でゅら~の暇つぶし

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【雑談】祝!東京五輪決定

 9月7日、アルゼンチンで開催されたIOC総会にて、2020年に東京オピンピックが開催されることが決まったみたい!


 今回のライバルは、イスタンブールマドリードで、終わってみれば、かなり差を点けて東京が選ばれたわけだけど、今回の開催候補地については、それぞれ問題があったよね。

   東京・・・・・・・・・・・原発問題(汚染水流出)
   イスタンブール・・・反政府デモ(暴動)の長期化、ドーピング問題
   マドリード・・・・・・・経済不安(失業率25%)

 イスタンブールの反政府デモは、イスタンブールの再開発が元だけに、五輪誘致したところで、本当に開催できるのか疑問が残るし、それに、30人ものドーピング問題が発覚してしまい、マイナス要因が大きかった。
 政府は、五輪招致を背景に再開発を推し進めたかったのだろうけど、国民が望まない

 マドリードは、25%と言う、高い失業率が示すとおり、経済・財政面での不安が強かった。
 しかし、五輪招致を実現すれば、これは回復するだろうし、「開催」に向けての不安要素としては弱いと感じた。
 それに、開催への支持率が90%を超えており、国民が開催へ向けて意識を高めている。これは、大きなアピールだろう。
 ただ、これは、「五輪依存」とも取れる姿勢だから、聞く相手によっては、大きなマイナスだ。 

 さて、東京が選出された理由だけど、やはり、経済面で好調だということ、世界的にみても治安が良い都市だということが挙げられるよね。
 後は、東京五輪を通じて、世界平和の象徴とすることが出来る。
 なぜなら、東日本大震災及び、福島第一原発事故で大変だったとき、世界中が協力してくれたから。
 勿論、災害の規模からすると、他国も他人事ではないという理由はあったろう。しかし、かつて、これほどまでに世界各国が協力し合い、1つのことに向かったのは、そう無いのではないだろうか?
 だから、五輪の「スポーツを通じた平和の祭典」と言う謳い文句に合っているし、コンセプトとして非常に効果的だったんだろう。

 東京五輪が2020年に開催されることが決定した。しかしこれは、汚染水流出問題を始め、復旧・復興活動について、期限が設けられてしまったことでもある。
 日本政府は、これらの問題について、責任をもって取り組んでいくと発表している。
 でも、これについては、国際協力の名の元にやっていけばいい事案で、日本1ヵ国で背負い込む必要はない。現に、ロシアなどは、汚染水問題に協力的な姿勢をとっている。

 今度の五輪は、日本にとって

   「世界各国が協力してくれたので、こんなに復興することができました」

 と、謝意と成果を示す場であり、各国にとっては、

   「日本が無事復興できてよかった。五輪開催おめでとう!」

 と、祝福する場となる。

 これからの事を考えると、諸手を挙げてばかりはいられないけれど、まずは、東京五輪開催へ向け、一歩踏み出したことを、みんなで喜ぼう。