Basara Explosion で Basara が "愛・おぼえていますか" をカバーしたので、Minmay x Basara のコラボがあったライブを思い出したってはなし。
タイトル:
Macross 25th Anniversary
Minmay meets Fire Bomber
出演者:
On Vocals:飯島真理 (Lynn Minmay)
F-Band
On Guitar, Vocals:福山芳樹 (歌BASARA)
On Vocals:チエ・カジウラ (歌Mylene Jenius)
On Keyboard:横田昭
On Bass:森田てつろう
On Drums:麻生祥一郎
Guest Vocals:神奈延年 (声バサラ)
On Vocal:中島愛 (Ranka Lee)
On Piano:丸尾めぐみ
開催場所:
日本青年館 (改修前)
開催時間:
17:00 開場 / 18:00 開演 / --:-- 終演
SETLIST
Minmay On Stage
01. 0-G Love
ピアノ弾き語り
02. シンデレラ03. ランナー (Instrumental)
~ 愛・おぼえていますか04. 速水奨と河森正治の対談と新作紹介
(新ヒロイン「Ranka Lee」役の中島愛登場)Ranka Lee On Stage
05. VOICES (マクロス プラス劇中歌:新居昭乃 cover)
On Piano:丸尾めぐみ
Fire Bomber On Stage
SE. DYNAMITE EXPLOSION
06. HOLY LONELY LIGHT
07. SEVENTH MOON
08. TRY AGAIN
-ACOUSTIC-
09. REMEMBER 16 (Basara & バサラ)
10. 君に届け→
11. MY FRIENDS
12. LIGHT THE LIGHT
13. PLANET DANCE
~ だけどベイベー
14. INTRODUCTION
~ 突撃ラブハート (Basara, Mylene, バサラ)
-enc-
15. DYNAMITE EXPLOSION
Minmay meets Fire Bomber
16. ANGEL VOICE
公演関連:
会場に入ると、そこに待ち受けていたのは...
ダイナマイッ!ダイナマイッ!
ダイナマイッ!エクスプロージョンワンサゲン!
ダイナマイッ!ダイナマイッ!
エブリデイ!エブリナイ!エブリフェェェァ!!!
なんとも熱量の高い大合唱会が繰り広げられていた。
おそらく、最初は普通のカラオケ大会だったのであろう。
しかし、心の昂りを抑えきれず、カラオケに合わせて 30人くらいで合唱する会になってしまったんだと思われます。
まーしゃーない。今日は、新作発表 (マクロスFのこと) に Minmay + Fire Bomber だからね。
会場の暗転とともに映し出された「マクロス25周年」のロゴ。
そしてなぜか流れる「劇場版 創聖のアクエリオン」の CM。順番がめちゃくちゃで爆笑してしまった。
そして、Lynn Minmay 役を務めた飯島真理が、舞台の袖からかわいらしく登場。
そうそう。アイドルはかわいらしくないとね!
”01. 0-G Love” は (確か) カラオケで。以降はピアノ弾き語り形式のステージだったので、ライブというよりはコンサートという雰囲気。
ちょっとしんみりって感じの雰囲気だったのは、"03. ランナー (Instrumental)" の振りだったのかも。
というのも、2007年6月2日、マクロスに楽曲を提供していた音楽家 羽田健太郎の訃報があったから。
実際、「ハネケンさんに捧げます」という MC もあったし、この導入は、マクロス関係者からハネケンさんに送る追悼の意味合いがあったのではないかと思います。
ちょっと目頭が熱くなりました。
なので、Lynn Minmay のコンサートというより、ハネケンさん追悼という感じでした。
追悼を終えると、マクロス・シリーズの生みの親、監督でありメカ・デザイナーである 河森正治と、Maximilian Jenius 役を務めた 速水奨のクロス・トーク。
当時の裏話などもきけて、ファン大喜びのコーナーでした。もちろん、新作のテレビアニメの発表、それも映像公開つきで!があり、大いに盛り上がりました。
その後、新ヒロインの紹介があり、Ranka Lee 役の中島愛が登場。マクロス・プラスの楽曲 "VOICES" を歌い上げました。
そして、DYNAMITE EXPLOSION の音源が流れる中、Fire Bomber が登場し、幕があける。
このステージでは、Basara と Mylene が揃っているのがキモ。当時のぼくは、Basara の熱さに惹かれていて、Mylene にはそれを感じることができていなかった。それは、作中の Mylene の声と歌にギャップを感じていたから。
しかし、このステージを観て「バサラを受け止める相方としては、こういう声じゃないとダメだったんだな」と思うに至りました。
こうして生の声を聴いて、その楽曲に込められた熱量を体で感じ、このゆったりとした歌唱の中にどれだけの力がこめられているか、体感できたのは良かった。
実際に Fire Bomber としてのステージを観ることで、作中ではあまり感じることのできなかった、 Mylene のミュージシャンの部分に触れられたきがした。
ミュージシャンとしての Mylene は、ときにティーンエイジの少女のように、ときに艶やかに、そして、すべてを包み込むように、表情豊かにメロディーを紡ぐ実力派のボーカリストでした。心の機微に優しく触れる心地よい天性の歌声も良いですね。
これまでは、Basara=Fire Bomber だったけど、このふたりの声あっての Fire Bomber なんだなと、思いを新たにしました。
このステージでは、Mylene の楽曲が一部大胆にアレンジされていて、単なる原曲再現のライブではなく、試みの上に成り立っていることがわかり、Fire Bomber は過去ではなく、現在進行形のバンドなんだということがわかったのも良かった。
Fire Bomber のステージは、みんな笑顔で大合唱!
このマクロス7 という作品、そして、Fire Bomber というバンドがいかに愛されているかがわかるステージでした。
演者側も、イベントに合わせてバサラ・ギターを用意するなど、こだわりを見せ、大いに客を煽り、会場の盛り上がりをまとめていた。
イベントの締めは "16. ANGEL VOICE" ここでようやく Minmay meets Fire Bomber となる。
リアルには存在しない作中だけの存在。それが Fire Bomber だったハズだ。
しかし、その歌の力を多くの人が信じ、人が集まり、単独公演ができてしまう。娯楽が世にあふれ、人の心も移ろいやすいこの時代にあって。これはとても素晴らしいことだと思う。
※シングルCD+マキシ・シングル 計9枚セットで、アルバムではありません。