浴びるシーンも散見された。
前半の終盤には、GRC カツラニクス が、本試合2度目のイエローカードをもらい退場。11人対10人となった。
後半、日本は数的優位に立ったせいもあり、前半以上にボールを支配する。
後半投入された遠藤を中心に攻撃を組み立て、何度か好機を作ったが、GRC の堅守に阻まれる。
終盤、日本は、長身 DF の吉田を前線に上げ、まさかのパワープレイ (FWを増やし、ロングボールを放り込む戦術) を支持。結果、JPN より背の高い GRC 選手陣に阻まれ、玉砕した。
11人対10人という、圧倒的優位に立ちながら、点をとれなかったのは痛恨だった。
シュートの数こそ多かったが、 JPN がシュートを撃つまでに、 GRC DF陣はキッチリ戻っており、最低限、シュート・コースは消されていた。
JPN は、ボールを持ってから、フィニッシュへ至る道を判断する能力が低いから、敵チームに先に戻られてしまうのではないだろうか?
個人的には、日本代表のパスが、他国と違いのは、
他国・・・パスは、フィニッシュへの手段
日本・・・前に出せないから、仕切り直しのために出す
日本代表は、他国と違い背が低いので、パワープレイは向かない。
これは、ザックも監督に就任してから、痛いほどわかっているのではないか?それなのに、 CIV 戦に続き、 GRC 戦でも同じミスを繰り返してしまった。これはつまり、4年間の積み重ねを無視することだと考える。
でも、まぁ、「切羽詰まったらロングボールを放る」ってのは、日本代表の(悪い)伝統みたいなもんだよなぁ・・・とも思う。
ってことは、日本代表って、タレントは揃っても、チームとしては全く成長してないのかも。