モデルの emma が、コロナ陽性で自宅療養と発表。
...問題なのは、Fuji Rock Festival (以下、FRF) に行ってたってこと。
芸能事務所スターダスト所属のモデル emma が、コロナ陽性で自宅療養している (た?) だって。
所属事務所のサイトでは、「8月23日、PCR検査の結果、陽性だった」 と発表されています。
また、Yahoo!ニュース掲載の NEWS ポストセブンの記事によれば、「emma は、交際相手の常田大希 (King Gnu) のステージを観に、FRF へ行っていた」とのこと。
King Gnu のステージは 8月21日。
コロナの潜伏期間は 1~14日 (平均4.82日) なので、FRF で感染した可能性がゼロでないことが問題だ。
FRF は、8月24日の投稿で、「会期中の会場においては、ひとりの陽性者も確認されていない」と報告している。そして、その後、コロナに関する報告は、無い。
FRF 終了後、SNS には、FRF 来場者らしき人物のコロナ発症っぽい投稿が散見された。8月24日当初は、FRF が事実確認対応中なんだろうと思っていたが、2週間も経ってその後のアップデートがないのは、いささか不自然で、不誠実な対応だと感じる。
前述のとおりコロナの潜伏期間は、1~14日で、事実確認に必要な時間はあったから、なんらかの報告はできただろう。
この件についても、所属事務所が FRF への連絡をしたかはわからないが、「来場者のうち、会期後に感染の発覚した人」なので、事務所も FRF も報告の義務があるのではないかと思う。
いずれにせよ、これは、ライブ・エンタメ業界に対してダメージを与えている。
海外では、すでにいくつもの大規模音楽フェスが開催されている。
しかし、開催した結果、コロナ感染者がどうだったか?という報告は、ちゃんとされている。
なぜ、FRF はそうしないのか不思議だ。
ライブ・エンタメ業界のコロナ事情といえば、最近、NAMIMONOGATARI でガイドラインが守られないイベント運営が取りざたにされた。
これで、FRF が感染者数を隠していたような結果になれば、また、しばらく有人環境でのライブはできなくなるだろう。
折しも、Supersonic の開催延期要望が出されたタイミングだし、ライブ・エンタメ業界は、国民の信を得られるかの岐路に立っているといっていい。
予定していたイベントが開催できず、赤字が膨らむのは、会社経営上は悪だが、生命と天秤にかけるほどではないと考えているのが、社会通念だ。
「五輪を開催したのに、筋が通らないだろ!」という方もいるだろうが、五輪開催の筋が通ってなかっただけの話しで、本来であれば、大規模イベントを開催できる段階になかったことは明らか。
これで Supersonic が強硬開催なんていう流れになれば、もうダメかもしれない。