ギリシャが猛暑でヤバイらしい。
ギリシャが記録的な猛暑に見舞われているようだ。
アテネ近郊の工業地帯や、ケファロニア島など、ギリシャ国内の 100地点で山火事が確認され、24時間体制で消火活動が行われているとのこと。
また、トルコ南西部も熱波に襲われ、大規模な山火事が発生しており、住民や観光客などが避難している。
Fires threaten historic sites in Greece
Wildfires devastate Turkey and Greece in 'worst fire crisis in a decade' - BBC News
...2000年代に入ってから、北半球は熱波に襲われることが増えましたね。
日本では、観測史上の最高気温が毎年のように塗り替えられ、欧州でも、これ以前に何度か熱波に見舞われました。
また、今年7月には、米国、カナダでも熱波の報道があったばかり。
日本には湿気があるとは言え、正直、北半球で日本以外の都市で五輪開催したら、もっとやばかったんじゃないかと思う。
高緯度地方ではどうよ?という考えもあるかもしれないけど、実際、カナダ西部で 49度を記録したし、2018年には、スウェーデンが熱波に襲われ、国土の至る個所で山火事が発生する事態に陥っていた。アジアでも、中国は、北部が熱波、南部が大雨といった具合。
恐ろしいのは、観測時「100年に一度の~」みたいな感じで報じられ、「あーこういうことはそうそう起こらないもんな」と油断したところで、その実、数年単位で記録が更新されていること。
まだ記憶にあたらしい出来事で、2020年9月、米国コロラド州では、24時間のうちに約40度の気温変化に見舞われるなど、異常気象が観測されている。
このような異常気象の中にあって、国際的なイベントを開催するとなると、開催地はおのずと限られてくるだろう。
五輪のように、国家間の思惑や、巨大な利権が絡むイベントだと、そうシンプルには決定できないとは思うけど、今後、こうした国際イベントは、選手の安全が確保された地域で、持ち回り開催していくのが良いんじゃないかと思う。