今年の PUNKSPRING は (どちらも) 年齢層高め。
タイトル:
PUNKSPRING 2025
開催日程:
3月30日(日) / 千葉 / 幕張メッセ 9-11ホール
公演時間:
開場 / 10:00 , 開演 / 11:30 , 終演 / 21:40
THE BONEZ
MEMBER
On Vocal, Guitar:JESSE
On Bass:T$UYO$HI
On Drums:ZAX
On Guitar:KOKI
SETLIST
Intro. Sabotage (Beastie Boys song)
01. We Are The BONEZ
02. Numb
03. Rusted Car
04. New Original
05. Adam & Eve
06. Place of Fire
07. You and I
08. Thread & Needle
09. SUNTOWN
MEMBER
On Guitar:Fletcher Dragge
On Drums:Byron McMackin
On Vocal:Jim Lindberg
On Bass:Randy Bradbury
SETLIST
01. Peaceful Day
02. My Own Country
03. Can't Believe It
04. Straight Ahead
05. Same Old Story
06. Living For Today
07. NOFX cover Medley
Bob
~ Kill All The White Man
~ The Brews
08. Pennywise
09. Fuck Authority
10. Homesick
11. Broken
12. Society
13. Stand By Me (Ben E. King cover)
14. Bro Hymn
YELLOWCARD
MEMBER
On Fiddle:Sean Mackin
On Guitar, Vocal:Ryan Key
On Guitar:Ryan Mendez
On Bass:Josh Portman
TOURING MEMBER
On Drums:Jimmy Brunkvist (from Like Torches)
SETLIST
01. Way Away
02. Breathing
03. Believe
04. Life Of A Salesman
05. Fighting
06. Rough Landing, Holly
07. Awakening
08. Five Becomes Four
09. Better Days
10. Lights and Sounds
11. Ocean Avenue
SEX PISTOLS feat. FRANK CARTER
MEMBER
On Guitar:Steve Jones
On Drums:Paul Cook
On Bass:Glen Matlock
On Vocal:Frank Caarter
SETLIST
Intro. God Save The Queen
01. Holidays In The Sun
02. Seventeen
03. New York
04. Pretty Vacant
05. Bodies
06. Liar
07. God Save The Queen
08. No Fun
09. Satellite
10. No Feelings
11. Problems
12. E.M.I.
13. Anarchy in the U.K.
MEMBER
On Vocal:甲本ヒロト
On Guitar:真島昌利
On Bass:小林勝
On Drums:桐田勝治
SETLIST
01. クロマニヨン・ストンプ
02. タリホー
03. 生きる
04. どん底
05. イノチノマーチ
06. ランラン
07. あいのロックンロール
08. 炎
09. 突撃ロック
10. 雷雨決行
11. 暴動チャイル
12. エルビス(仮)
13. エイトビート
14. ギリギリガガンガン
15. 紙飛行機
16. ナンバーワン野郎!
MEMBER
On Vocal:Greg Graffin
On Guitar:Brett Gurewitz
On Bass:Jay Bentley
On Guitar:Brian Baker
On Guitar:Mike Dimkich
On Drums:Jamie Miller
SETLIST
01. Recipe For Hate
02. Supersonic
03. You
04. Candidate
05. No Control
06. Struck A Nerve
07. New Dark Ages
08. Modern Man
09. My Sanity
10. Sorrow
11. I Want To Conquer The World
12. Fuck Armageddon... This Is Hell
13. Fields Of Mars
14. Do What You Want
15. True North
16. Atomic Garden
17. 21st Century (Digital Boy)
18. Cease
19. American Jesus
MEMBER
On Vocal:Iggy Pop
On Guitar:Ale Campos
On Guitar:Nick Zinner
On Bass:Brad Truax
On Drums:Urian Hackney
On Keyboards:Seamus Beaghen
On Trumpet:Leron Thomas
On Trumpet:Corey King
SETLIST
Intro. Mr. Nobody (Joe & The Shitboys song)
01. T.V. Eye (The Stooges song)
