でゅら~の暇つぶし

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【NEWS】イラン、イスラエル12日間戦争、停戦に合意。されど続く緊張 (2025.07.01公開)

 なんか終わった。

 でも、良かった。

 ...ほんとに終わったのか?

 

mainichi.jp

www.asahi.com

 

 2025年6月24日、米トランプ大統領が、SNS にて、イランとイスラエルが停戦に合意したことを発表しました。

 

truthsocial.com

 

 しかし、よくよく考えてみれば、2025年1月、イスラエルハマスの間でガザ地区停戦合意が成立してからの、イラン、イスラエル戦争なので、この停戦合意もいつまで続くのかと、現地では、いまだに緊張状態から解放されたわけでなく、戦々恐々といった感じみたい。

 

 停戦までの経緯と、停戦合意の内容をまとめてみた。

 

停戦合意までの経緯

2025年6月13日:イスラエルがイランの核関連施設や革命防衛隊の拠点を攻撃

  ・両国、報復攻撃へ

2025年6月22日:米空軍、イランの各施設を攻撃

2025年6月23日:イラン、カタールの米軍基地へ攻撃

2025年6月24日:米トランプ大統領、イラン、イスラエルの停戦合意を発表

 ・イスラエル ネタニヤフ首相、停戦合意を発表

  勝利宣言:核兵器弾道ミサイルの脅威を排除できた!

 ・イラン ペゼシュキアン大統領、停戦合意を発表

  勝利宣言:国民の勇敢な抵抗により、軍事進攻を跳ねのけた!

 

停戦合意の内容

  ・両国の軍事活動の停止

  ・発表から 12時間以内に完全停戦 

   イランが攻撃を停止したのち、12時間後に、イスラエルも攻撃停止

   https://www.yomiuri.co.jp/world/20250624-OYT1T50238/

 

 

 〇〇時をもって攻撃をいないって内容じゃないので、停戦合意後も、お互い「あっちがまた攻撃しやがった!」って理由で戦闘が続きました。そして、停戦しないことににトランプ激おこに至る。

 まあ、そんな感じなので、停戦間もないこともあり、お互い、なんかあったら即、報復する気満々。だから、緊張状態が解けないってこと。そしてそれは、1週間が経った現在も変わらず。

 これが本当の停戦なのか?それは、時間が経過してみないとわかりません。

 ただ、今回の口火をきったイスラエル側の開戦のきっかけの中に、

 

 ①ネタニヤフ首相が、国際刑事裁判所から逮捕状を出された (ガザ地区戦闘を巡る戦争犯罪) ことで、外圧を受けたと判断し、これに反発したという見方

 

 ②イスラエル世論の支持率低下にあえぐネタニヤフ首相が、イランを攻撃し、支持率の回復を狙ったという見方

 

 があり、結果、支持率回復の手段として、戦争という手段を採択したという印象がぬぐえません。

 おおまかな流れとしては...イスラエル国民が、外圧に屈してガザ地区について日和った決断をした政府に失望し、政府は、支持率を回復したかったので、戦争を始めたって流れなのかな。

 現に、この戦争に関するイスラエル世論の支持率は、実に 7割とも報じられています。アイアンドームを突破し、テルアビブが攻撃されたのに。

 

www.nikkei.com

 

 このように、負けず嫌いな国民性であることから、国際社会において協調を計ろうとしても、世論的に弱腰と映ってしまえば、支持率に直結してしまい、政府は、支持率を回復するため、戦争という手段を採択するというループができているのかもしれませんね。

 このような構図が続く限り、イスラエルをとりまく中東情勢って、ずっとこのままなのかも。