お台場での野外メタル・イベント。
客入りと酷暑以外は最高だったゾ!
いや、見る側としては、これぐらいの入りだったから、酷暑を耐えられた感あった。
タイトル:
CRASH CRISIS
開催日程:
8月12日(祝・月) / 東京 / お台場青海地区
公演時間:
開場 / 10:00 , 開演 / 10:15 , 終演 / 20:20
MIGHTY HOPE
MEMBER
On Vocal, Guitar:Rico
On Guitar:Ryoma
On Bass:Haruto
Support:
On Drums:Ruka
SETLIST
01.
02.
MEMBER
On GUitar:HAL-CA
On Bass:MIYU
On Drums:MIO
SETLIST
01. STARS
02. METAL
ANTHEM
MEMBER
On Bass:紫原直人
On Vocal:森川之雄
On Guitar:清水昭男
On Drums:田丸勇
SETLIST
01. VENOM STRIKE
02. SHOUT IT OUT
03. WHEELS OF FIRE
04. IMMORTAL BIND
05. BOUND TO BREAK
06. WILD ANTHEM
Deviloof
MEMBER
On Vocal:桂佑
On Guitar:Ray
On Guitar:愛朔
On Bass:太輝
On Drums:幹太
SETLIST
01. DAMN
02. NEWSPEAK
03. DUSKY-VISION
04. NATURAL BORN KILLER
05. 拷訊惨獄
06. HERO=MURDERER
07. Ruin
MEMBER
On Vocal, Guitar:Anchang
On Guitar:Sussy
On Bass:SHINGO☆ (シンゴスター)
On Drums:THOMAS
SETLIST
Rehearsal. 愛人28
Rehearsal. Aces High (Iron Maiden cover)
01. Introduction
02. みかんのうた
03. 燃えろ!!ジャパメタ
04. MEAVY METAL THUNDER
05. 語れ!涙!
06. BURN~愛の炎を燃やせ
NEMOPHILA
MEMBER
On Vocal:Mayu
On Guitar:葉月
On Bass:ハラグチサン
On Drums:むらたたむ
SETLIST
01. ZEN
02. RISE
03. AMA-TE-RAS
04. Oiran
05. G.O.D
MEMBER
On Guitar, 和嶋慎治
On Vocal, Bass:鈴木研一
On Drums:ナカジマノブ
SETLIST
Rehearsal. 死神の饗宴 (パート練習)
Rehearsal. 見知らぬ世界 (パート練習)
Rehearsal. 月夜の鬼踊り (アカペラ)
