過激にファイヤー!
タイトル:
Fire Bomber Live 2025
Macross 7 30th Anniversary
~ BURN! BURN! BURN! ~
出演者:
On Guitar, Vocal:福山芳樹 (歌BASARA)
On Vocal:チエ・カジウラ (歌Mylene)
On Keybards:西脇辰弥
On Bass:根岸孝旨
On Drums:松本淳
On Guitar:外園一馬
開催日程:
2025年02月21日(金) / 東京 / 豊洲ピット
開催時間:
開場 / 18:00 , 開演 / 19:00 , 終演 / 21:30
会場BMG
BGM. from GALAXY NETWORK CHART
SETLIST
SE. オープニング・ドラマ
01. HOLY LONELY LIGHT
02. …だけど ベイビー!!
03. ヴァージンストーリー
04. Burning Fire
Vocalist:Mylene
05. GO(自由な歌)
06. PLASTICS
07. 君に届け→
08. レゴリス
Vocalist:Basara
09. SEVENTH MOON
10. REMEMBER 16
11. SUBMARINE STREET
12. MY SOUL FOR YOU
13. I am a ROCK
14. DYNAMITE EXPLOSION
15. ANGEL VOICE
16. INTRODUCTON
~ PLANET DANCE
17. LIGHT THE LIGHT
18 .MY FRIENDS
19. TRY AGAIN
-enc-
20. BURN! BURN! BURN!
21. 突撃ラブハート
会場BMG
BGM. Album「BURN! BURN! BURN!」
全マクロス7 ファン待望の「Fire Bomber」ライブに行ってきました。
Basara Explosion は、あくまで熱気バサラのソロ公演であるのに対し、この Fire Bomber Live は、Fire Bomber のもう一人のシンガーであるミレーヌが参加するのがポイント。
すこし細かいことを言うと、Basara Explosion は、バンド編成が、バサラの中の人である福山芳樹+F BAND ということもあり、よりバサラのソロ公演という色が強くなっています。
この Fire Bomber Live では、バサラ & ミレーヌ with Special Band となっており、こういうところから Basara Explosion との差別化を図っているのかな?と感じました。
会場には、いつものとおり GALAXY NETWORK CHART の楽曲 (そして、マクロスやスポンサー関連の CM )が流れる中、ゆったりと時間が進みます。
ステージ上手には、さり気なくバサラ・ギターが置かれていましたが、照明の当たり方も相まって、アニメのオープニング冒頭シーンが再現されていたのが、めっちゃエモかった!
いっそ1曲目は、シーンを完全再現してほしかったけど、途中からチューニングとか始まってしまい、残念。
最初に言ってしまうけど、福山芳樹は、割と歌詞を間違うミュージシャンなので、そこに抵抗のある方には、ライブをオススメできません。作中のバサラは歌詞を間違えませんし、バサラ愛が深く、作中のバサラを観たくて来場すると、歌詞の間違いを観てしまい、がっかりすることもあるかもしれません。
しかし、熱気バサラの熱量を、ライブで感じたいという方であれば、絶対の自信をもってオススメできます。
現に、チケット・ソールド・アウトだし、平日にも関わらず、たくさんの来場者が早い時間から集まっていました。このクッソ寒い中、早く来場して何時間も開演を待つというのは、熱量が無いとできないことです。そして、それだけのものがここにはあると断言できます。
さて、公演の話しに戻ります。
福山芳樹は、ちょっと喉のコンディションを悪くしていたのか、しゃべり声は少し枯れ気味でした。
しかし、歌声はパワフルで、来場者を一気に Fire Bomber の世界観に惹きこむ力がああり、それは、作中の歌エネルギーが現実にあったらこんな感じなんだろうと思わせる説得力があった。
会場のウェルカム・ムード、憧れのミュージシャンと声を重ねられるよろこびなど、さまざまなポジティブな感情が渦巻き、”HOLY LONELY LIGHT” から爆発したかのようなテンションで、一気に駆け抜けました。
公演のセットリストは、Fire Bomber の活動を網羅すべく、なるべく多くのアルバムからって感じで楽曲が選ばれた感じがします。
Fire Bomber は、レギュラーで活動するバンドではないため、この機会を逃せば...って感じだから、最新シングル「BURN! BURN! BURN!」の楽曲は全て入っていたよね。
チエ・カジウラの歌声が、ミレーヌのまますぎてびびった。あの頃と変わらなすぎる。
また、楽曲のアレンジもめっちゃ良かった。
”…だけど ベイビー!!” のような元気でポップな曲もあれば、ミレーヌのボーカル・コーナーは、スピリチュアルに大胆なアレンジがされていて、それがミレーヌが成長した延長線上のアレンジとして、すっと入ってきたのが心地よかった。
また、ミレーヌ・コーナーへ移る際、銀河を背景に強い流れのような SE が流れていたんだけど、それが銀河の鼓動とか、体を流れる血流とかのように感じられ、とにかく何かの誕生間近みたいなシーンを想起させたのが、ミレーヌという女性の成長を表している感じもあった。
ミレーヌって、作中では子供だったけど、そこから 30年経って成長した母性のようなつつみこむようなやさしさを表現したのかもね。
そういう表現力の豊かさを感じられるステージ演出、楽曲アレンジ、歌唱力で、とても素晴らしかった。
全編通して熱気あふれる、超新星の爆発のようなエネルギーが炸裂した、かなり感動的なステージで、それに応える来場者の情熱も凄まじかった。
終盤、福山芳樹の声が枯れてしまったけど、それなら!とばかりに来場者たちの大きなシンガロングやコールで一層盛り立てる構図は、ライブならではの感動的な景色のひとつでしたね。
本編終了後のアンコールは、「Fire!」「Bomber!」という絶叫が交互に轟き、Fire Bomber を熱烈に呼び込むと、これを聴かずと終われるかと、本公演のサブタイトルでもある ”BURN! BURN! BURN!”、そして、Fire Bomber を代表する ”突撃ラブハート” の大合唱と続き、2時間半におよぶ長時間の公演は、熱狂のうちに幕を降ろしました。
記憶に残る素晴らしい公演なので、今後も続いて欲しいな。