スーパーロボット魂 2023 Day2!
タイトル:
スーパーロボット魂 2023 (2022.04.30)
Super Robot Spirits 2023
stage terra
出演:
司会:ショッカーO野
stage universe
ささきいさお / 堀江美都子 / 影山ヒロノブ / MIQ / 遠藤正明
Supecial Guest:河内淳一
BAND:
スーパーレスキューバンド
On Guitar:IMAJO
On Bass:吉岡満則
On Drums:岩田ガンタ康彦
On Keyboards:松原ひろし
ZETKI
On Trumpet:Akuzawa
On Trumpet:Kenito
On Trombone:島田直道
On Saxophone:Chouemon
アップルパイ
On Chorus:平山佳代子
On Chorus:杉山小絵子
On Chorus:貴日ワタリ
On Chorus:常見弘士
On Chorus:斉藤淳一
公演日程:
4月30日(日) / 東京 / ゼップ羽田
公演時間:
開場 / 16:30 , 開演 / 17:00 , 終演 / 20:00
SETLIST
BGM. VAN HALEN 「A Different Kind Of Truth」
SE. ???
01. 鋼の魂 / スーパーロボットスピリッツ
02. ボルテスVの歌 / 超電磁マシーン ボルテスV
03. ICE MAN / スーパーロボット大戦α
04. 千年のソルジャー / ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー
05. とべ!グレンダイザー / UFOロボ グレンダイザー
07. 戦いに赴く前に / 光速電神アルベガス
09. Power of Desire / 勇者王ガオガイガー
10. 最強勇者ロボ軍団-Ladies- / 勇者王ガオガイガー
11. Go Tight! / 創聖のアクエリオン
12. パラドキシカルZOO / アクエリオンEVOL
水木一郎 追悼 ACOUSTIC SET
堀江美都子、影山ヒロノブ、MIQ、遠藤正明、Mojo (スーパーロボット・メモリアル・バンドZ)
14. Zのテーマ (水木一郎 cover) / マジンガーZ 挿入曲
15. マジンカイザー (水木一郎 cover) / スーパーロボット大戦Fマジンカイザー
堀江美都子 with YOU
16. CROSS FIGHT! / 破邪大星ダンガイオー
17. 心のオネスティー / 破邪大星ダンガイオー
20. 孤独の旅路 ~LONELY JOURNEY~ (ネバーランド cover) / サイコアーマー ゴーバリアン
21. DRAGON (JAM Project cover) / 新ゲッターロボ
22. 宇宙の男ライガー / 宇宙魔神ダイケンゴー
23. いざ行け! ロボット軍団 / グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣
25. 戦士よ、起ち上がれ! / 魔装機神サイバスター
26. TIME TO COME / 第4次スーパーロボット大戦
27. マジンガーエンジェルのうた / マジンガーエンジェル
28. HEATS / 真ゲッターロボ 世界最後の日
-enc-
29. 熱風!疾風!サイバスター / 第4次スーパーロボット大戦
ALL SINGERS
二日目は、stage terra ということで、スーパーロボットをフィーチャーした日。
もう、最初から涙なしにはいられない。
「アニキは死んだもういない。だが、オレたちの背中に、この胸に、ひとつになって生き続ける」
グレンラガンからの引用で、一部セリフを改変してるけど、まさにこの言葉のイメージの公演だった。
堀江美都子は、ほぼほぼ泣いている様子だったが、曲に入ると一切ブレないのが凄まじかった。
MC では、ひとつひとつ言葉を区切り声を震わせ、盟友である水木一郎への想いを募る。普通に考えるなら、まともな歌唱などできない状態。しかし、歌唱のパフォーマンスは落ちない。ここに堀江美都子という歌手の技量の高さを再確認できる。
イベントのド定番曲で、特に盛り上がるナンバーである ”CROSS FIGHT!” では、亡きアニキのパートを関係者、観客、視聴者に託し、共に歌うという展開。みんな想い々々を秘め、絶唱していた。
珍しく、ささきいさおが声の調子をおかしくしていた。
80歳にもなる方なので、常にコンディションを万全に保つのはむずかしいということだ。
「演者の調子が悪いならオレ達で支えるぞ!」と言わんばかりの声援、シンガロングを受けて、ステージが盛り上がったことはいうまでもない。
久しぶりの Mojo, blass 4 も良かった。bless 4 、いつの間にか3人になっていたんだね。びっくりした。
アクエリオン4期の制作決定が報じられたばかりだし、みんな大好きな曲だから、あの定番のフレーズのシンガロングも大きかったね。もちろん、blass 4 のパフォーマンスも、MC の煽りも良かった。
個人的に ”光速電神アルベガス” を聴けたのがうれしかった。
スラップで跳ねるベースがかっこいいし、なにより歌詞、楽曲の勢いが好き。
たぶん、このイベントでしか聴けないであろう楽曲が、河内淳一の手がけた"太陽の使者・鉄人28号"、”無敵の鉄人28号の歌” 。
ご自身 MCで、「ひと前で歌うのははじめて」とのことでした。
昔のアニソンって、アニソンに特化したライブもないし、作品が放送されている期間しか耳にすることがなく、その作品のイベントもほとんどなかったから、生で聴くこともない楽曲が、意外と多いと思う。
そういった楽曲を世に出す意味でも、このイベントは重要だ。
珍しい楽曲といえば "孤独の旅路 ~LONELY JOURNEY~" も忘れてはならない。
本来、ネバーランドというバンドが制作した楽曲だが、すでに解散している。
これを、影山ヒロノブがカバーするのは、レイジーからの縁なのかもね。
レイジーは、影山ヒロノブと、ネバーランドの田中宏幸、井上俊次が在籍していたグループだから。
縁がなければカバーしてはいけないというものではないけれど、そういうのがあった方が、感慨深い。
アニキは死んでしまった。もういない。だけど、このイベントが続く限り、その歌はなくなることはないし、その作品をみんなで歌っていくことが、最大の供養となるだろう。
また、本イベントが続くなら、過去に埋もれていった楽曲に陽の目があたることもあるだろう。
本イベント、「オリジナル・シンガーが歌う」のが強みだ。
しかし、それにこだわることもないだろう。
このイベントのキモは、楽曲を世界に広げることなのだから。
これまでもそうだったし、これからもそうであろう本イベントを、ぼくは応援していきたい。