SE 此岸御詠歌
01. 無情のスキャット
02. 芳一受難
03. なまはげ
04. 宇宙電撃隊
05. 針の山
MEMBER
On Vocal:寺田恵子
On Keyboards:中村美紀
On Drums:角田"mittan"美喜
On Bass:仙波みさと
On Guitar:五十嵐"sun-go"美貴
SETLIST
Rehearsal. LOOK AT ME
01. 私は嵐
02. HEAVY METAL FEMINITY
03. TOKYO, I SCREAM
04. OUTSIDER
05. FAIRY
06. 限界 LOVERS
CRYSTAL LAKE
MEMBER
On Guitar, Keyboards:Yudai”YD”Miyamoto
On Guitar:Hisatsugu”TJ”Taji
On Drums:Gaku
On Bass:Mitsuru
On Vocal:John Robert Centorrino
SETLIST
Rehearsal. HAIL TO THE FIRE
01. Blüdgod
02. SIX FEET UNDER
03. Mephisto
04. Machina
05. Helix ~ Aeon
06. Denial ~ Rebirth
07. Lost In Forever
08. Apollo
Damian Hamada’s Creatures
MEMBER
On Guitar:ダミアン浜田陛下
On Vocal:Ciel Ishadow
On Guitar:Reno Faust
On Guitar:Axe KAZUMA
On Bass:Lilith Ichinose
On Drums:KAZUMI Crowley
SETLIST
01. 審判の日
02. 天空の放浪神
03. WALKURE
04. WHICH DO YOU LIKE?
デーモン閣下 On Stage
05. JACK THE RIPPER (聖飢魔Ⅱ cover)
06. HEAVY METAL IS DEAD (聖飢魔Ⅱ cover)
07. 嵐が丘
MEMBER
On Vocal:二井原実
On Guitar:高崎晃
On Bass:山下昌良
On Drums:鈴木”Ampan”政行
SETLIST
Intro. ERUPTION
01. CRAZY NIGHT
02. HEAVY CHAINS
03. METAL MAD
04. 大和魂
05. SOUL ON FIRE
06. CRAZY DOCTOR
07. IN THE MIRROR
08. S.D.I.
Outro. Farewell
灼熱に包まれたお台場青海エリアで、真夏の HR/HM イベントが開催されました。
朝も9時より前から入場待機列が形成され、ギラギラと陽射しに晒されていると、予定時間に開場。
青海R地区の特設会場は、ガチで2万人が収容できるキャパがある感じ。
しかし、この時間からいたのは、2百人~3百人くらいかな?
最終的な人数は、4千人に届かないくらいだったと思う。
まあ、イベント収支としては赤字だったろうけど、会場はめっちゃもりあがっていたし、来場者満足度は、過酷な観戦環境に対して、おどろくほど高かったんではなかろうかと思う。
少なくとも、ぼくはめっちゃ楽しかったし、仮に来年も開催されるなら、懲りずに参加したい。
MIGHTY HOPE
名前のとおり、元気爆発!って感じのバンドでした。
ポップ・パンク調の楽曲と世界観、雲ひとつない晴れ上がった青空とが、めっちゃハマってて、バンドの魅力を引き立ててた。
出番は短かったけど、灼熱地獄を忘れさせてくれた。
正直、これってすごいことだと思う。
この前見たのは Knotfest Jpaan のときでした。
今回は、その時やってた曲でもあったので、はじめて聞いたときよりも全然ノれた。
選曲されたのは、インスト曲の "STARS"、歌モノの "METAL" 。
バンドの特徴それぞれの代表曲だったのは、はじめましての方にとてもよいアピールになったと思います。
複雑に絡みあうリフが、絡み合って青空に溶けていく感じが良かった。
ASTERISM を野外で...アリですね。
ANTHEM
野獣の咆哮のような森川之雄のボーカルが、灼熱の大地に轟いた瞬間、また来場者も赤く染まったのであった(適当)
正直、アスファルトを溶かすんじゃないか?ってくらい熱いステージだった。
セットリストは、ツアー本編の中核を成す楽曲で、代表曲のオンパレード。
もちろん、会場が混然一体となったシンガロング、ヘドバン、フィストサイン。
気温はさらに上昇し、「むせかえるような熱さ」ってこういうことかーと実体験した。呼吸するとき熱気が入ると辛いんだよね...、でも、叫んでしまう。バンドが暑さに負けずプレイしているのだから。
最後 "WILD ANTHEM" で締めるあたり、短いながらも「これぞ ANTHEM」って感じで良かった。
正直、(オープニング・アクトを除いて) トップ・バッターに ANTHEM っていうのに驚いたんだよね。
このバンドくらいのキャリアであれば、もっと出番は後で、日の落ちる時間くらいでもよかったハズ。
安易にそうせず、常に攻めの姿勢を忘れない ANTHEM であったことが、素直に嬉しく、だから尊敬できる。
Deviloof
Cryptopsy のとき以来の参戦となりました。
V系のようないで立ちにそぐわない上質なデスコアで、熱狂的なファンの声援に迎え入れられましたが、意外と「はじめまして」のお客さんの反応も良かった!
