やぁ、早いもんで、もう一年が終わろうとしているね。
年越しも身近になったこの時期、街によく流れるこの曲を意訳してみたよ。
日本語詞では EXILE によるカバーが特に有名だよね。
楽曲、歌唱に見事にハマった日本語詞は、松尾潔が手掛けており、いまさら蛇足な感じもするけど、まあ、良かったらみてって。
まずは原曲を紹介するね。
※Wham! 公式 YouTube でオリジナル版 (6分超版) を見つけることができなかったので、紹介した動画とは一部異なります。
タイトル:Last Christmas
作 詞:George Michael
作 曲:George Michael
収録アルバム:Last Christmas
(Happy Christmas)
Ah, ah-ah
Ooh-woah
Oh-oh
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away (You gave it away)
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special)
Once bitten and twice shy
I keep my distance, but you still catch my eye
Tell me, baby, do you recognise me?
Well, it's been a year, it doesn't surprise me
"Happy Christmas," I wrapped it up and sent it
With a note saying, "I love you," I meant it
Now I know what a fool I've been
But if you kissed me now, I know you'd fool me again
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away (You gave it away)
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special)
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special, oh)
Oh, oh, baby
A crowded room, friends with tired eyes
I'm hiding from you and your soul of ice
My God, I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on
A face-on lover with a fire in his heart
A man undercover, but you tore me apart
Ooh-ooh
Now I've found a real love, you'll never fool me again
Last Christmas, I gave you my heartBut the very next day, you gave it away (You gave it away)
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special)
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away (You gave me away)
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special (Special)
A face-on lover with a fire in his heart (I gave you my heart)
A man undercover, but you tore him apart
Maybe next year
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
Special
Someone
Someone
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
Who give me something in return
(I'll give it to someone, I'll give it to someone)
Hold my heart and watch it burn
I'll give it to someone, I'll give it to someone special
I thought you were here to stay
How could you love me for a day?
I thought you were someone special
I gave you my heart
I'll give it to someone, I'll give it to someone
Last Christmas, I gave you my heart
You gave it away
I'll give it to someone, I'll give it to someone
La-la
La-la-la-la-la
La-la
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la-la
La-la-la
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la
La-la-la-la-la-la-la-la
(今年もクリスマスの時期がやってきた、か...)
去年のクリスマス
ぼくは、キミにメッセージ・カードを添えたクリスマス・プレゼント贈ったんだ。
...翌朝、それがゴミ箱に捨てられているのを見つけたとき、どんな想いだったかわかるかい?
今年はさ、そうならないよう、本当に大切な人に愛を捧げることにするよ。
去年のクリスマス
ぼくは、キミに愛を捧げたんだ。
翌朝、その想いが、あんな無残に踏みにじられるとは思わなかったよ。
今年はさ、そうならないよう、本当に大切な人に愛を捧げることにするよ。
でもさ、そう簡単に愛を捧げようなんて人は見つかりはしない。一度傷ついてしまい、ぼくは臆病になってしまったんだ。
そして、キミのことを忘れようと決めたのに、気が付けば、キミをもとめソワソワしてしまう。
ねえ。キミはぼくの視線に気が付いているかい?
それとも、一年前のことだし、忘れてしまったかい?...キミはモテるから、ぼくなんて覚えていなくても仕方ないかもね。
でもさ、去年は「ハッピークリスマス!」とあいさつを交わしたよね。そして、ぼくは精一杯の想いを込めて、プレゼントを贈ったんだ。
「愛してる」ってメッセージ・カードを添えて、さ...。
今ならわかるよ。ぼくがとんでもない道化を演じていたってね。
でも、(同じ結果になったとしても) キミがキスをしてくれたなら、また有頂天になってしまうだろうね。悔しいけど、まだキミを諦めきれないんだ。
去年のクリスマス。
ぼくたちは、確かに笑顔だったよね?
でも翌日、 キミはぼくの心を踏みにじったんだ。(みんなに言いふらすなんて...!)
今年はさ、そんなことをしない
素敵なひとと、一夜を過ごすのさ。
去年のクリスマス。
キミに贈った気持ちってさ、そんなに迷惑だったかい?
なら、翌日、プレゼントと一緒に捨ててしまえばよかったのに。
今年は、そんな酷いことをしない、
素敵なひとに、愛を捧げるのさ。
...特別なキミへ...
