歌手 水木一郎の訃報がありました。
歌手 水木一郎が、肺がんとの闘病のすえ、亡くなったと報道がありました。
「生涯現役」の言葉どおり、11月27日、戦友である堀江美都子とのデュエット公演「水木一郎、堀江美都子ふたりのアニソン#19」のステージ、その最後まで全力で駆け抜けた。
公式サイトによれば、2021年4月に肺がん発覚とのこと。
同時期に、声帯不全麻痺も患っている。
順序がどうなのかはわからないが、声帯と肺という、歌手にとってかけがえのない器官に、たてつづけに重病が発覚したのは、精神的にかなりしんどかったであろうことは、想像に難くない。
それでも、歌手 水木一郎としてステージに立ち続けたのは、不屈の闘志はもちろん、やはり、自分の歌で来場者を喜ばせることが大好きだったんだろう。
ぼくは、今年の「スーパーロボット魂」で、水木一郎のステージを観ました。
ひとりで歩くこともままならず、歌声もかつてのような力強さはなく、歌手 水木一郎の最後が近いんだなと漠然と感じ、そのステージを焼き付けるように観ました。
その後、肺がんの発表、手術、経過良好という報せがあり、また会場で会えるものだと信じていた矢先の訃報で、とても驚いています。
水木一郎という熱い歌手の残した作品を、みんなで歌い継いでいく。
それが最大の供養だと思う。