正統派 HR/HM の直後にデスコアなので、どういった反応になるか未知数のところもありましたが、ビートダウン・パートでは、ハードコア・モッシュ (腕を振り回したり、テコンドーの蹴りのようなモッシュ、ツーステップなど) というより、腰を深く沈める振りの大きいヘドバンや、大きく空いたスペースでストーム (サークル・モッシュ) が発生したりと、会場全体を巻き込むムーブメントを起こしていました。
ハードコア・モッシュって、苦手な人も多いと思うんですが、人が少ないことで、ぶつかりあうストレスが減衰され、それで不快感とならなかったのかもしれません。
逆に、普段、こういうモッシュに参加しなさそうな人まで楽しそうに参加していて、お互い良い経験になったんじゃないかと思います。
ご無沙汰になってしまっていた MACHINEGUNS。
あまりの陽射しの強さに、リハは避難テントから眺めていたんだけど、"Introduction" が瞬間、気が付いたら前の方に突っ込んでいた。
それは、MACHINEGUNS の野外ライブといえば「野ざらし」で、その感覚が鮮明によみがえったからで、あの時感じたエネルギーが、更に勢いを増してここで再会したのに、日和ってなんかいられなかったんだよね。
おそらく、本日の一番暑い時間帯でしたが、バンドのエネルギーに釣られるように、限界を超えてハジケました。
セットリストも人気曲ばかりで、最後まで一気に駆け抜けられたのも良かったよね。
っぱ、”みかんのうた” もそうだけど、"BURN~愛の炎を燃やせ" は、いつ聴いても最高に頭を振って叫べる良い曲だよなあ。
そうそう、MACHINEGUNS のステージのとき、ステージの頭上を覆っていた天幕の一部が "Introduction" 勢いで吹き飛んだ (過剰表現) のも MACHINEGUNS の爆発力を裏付けた感じの演出になって面白かった。
NEMOPHILA
前回観たのは、Zepp Divercity で開催された Metal Weekend でした。
その時はオープニング・アクトとして登場していたけど、今回は中盤、そして、暑さが一番過酷な時間帯の出番でした。
ただ若い、かわいいだけでなく、ちゃんとした実力があってのステージなので、安定感があって良かった。
特に Mayu (Vo) は、スキルだけではない、暑気を払うような力強さがあったと思う。
存在感が凄かったので、いまやってるツアーへの集客にも繋がったんじゃないかな。
この時間帯になると、ようやく日陰もできはじめ、また、灼熱地獄から解放されつつあることも実感できるようになってきました。
とはいうものの、後方はまだまだ強い陽ざしが降り注いでいるため、油断はできません。
そんな中、入念なリハーサルが行われ、人間椅子の登場です。
お馴染み"此岸御詠歌"が始まると、歓声に紛れて悲鳴や絶叫が聴こえてくるのが、人間椅子のステージならではだと思います。
人間椅子のステージは、ゆるーい MC と、渦巻く情念が交差する対比がをかしく、いとおしく感じます。
やりとりで特に記憶に残っているのは、鈴木研一のおくゆかしさとユニークさがでているこのやりとり。
鈴木「人間椅子の大黒柱、ギター和嶋慎治。人間椅子の屋台骨、ドラムナカジマノブ。ぼくは鈴木研一です」
和嶋「鈴木くんの担当が知りたいですが」
鈴木「美白担当です」
セットリストは、35周年ツアーからの曲を中心に、般若心経を含む”芳一受難”が組み込まれるのは、人間椅子ならではと言った具合。この選曲は、人間椅子ファンの方なら、思わずにっこりしてしまうのではないかと思いました。
ラスト”針の山”は、いろいろなアレを吹き飛ばすがごとく、最高に盛り上がりました!!!
