我慢に我慢を重ねてきたライブエンタメ業界が、声明文を発表したよ。
タイトル:
緊急事態宣言の延長に際しての声明文
引用元URL:
一般社団法人日本音楽出版社協会
COVID-19 まん延問題については、当初、ライブ・ハウスが発生原因と報道されたこともあり、エンタメ業界は、かなり肩身が狭い思いをしてきたと思う。
そんな中、次なるクラスターを生まないよう、公演ごとにノウハウを蓄積し、共有することで、クラスターの再発を防止しつつ、有人環境での公演を実現してきた。
これは、業界が一致団結した、素晴らしい成果だ。
そんなエンタメ業界に対し、他業界と同一に、無観客での開催を要求する政府の姿勢は、傲慢そのものに映るだろうし、不満を抱くのもわかる。だからこそ、抗議の声をあげたのだろう。政府の姿勢は、業界の努力を無視したことに他ならないからだ。
それに、声明文に「事前予告なく」とあるのも問題だろう。
この COVID-19の感染拡大については、少なくとも4月上旬には傾向が確認できていた。にも関わらず、ゴールデンウィーク直前になって突然発表されたのでは、対処のしようがない。
これは、根回しに必要な時間があったにも関わらず、政府はそれを怠ったということなのではないか。それでは、業界の協力を得られようはずもない。
最初の緊急事態宣言から1年。
どの業界も、クラスターを発生せず、営業を続ける方法を試行錯誤した成果が表れてきていると思います。
ここで必要なのは、一律に締め付けることではなく、それぞれの成果を鑑みた上で公平に判断し、それぞれ協力を要請することでしょう。
政府が、それをできなかったことに、失望を覚えた人も少なくないのではないでしょうか。