ロッヂは、すでに友人達であふれ、クリスマス独特の陽気な雰囲気に当てられか、大騒ぎだ。
...少し疲れたのか、先ほどまでの喧騒も落ち着き、次第に和やかな雰囲気に。ぼくはというと、久しぶりに観たキミと、その隣にいるヤツの姿に、ひとり身を固くした。
神さま...去年のことは何かの間違いだった、なんてことにはならないんですね。
やはり、キミが落ち込んでいたとき、ちょっと相談に乗って仲良くなったくらいじゃ、性急すぎたのか...。だって、その愚痴を聞くのは誰でもよかったのだから。
キミとカレが交わす笑顔は、まさに恋人同士のソレさ。
ぼくの心はブロークン・ハートさ。
今、ぼくは本当の愛を見つけたんだ。
だから、もう二度と弄ばれることもないだろうね。
去年のクリスマス。
ぼくは勇気を出して告白したんだ。
でも、キミは踏みにじった。(ぼくの心を弄んだんだ!)
もう二度とそんな想いをするのはゴメンだから
新しい彼女に愛を捧げよう。
去年のクリスマス。
ぼくはキミに告白した。(だって好きだったんだ!)
でも、ぼくの純情は届かなかった。(ぼくの心を弄んだんだ!)
そんなみじめな想いは、もうゴメンだから
今、ぼくの隣にはキミではない人がいるんだ。(恋人と...)
愛を語り合う恋人たち。そのほほが赤らんでいるのは、暖炉の照り返しだけでなく、内に秘めた愛情の深さ故だろう。(相思相愛の恋人たち)
キミとカレの睦まじい姿を見て、ぼくはハッキリわからされてしまったんだ...
そっか。キミはぼくのものにはならないんだ...
ぼくの相手を見つけなくちゃ
大好きだったキミではない別の
愛しい人を
...
この楽曲を手掛けた Georgr Michael は、ちょうどこの楽曲が流れる時期、2016年12月25日に亡くなりました。
なので、彼への追悼の意も込めて、意訳してみました。
歌詞の意味を意識せずに聞いたときと、歌詞の意味を理解したときのギャップってなかった?
ぼくは結構あったよ。
だって、あんな朗々と歌い上げるんだからさ、成功した男が意中の女性を射止める感じかと思うじゃん?
そしたら、わりと女々しい感じの内容で、そのギャップに驚いたね。
でも、よくよく公式 MV を見れば、歌詞のとおりの世界観で、楽曲に忠実な MV だったんだって、また驚かされた。
意訳については、歌詞の世界観を「女々しい」と感じてしまったので、その部分にこだわって意訳しました。
年齢は大学生くらい?
主人公 (意訳文中の”ぼく”のこと) プライドが高く、元カノ (元カノではない。彼氏もち) を諦めきれないし、新しい彼女と付き合っても未練たらたらだし、いつまでも根に持つ。
根は真面目なんだろうけど、あんまり恋愛経験がないため、ちょっと気心が知れたくらいで、簡単に好きになってしまった。しかも、相手は彼氏持ち。
勝手に盛り上がって、勝手に失恋して、勝手に逆恨みして...
なんとも傍迷惑な男ですね。
そんな彼女 (意訳文の"キミ"のこと) は、彼氏がいるのに告白されてしまい困惑。
彼氏に相談したら、プレゼントはゴミ箱に捨てられ、翌日には、友達中にいいふらされてしまった。
これをぼくは、彼氏にではなく、キミに逆恨みしてしまう女々しさを発揮してしまいます。だいぶこじらせてますね。
最後には、キミと彼氏の仲睦まじいところを見せつけられ、完全にわからされてしまいます。
原詞の最後、アウトロでゆっくりフェード・アウトしているのは、ぼくのその後を表現しているんだと感じました。
どうでしょう?みなさん、この”ぼく”は、無事、愛する人を見つけられたと思いますか?
自分で意訳しておいてアレですが、ぼくはみつけられたようには思えませんでした。
結局、毎年同じようなことを繰り返して失敗しているイメージ?
彼女を作っても、いつまでも"キミ"のことが忘れられない感じ。
原曲の世界観とは、また少し違った展開だけど、EXILE の日本語詞でも
君は今でも Special
という感じになっているんじゃないかなって思いました。
長々と女々しい話しを語ってしまいましたが、曲は最高に良いので、是非、聴いてみてください!!!