そうそう、人間椅子の MC のおかげで、本イベントの命名は、「世界にSRISIS (危機また危機的状況) を CRASH する」ことを目的としていることを知りました。
リハの雰囲気から、ステージ中の MC みたいな雰囲気で、ファンとの絡みもあり、また、"LOOK AT ME" を本域で歌ってくれたり、ファンサービス満点。
集まったファンも、すでにリハを見るという感じではなく、ライブ本編を楽しんでる雰囲気。
メンバーそれぞれ華のあるバンドだけど、やっぱ寺田恵子の放つ魅力は半端ないっす。
日が落ちてきて、ステージ照明も派手に見えてきたし、そして、ここでキーボードが参加し、楽曲も煌びやかになり、一気にショウ・アップした感じもありました。
結成 40周年に向け、あぶらもノリにノった SHOW-YA のステージは、いつになっても魅力的で、人を惹きつけやまないですね。
セットリストは、"私は嵐"、"限界 LOVERS" という2大代表曲が、2021年発表の曲を挟んだ感じ。ラストの前に"FAIRY"が入っているのは、ちょっとしたサプライズってとこでしょうか?こういうのがほんとありがたい。
夕焼け前の雰囲気が変わるタイミングでの出番は、とても SHOW-YA に合っていて、とても素晴らしいステージでした。
CRYSTAL LAKE
始まってすぐくらいは、みんな流石に疲れ果て、休憩&水分補給でステージ前はだいぶ余裕がありましたが、次第にステージ前には人が増えていく様は、普段聞かない音楽でも、その姿勢やパフォーマンスの高さは、しっかり伝わるんだということが確認できた。
そういう意味では、この CRYSTAL LAKE のステージこそが、CRASH CRISIS の狙いのひとつだったんだろうなってことが理解できた。
バンドの気合も十分で、メタル・コアやラウド・ロックのイベントではないこのステージのリハで、”HAIL TO THE FIRE”を持ってきたのは、来場者の音楽的嗜好にもっとも合っていた曲で挨拶し、そこを入口に CRYSTAL LAKE の世界観を爆発させたセットリストも最高だった。
モッシュは、サークル、ツーステップなどは発生したものの、テコンドー・モッシュや腕を振り回すウィンドミルのようなものがあまり発生しなかったのも、結果としては良かったと思う。
Damian Hamada's Creatures
時間は昼と夜の狭間の黄昏刻。
悪魔が来りてヘヴィメタるには格好の時間でした。
誠に申し訳ないけど、やっぱデーモン閣下なんだよなあ。に尽きる。
Ishadow には悪いけど、閣下が出てきてしまうと、(仕方のないことだが) 格の違いを感じてしまう。
そして、このステージが、デーモン閣下が治療からの復帰一発目だったということも、そうなってしまった要因のひとつだろう。さらに、ダミアン浜田陛下とのステージとなれば、もはや聖飢魔Ⅱ以外の何を期待するの?という感じ。(DHCファンのみんなマジごめん)
閣下自身、早期発見でピンピンしている内に治療できたので、闘病での悲壮感はなかったけど、みんな心配だったよね。
それが、このステージで元気な姿を確認できて、本当に良かった。
野外なんで、過去イチの爆音で LOUDNESS を聴けたと思う。
だから野外って最高だと思えた。
日中は、「まじもうむり」みたいな感じだったけど、もうこの頃には喉元を過ぎてしまったので、もし、来年もこのイベントが開催されるなら、また来るって感じになってた。
LOUDNESS が始まった当初は、日中の疲れもあり、座って聞いていたんだけど、セットリストが進むにつれ、聴いてるだけでは物足りなくなって、最後にはヘドバンしながらフィストサインを掲げ、「S!D!I!」って絶叫してたよ。
全体の感想
客入りは少ないものの、熱心なファン、熱心な音楽ファンが集まった感じが強いイベントでした。
そんな客層なもんだから、リハの段階から熱いコールが木霊し、それにつられるように休憩中を止め、ステージへ急ぐ人多数みたいな動きが毎回起こってたのが印象に残yっています。
このことから、来場者それぞれ、未知のバンドの良さを発見したのではないだろうか?
そして、バンド側としたら、数こそ多くはないが、新規ファン獲得の良い機会になったと思う。
振り返ってみれば、それこそが本イベントの目的だったようにも思えます。
来場者こそ少なかったですが、本イベントは、一定の目的は達成できたのではないでしょうか?
ネット記事や SNS では、やたらと「ガラガラ」が強調され失敗イベントみたいに扱う風潮がありますが、ぼくは本イベントに参加し、そのようなイメージは湧きませんでしたし、わりと満足しています。
まあ、イベント収支的には失敗でしょという意見には同意しますが。
でも、実際に万人規模の来場があったら、このイベント、もっと凄惨なことになったかもしれないから、来場者的にも運営的にも、これくらいでよかったんじゃない?
やっぱ、実際に来場しないとわかんないことってあるから、このイベントに限らず、足を運んでみればいいと思うよ。
CRASH CRISIS
— でゅら~ (@deulah2002) 2024年8月12日
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LOUDNESS
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