YES 良かったよ!
タイトル:
YES The Classic Tales Of Yes Tour 2024
メンバー:
On Guitar:Steve Howe
On Drums:Jay Schellen
On Keyboards:Geoff Downes
On Vocal:Jon Davison
On Bass:Billy Sherwood
開催日程:
公演時間:
開場 / 18:00 , 開演 / 19:00 , 終演 / 21:20
SETLIST
【Set 1】
SE. Young Person's Guide to the Orchestra
01. Machine Messiah
02. I've Seen All Good People
03. Going for the One
04. America (Simon & Garfunkel cover)
05. Time and a Word
06. Turn of the Century
07. Siberian Khatru
【Set 2】
08. South Side of the Sky
09. Cut From the Stars
10. 「Tales from Topographic Oceans」Special Medley
The Revealing Science of God (Dance of the Dawn)
~ The Remembering (High the Memory)
~ The Ancient (Giants Under the Sun)
~ Ritual (Nous sommes du soleil)
-enc-
11. Roundabout
12. Starship Trooper
2年振りの YES を観に行ってきたよ。
前回は、「CLOSE TO THE EDGE」リリース 50周年記念公演で、同作品の完全再現を軸としたライブでした。
また、その公演の直前に、Alan White が亡くなったこともあり、追悼色だ強かったのと同時に、メンバー個人々々へのリスペクトが感じられる公演 (追加日程のみ観戦の感想) のように感じました。
今回の公演では、プレイヤー個人というよりは、YES というバンドにスポットが当たっていたように感じました。それを感じたのが「「Tales from Topographic Oceans」Special Medley 」です。
この作品は、20分 × 4曲 という物語で、その中で当時のメンバーが、スキルの全てをいかんなく発揮して制作された渾身の作品でした。つまり、ひとつのフレーズ、ひとつの音にも意味があり、無駄な部分が無いということです。
この公演では、この 80分超の完璧な作品を、なんと20分くらいに圧縮するという大胆な試みが行われ、実際に破綻することなくパフォーマンスされました。これだけでも凄まじいことだと思います。
しかし、圧縮したため、フルアルバムに比べて物足りなさを感じたのも事実。それが、ぼくには、楽曲としてのおいしいところよりも、歌謡曲としてまとめることに注力したと感じたのかもしれません。
いわばこのメドレーは、歌謡曲版「Tales from Topographic Oceans」って感じでしょうか。これはこれで良いです。
この公演では、開幕"Machine Messiah"だったり、最新作「MIRROR TO THE SKY」から”Cut From the Stars”など、意外な楽曲がセットリストを構成するという面白さもあり、とても満足度の高い公演でした。
「THE CLASSIC TALES OF YES」というよりは、バンドの歴史をともに振り返るイメージの公演であり、そして、前回の「CLOSE TO THE EDGE 50th Anniversary」との繋がりも感じられる不思議な公演で、とても素晴らしい公演でした!
そして、いまやバンドを牽引する存在として、超絶エネルギッシュにプレイする Steve Howe も、ステップも軽やかに表情豊かに熱演していて、むしろ来日の度にパワー・アップしているんじゃないかと感じ、また近いうちに元気な姿を見せてくれるであろうことを確認しました。
YES きたわよ pic.twitter.com/rW5P0dH8FQ
— でゅら~ (@deulah2002) 2024年9月19日
YES 9/19 その1 pic.twitter.com/QIsadikHOZ
— でゅら~ (@deulah2002) 2024年9月19日