02. Raw Power (Iggy and The Stooges song)
03. I Got a Right (Iggy and The Stooges song)
04. Gimme Danger (Iggy and The Stooges song)
05. The Passenger
06. Lust for Life
07. Death Trip (Iggy and The Stooges song)
08. Loose (The Stooges song)
09. I Wanna Be Your Dog (The Stooges song)
10. Search and Destroy (Iggy and The Stooges song)
11. Down on the Street (The Stooges song)
12. 1970 (The Stooges song)
13. I'm Sick of You (Iggy and The Stooges song)
14. Some Weird Sin
15. Frenzy
16. L.A. Blues
~ Nightclubbing
17. Modern Day Rip Off
18. I'm Bored
19. Real Wild Child (Wild One) (The Dee Jays cover)
-enc-
20. Five Foot One
PUNKSPRING は、毎回参戦しているというわけではないけれど、今回の来場者は、いつもと違い、年齢層が高く、パンクスって感じではなかったかなって感じました。
中には、気合の入ったモヒカンや、スパイキー・ヘアのパンクスもいて、ちょっとした人間博覧会のような感じがあった。
そうそう、たまにフェスで見かけていた、デビルマン・コスチュームの人を、久しぶりにみかけたことも付しておく。
THE BONEZ
喉の酷使でドクター・ストップがかかっている Jesse の叫びからは、全く弱さを感じなかった。むしろ、どんな状況であっても、自分がステージに立つっていうことはこういうことだ!的な生き様を見せつけられ、衝撃を受けた。
このステージは、その熱に浮かされ、多数のダイバーが発生し、1バンド目とは思えない盛り上がりを見せた。これが、バンドとそのファンが作り上げた THE BONEZ のステージなんだってハッキリわかった。
この荒々しさと、弾けるパッション。流石としかいいようがない。
1バンド目からトップ・ギアで盛り上がれるイベントって、実は少ないよね。
THE BONEZは、その大役を任せられる数少ないバンドだってことも、このステージを観てよくわかった。
音源よりもスピーディーなライブは、若者の迸るエネルギーのようで、そして、早く何者に成りたいと渇望する性急さの表れのよう。洗練されず、いつまでも荒々しく、そして、歳を経ても説教臭くならず、すぐ隣にいてくれる感じが最高に PENNYWISE (意味不明) 。
そんで今回は、去年、活動を終えた NOFX コーナーもあって、PENNYWISE ^ NOFX (乗算ではなく べき乗算) という、異次元の盛り上がりを見せ、この時間帯なのに、早くもクライマックスって感じの盛り上がりだった。
MC も身内ならではのイカすジョークも飛び交い、終始ハイ・テンションで、小気味良い軽口もこのステージを盛り上げる最高のパーツになってた。
終盤”Stand By Me” からの "Bro Hymn" は、お馴染みのリフをアリーナ全体でのシンガロングから始まり。会場が爆発するくらいの盛り上がりを見せ、あっという間にステージが終わってしまった。しかし、終わってもシンガロングはしばらく終わらず、いかに PENNYWISE が支持されているかがよくわかる現象が発生していました。
PENNYWISE の何がイイって、根底に「楽しさ」があるのがイイよね。
だから、どんな逆境に見舞われても、笑い飛ばせるって気になれる。人生の最高の相棒だと思うのよ。
YELLOWCARD
2度の解散を経て、ファン待望の再結成の舞台が PUNKSPIRINGという展開は、めっちゃエモくてそれだけで胸が熱くなれた。
MC では「こんな大きなステージに呼んでくれたことに感謝する。おれたちは、パンクっていうには少しポップだけど、来てくれた皆に恥じない、最高のパフォーマンスをするから、楽しんでいってくれ」みたいなことを言っていた。
セットリストには、最新の ”Better Days” まで組み込まれていて、全く出し惜しみなしの全てを魅せてくれた感があるセットリストで、最後を飾った "Ocean Avenue" は、バンドを代表する名曲でもあり、そのリリース年の 2003年といえば、初来日であったり、その後起こったいろいろなことが連鎖反応的に思い起こされ、深い感動に包まれた。
やっぱ、バンドの特徴と言える、フィドル (ヴァイオリン) の音色が最高に心地良いよね。ギターとも違う音色、重なるコーラス、それに応える会場のシンガロング、めちゃくちゃメロディアスで最高。
Sex Pistols feat. Frank Carter
Frank Carter が良く頑張っていた。
ステージ開演して早々からアリーナ前方に突撃!しかし、ファンに囲まれなかなか返してもらえず、やったらぁ!とやけっぱちも混じったのか、アリーナを縦横無尽に移動しまくってて、めっちゃフリーダムで最高だった。
人気曲ばかりなので、みんなでめっちゃ盛り上がれたんだけど、Sex Pistols って、こんな似非アリーナ・ロックっぽいのをやるバンドなんだっけ?って気づいてしまったら、ホントしょーもなく思えてきて、マジで受け付けなくなった。
そうなると、進歩のない演奏力や、堅肥りのおっさんが昔とった杵柄だけで、へたっくそな演奏して満足気な顔でいる様子が、生理的に受付なくなった。
さっきまで何がそんなに楽しかったんだろう?狂ってたんだろうか?
