でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】BLOODYWOOD " RETURN OF THE SINGH " JAPAN TOUR 2025 (2025.05.08)

 Bloodywood の来日公演は、3バンドの対バン・イベントでした。

 

smash-jpn.com/live/?id=4345

 

タイトル:

  Bloodywood " Return Of The  SINGH" Japan Tour 2025

開催日程:

  5月8日(木) / 東京 / 豊洲ピット

    Support Act:crossfaith / EMNW

公演時間:

  開場 / 18:00 , (OP) 開演 / 18:40 , 終演 / 21:35

 

EMNW (えむにゅー)

MEMBER:

  On Vocal:結城えま

  On Vocal:めにゅ

SETLIST

  01. KAMASU

  02. 調子どうだい?

  03. Rollin' (Limp Bizkit cover)

  04. Brain Dead People

  05. 百ゼロ

  06. Here We Go  EMNW!!

 

crossfaith

MEMBER:

  On VOcal:Koie

  On Music Sequencer:Teru

  On Guitar:Kazuki

  On Drums:Tatsuya

  On Guitar:Daiki

SETLIST

  01. Deus Ex Machina

  02. Catastrophe

  03. Monolith

  04. My Own Salvation

  05. ZERO

  06. God Speed

  07. Omen (The Prodigy Cover)

  08. Jägerbomb

  09. Countdown To Hell

 

BLOODYWOOD

MEMBER:

  On Guitars, Flute:Karan Katiyar

  On Vocals (Growl):Jayant Bhadula

  On Vocals(Rap):Raoul Kerr

TOURING MEMBER:

  On Percussion (Dhol):Sarthak Pahwa

  On Bass:Roshan Roy

  On Drums:Vishesh Singh

SETLIST

  01. Dana Dan

  02. Nu Delhi

  03. Aaj

  04. Tadka

  05. Jee Veerey

  06. Bekhauf

  07. Machi Bhasad (Expect a Riot)

  08. Halla Bol

-enc-

  09. Gaddaar
    ~ Karan Katiyar made a successful marriage proposal.

 

 インド、パキスタン情勢の悪化が懸念され、航空便への影響を恐れていましたが、めでたく開催となりました Bloodywood 来日公演。

 前回の来日は、Tsutaya O-East がギッチギチになるくらい限界まで詰め込んでの芋洗いモッシュでしたが、今回の会場は豊洲 PIT!一気にキャパ 3倍にマシマシの会場で、ラウドな祭りが展開されました!

 この来日は、最新作「Nu-Delhi」のアルバム・リリース記念のツアー。本作収録の "Bekhauf" は、BABYMETAL とのコラボ曲であることもある、会場には BABYMETAL ファンと思しき人々も多く来場していましたよ。

 

 

EMNW

 最初、マイクの音が後ろの方にこもっていて、声がよく聞き取れず、何をやっているかイマイチわからなかった。でも、”Rollin'"でピントが合った感じ。

 豊洲PIT って、Limp Bizkit が 2023年の来日公演でやった会場だったし、激盛り上がったその公演の思い出も相まって、一気にテンションあがったよね。

 それまでは「ふーん。悪くないじゃん」って感じの、後方腕組みおじさんみたいに静観していたフロアも、一気にヒート・アップ!

 その頃には、PA バランスも改善していて、ボーカルもクリアに聞こえるようになると、コール・アンド・レスポンスもスムーズで、タイプの違うツイン・ボーカルの魅力をふんだんに披露していました。

 

 

crossfaith

 軽口を交えた小気味の良い MC が、(実際そうだが) 場慣れしている歴戦のバンド・マンって雰囲気で、おそらく、初めて crossfaith を観る方でも、全幅の信頼を寄せて一緒に盛り上がれる空気感を醸成していた。

 セットリストは、「ARK」まで含めたバンドの代表曲が並ぶ、爆アゲ必至のセットリストで、細かい柵に区切られていた会場では、大きなサークルこそ形成されなかったものの、人が入り乱れる活発なピットが発生し、大いに盛り上がりました。

 さらには、Summer Sonic 2025 に出演する The Prodigy の "Omen" をカバーもあり、短いながれもサービス満点のセットリストで、会場を湧き起こしました。

 この曲って、アルバム「The Dream, The Space」(日本盤) のボーナス・トラックに収録されていることもあり、来場したファンにとっては、めっちゃ嬉しいサプライズだったろうね。

 出演するステージに合わせ、変幻自在にセットリストを組み、最高にブチ上げる。

 やっぱ crossfaith って最高だよな。

 

 

BLOODYWOOD

 FUJI ROCK 出演から、2023年の単独公演を経て、早くも 3度目の来日となる BLOODYWOOD。

 前回、ぎっちぎちの O-EAST で、マジで溺れそうになりながら、芋洗いモッシュに揉まれたのを、まざまざと思い出します。

 会場は豊洲PIT なので、広くはなりましたが、フロアは柵で細かく区切られていたので、前方の人口密度はめっちゃ高かった。

 その上、ごついアクセサリーをつけたままの人もおり、青あざや生傷が絶えない、割と過酷な環境という、ピットの治安以前の問題もあった。O-EAST の時はそんなこと起こらなかったんだけどね。

 アンコール込みで 9曲 60分というセットリストは、ともすれば短いと言う方もいらっしゃるかもしれないが、爆発的な盛り上がりと、動きの絶えないピットで揉みくちゃになれば、むしろ丁度良いのでは?とも思いました。

 まあ、終わってひと息ついて考えれば、あと 30分くらいは行けるっしょ!と謎の自身が湧いてくるから不思議。次の来日の際には、80分くらいはやって欲しい。

 終盤、前回の来日同様、Sarthak Pahwa がフロアに乱入するなどの盛り上がりもあり、バンド代表曲 "Dana Dan" で始まった超ハイテンションのメタル・コア・サウンドは、アンコールの "Gaddaar" まで途切れることなく盛り上がり(アンコール時のバンドを呼ぶ声も凄まじかった) 、最後、Karan Katiyar が、彼女にプロポーズするというサプライズで、OK をもらったところで、一気に祝福ムードに変わり、熱狂から一転、Love &Peace な雰囲気で終演を迎えたのは、ある意味、はちゃめちゃが押し寄せてくるカオスな展開で最高だった。

 そういえば、最初にライブを観た 2023年は、思ったより普通にメタル・コアだなって感じたのに、今回は、思ったよりちゃんとフォーク・メタルだなった感じて、ますますこのバンドに興味を持つようになってしまった。