W杯 グループ F 第3節 ボスニア ヘルツェゴビナ (BIH) vs イラン (IRN) が行われ、試合は 3-1 で、ボスニア ヘルツェゴビナがイランを下し、有終の美を飾った。
【試合結果】
BIH 3 - 1 IRN
【ゴール】
23分 BIH エディン・ジェコ
59分 BIH ミラレム・ピアニッチ
82分 IRN レザ・グーチャンネジャード
83分 BIH アヴディア・ヴルシャイェヴィッチ
2敗の BIH は、グループ・リーグの敗退が確定しているが、せめて一勝を挙げ、初出場となった本大会を締めくくりたいところ。
一方の IRN は、1敗1分で、この試合の結果次第で、決勝の目もあるため、是が非でも勝ちたい。
組織化された堅守の IRN を攻める BIH という図式。
やはり、IRN の堅守の前に、ボールを持っている時間こそ長居ものの、機会を演出すらできない BIH だった。
ファウルこそ少ないものの、両チーム、勝利への意気込みが強く、球際も直前まで全力のため、勢い余って接触するシーンが多数みられた。
時には、チーム・メイト同志の接触もあり、迫力のあるスリリングな展開。
IRN はよく守ったが、BIH ピアニッチからボールを受けたジェコが、IRN DFへ斬りこみシュート。先制点を挙げる。
悲願の決勝進出を達成したい IRN は、先制を許したことで、攻撃の手を強めてきたが、エース ジェコが得点wしわたことで強い想いの中にも余裕が生まれたのか、BIH は冷静に和対応し、IRN に隙を見せない。
その後、BIH は調子を上げ、パース・ワークも軽やかに、快調の両ウィングが、 IRN を脅かす。
後半、14分には、先制点をアシストしたパニッチが追加点を挙げ、更に優位へ。
終盤に、IRN も意地を見せ、ネクナムのクロスに、グーチャンネジャードが合わせ、1点を返す。しかし、その直後、 BIH が追加点を挙げ引き離す。
IRN は良く戦ったが、試合が終わってみれば、3-1 というスコアで、悲願達成とはならなかった。
この試合は、 BIH の素晴らしさが際立った試合だと感じた。
ナイジェリア戦で、オフサイドの誤審があり、試合を落とした。アルゼンチン戦では、優勝候補を相手に互角に戦ったが、メッシひとりにやられてしまった。
チームの好パフォーマンスに、良い結果が出ない苛立ちもあったろうに、最後まで腐らず、自らを信じ、「俺たちが歴史を刻むのだ」という強烈な想い胸に秘めて戦ったからこそ、この結果が導きだせたんじゃないだろうか。
オイラは、この大会、ほとんど情報を集めずに見ているけれど、どのチームも、親善試合や他の大会とは、迫力が違うように感じる。
この試合は、それをとても強く感じた試合だった。