大好きな曲を仲間と肩組んで歌うという楽しさはあったが、それは、ライブのシンガロングが楽しいというより、カラオケ的な楽しさだと感じた。
だから、楽しくはあったけど、ライブとしてはマジでしょうもなかった。
あ、でも、Frank Carter には、マジありがとうって素直に思える。
本イベントのベスト・アクト。
「日本代表できてます!」を口火に始まった MC だったけど、そんな気負った感じは一切なく、むしろ、心境は来場者に近く、この PUNKSPRING というイベントをめいっぱい楽しんでる雰囲気がめっちゃ伝わってきて、だからこそ、ザ・クロマニヨンズのステージも、めっちゃ楽しんだろ!というポジティブな雰囲気に包まれ、最高に盛り上がっていた。
途中、”雷雨決行” だったかな?マイクの機材トラブルがあり、ヒロトとマーシーが1本のマイクで歌ってたのは、めっちゃエモくて燃えた!
トラブルもなんのその、臨機応変に対応し、会場を巻き込みさらに大きな流れを作っていく様は、さすが歴戦のバンド・マン!って感じがして、めっちゃ頼もしかった。
いつまで経ってもエネルギッシュで、音楽が好き、ライブが好きって気持ちを忘れない素敵なバンドでい続けてほしい。
MC 少な目でストイックに進行するセットリスト。
息つく暇なく、一気に加速していく感じで、モッシュ・ピットもめちゃくちゃでカオス。
持ち時間めいっぱい曲を詰め込んだ感が凄い!ゆえに勢いもはんぱない!
でも、正直なところ、前半のセットは個人的にハマってなくて、少し後ろの方で、後方腕組おじさんと化していたんだけど、”Sorrow” が始まった瞬間、うおおお!つってモッシュ・ピットに突っ込んでいってしまった。
だって、ヒット曲盛り盛りで、”American Jesus” までの完璧な流れには逆らえなかったんだよね。そう、まさに必殺って感じでした。
そういう意味では、突撃した判断は間違っていなかった。
奇妙な老人、Iggy Pop と戯れた1夜といった感じ。
ホーン・セクションが加わった編成は、バンド・サウンドに厚みをもたらし、かといって、原曲の雰囲気を損なうことなく、「最初からこういう曲でしたが?」みたいな顔をしていて、化かされた感満載だった。
歳を重ねたといっても、IGGY POP 自身は何ひとつ変わることなく、ステージ、アリーナを自由に闊歩し、久しぶりの来日を、ファンとの交流に勤しんでいてた。
IGGY 自身、登場当初こそ、ジャケットを羽織っていたものの、会場の反応に気を良くしたのか、あっという間にいつもの上半身裸+パンツ・ルックのスタイルに。
名曲のオンパレードで、みんなで歌って踊って最高だったし、アリーナに降りてきたとき、柵に沿ってファンと触れ合う姿は、失礼な例えかもしれないけど、その髪色と長髪であることもあり、ゴールデンレトリバーと戯れた感もあり、憧れの人に触れたというよりも、心的な距離はめっちゃ近かったのが意外でした。
まさかのアンコールまで飛び出したことから、IGGY も、久しぶりのこの日本のステージを楽しんだろうということが察せられた。
PUNKSPRING 入場
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BAD RELIGION pic.twitter.com/yVW2sFlruE
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IGGY POP pic.twitter.com/merbC32Bnn
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— でゅら~ (@deulah2002) 2025年3月31日
IGGY POP そのに pic.twitter.com/1iIvaU2ZkP
※クロマニヨンズの投稿が無いのは、撮影禁止だったから。