陰陽座新譜ツアーは、ピッチピチだったぞ。
タイトル:
陰陽座ツアー2023 「鬼神に横道なきものを」
MEMBER:
On Bass, Vocals:瞬火
On Vocal:黒猫
On Guitar:招鬼
On Guitar:狩姦
Support:
On Drums:土橋誠
On Keyboards:阿部雅宏
開催日程:
8月27日(日) / 東京 / ゼップ羽田
公演時間:
開場 17:00 / 開演 18:00 / 終演 20:20
SETLIST
BGM. King Of Metal (Manowar song)
BGM. Elysian Fields (Megadeth song)
BGM. Primal Scream (Motleu Crue song)
BGM. War Ensemble (Slayer song)
BGM. Roll The Bones (RUSH song)
BGM. Children Of The Sea (Black Sabbath song)
01. 霓
02. 龍葬
03. 鳳凰の柩
04. 大いなる闊歩
05. 茨木童子
06. 猪笹王
07. 滑瓢
08. 赤舌
09. 月華忍法帖
10. 白峯
11. 迦楼羅
12. 覚悟
13. 両面宿儺
14. 静心なく花の散るらむ
15. 心悸
※アルバム完全再現ではないかも
-enc-
16. 焔之鳥
17. 鳳翼天翔
18. 羅刹
19. 甲賀忍法帖
21. 無礼講
-enc2-
22. 悪路王
Outro. Don’t Sop Me Now (Queen song)
あたかも龍が呼んだかのように、関東は雨模様であった。
しかし、公演時間が近づくと雨も止み、羽田の空には、陰陽座の復活を言祝ぐかのように、七色の虹が空に顕れたのでした。
黒猫の体調不良により、新譜ツアーの一部日程を中止 (延期日程の調整中) した陰陽座。
折しも、黒猫が闘病から復帰したばかりでの出来事だったので、心配したファンも多かったことだろう。
しかし、陰陽座がライブをやるということは、来場者が必ず満足するパフォーマンスを披露できるということ。それが、捲土重来、そして、本公演を通じて強く感じることができた。
登場したバンドには、弱弱しさなど一切感じられず、そこにあるのは、ただひたすらに演奏するバンドの姿だった。ピッチピチだった。
そう、ピッチピチ。
本公演を表す重要なキーワードである。
出典は狩姦選手。
独特のゆる~い感じの MC から発生られたのは、「ピッチピチか~?」
満面の笑みの狩姦選手に対し、がっくり肩を落とす瞬火の対比がとても面白く、とても陰陽座だった。
会場では、割と好評で、-enc2- では、「ピッチピッチ」コールが起こり、そして最後、黒猫がハケる際、「私もやりたい!」と、「ピッチピチ」コールを煽ったのも良かった。
本日の黒猫は、凛とした感じではなく、ひたすら可愛らしかったよ。
公演本編は、新譜「龍鳳童子」の全曲プレイ (SETLIST は収録順に書いたけど、再現じゃないかも) で〆て、アンコールはお楽しみコーナー。
復帰をアピールするかのような「焔之鳥~鳳翼天翔」。そして続く代表曲。
-enc- は セカンドまであり、最後はお馴染み悪路王で。
15枚のアルバムをリリースしたバンドだから、みんなが聴きたい曲を全部やることはできない。
でも、それゆえに厳選のセットリスト。最高だった。
「龍鳳童子」には、琴や鍵盤による美しい導入部があり、その再現のために、サポート Keyboard 阿部雅宏が参加していました。
通常の公演では音源を使用しているので、こうした新譜リリースの時でないと、生演奏は堪能できません。
そういう意味では、陰陽座の新譜リリース公演とは、作品にこだわり抜いた特別編成による特別な公演なので、新譜公演の際には、アルバムを聴きこんできたほうが、より楽しめるであろうことは間違いなし。