でゅら~の暇つぶし

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【レポート】朝倉未来 vs フロイド・メイウェザー・ジュニア (FLOYD MAYWEATHER JR VS MIKURU ASAKURA) (2022.09.25)

 Floyd Mayweather Jr 選手と朝倉未来選手のエキシビジョン!

 

jp.rizinff.com/_ct/17573009

 

タイトル:

  超RIZIN 

  RIZIN 38

開催場所:

  9月25日(日) / 埼玉 / さいたまスーパー・アリーナ

公演公式:

jp.rizinff.com

 

 

 ボクシング5階級制覇王者にして50戦無敗のスーパースター Floyd Mayweather Jr 選手と、RIZIN フェザー級で活躍する朝倉未来選手が、さいたまスーパー・アリーナでエキシビジョン・マッチで対決したよ!

 結果は、まあ、順当といったところに落ち着いたけど、見ることができて良い試合だったね!

 

 まずは選手情報から。

 

朝倉 未来 (Mikuru Asakura)

  スタイル:総合格闘技フェザー級

      ※サウスポー

  戦績:20戦16勝3敗8KO

  年齢:30歳
  身長:177cm
  リーチ:174cm
  体重:65.8kg (体重契約ナシのため憶測)
  備考:10オンス・グローブ着用

 

フロイド・メイウェザー・ジュニア (Floyd Mayweather Jr )

  スタイル:

    ボクシング(オーソドックス)

  戦績:50戦50勝27KO

      元WBC世界スーパーフェザー級王者

      元WBC世界ライト級王者

      元WBC世界スーパーライト級王者

      元IBF世界ウェルター級王者

      元WBC世界ウェルター級王者

      元WBC世界スーパーウェルター級王者

      元WBA世界ウェルター級スーパー王者

      元WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者

      元WBO世界ウェルター級王者

      元WBC世界スーパーウェルター級ダイヤモンド王者

      ※マイナー団体は割愛

  年齢:45歳

  身長:173cm

  リーチ:183cm

  体重:69・8kg (体重契約ナシのため憶測)

  備考:10オンス・グローブ着用

 

試合ルール

エキシビジョン・マッチ

3分3ラウンド

ボクシング・ルール

フリー・ウェイト (体重契約ナシ)

KO or TKO アリ、判定決着ナシ

 

試合の流れ

 オーソドックスに構える Mayweather 選手と、サウスポーに構える朝倉選手では、互いのリード・ブローを牽制しあう図式。

 最初からガードを上げ、冷静に朝倉未来を観察する Mayweather 選手。

 それに対し、静かに間合いを詰め、牽制からボディー・ストレートなど上下に散らす朝倉選手。

 パンチはよく打てていたが、懐が深い Mayweather 選手にはなかなか当てることができない。

 IR は互いに観察に終始したラウンドでした。

 これは Mayweather 選手の試合の特徴で、対戦相手の打ち気に対して Mayweather 選手の反応が異次元過ぎて手を出せなくなるから。

 こんな中でパンチを打てた朝倉選手を評価すべきだと思う。

 2R になると、図式は逆転。朝倉選手がプレッシャーで押し込まれる図式。互いの距離は 1R よりも近くなり、会場の緊張感も高まる。

 朝倉選手は、後ろ足に体重がかかっており、姿勢は起き上がってしまった。

 Mayweather 選手は、朝倉選手に圧をかけつつ飛び込み気味のパンチで間合いを詰める。

 朝倉選手は、Mayweather選手 のボディー・ストレートや密着時の打ち合いで、いくつかパンチを当てることに成功するも、いわゆる「効いている」レベルの有効打ではなく、ヒット性の高い打撃にとどまる。

 2Rゴング直前、Mayweather選手が飛び込みながら放った一撃が、朝倉選手の側頭部に当たり、脳が揺らされてしまい、そこで TKO となりました。

 最後、Mayweather 選手は KO を狙ったわけではないと思う。

 朝倉選手は、全く見えていなかったわけでもないと思う。ラウンド終わりで気が緩んでしまったのか?ただ、ボクシングのディフェンスではなかったのと、これが総合格闘技とボクシングとの試合感覚の差なのだろうか?

 いずれにしても、体幹から避けられていなかったので、ディフェンス面での課題になりそうだ。

 

試合の感想

 朝倉選手が、この一戦のためにどういう積み上げをしたのかがよくわかる内容でした。

 そして、Mayweather 選手の凄さを再確認する内容でもありました。

 Mayweather 選手は、今 45歳です。彼がこのパフォーマンスで動けるのも、あと何年でしょうか?

 そう考えると、彼の貴重な時間を日本で見ることができたのは、本当に喜ばしいことだと思います。

 また、敗れはしましたが、朝倉選手のパフォーマンスも高いことが再確認できました。特に、顔面を捉えた右フック?は、Mayweather 選手なら被弾しないパンチだっただけに、食らった本人も驚いたのではないでしょうか?

 そして、この一戦のために積み上げた打撃は、総合格闘技の試合でも活きることでしょう。

 朝倉選手の今後に期待が高まる試合でもあったと思います。

 試合後の MC で、Mayweather選手は「また日本にくる」ようなことを言っていたので、彼の試合がまた日本で見られることを信じ、その日を待ちましょう!

 ...でも、そうすると対戦相手はどうなるんだろう?

 

試合以外

 この日は、Manny Pacquiao も来場していて、なんと、Mayweather選手とふたりでリングに立つ瞬間がありました!

 方やスーツでしたが、長年のボクシング・ファンであれば、歓喜のあまり狂喜乱舞してもおかしくないシーンでしたね!

 見ていて、思わず声が漏れてしまいました。

 

 悪い面では、放送の間延び感。茶番劇感。

 まあ、原因は Mayweather選手が遅刻したせいなのだけど、その事情を知っていても、尺稼ぎとわかる演出があり、イライラした方も多いのではないかと思います。

 そして、「あの」ごぼうの党とかいう訳のわからんヤツ。

 Mayweather選手への花束贈呈者として登場したにも関わらず、手渡しせず、足元に花束を投げ捨てるという悪し様。

 Mayweather選手が遅刻したとしても、お前がそれをやっていい人物ではないことは明らか。

 仮に、そういう演出だったとしても最悪すぎる。電通佐々木レベルの悪趣味。

 それに対する Mayweather選手の反応が、自ら花束を拾い上げるというものだったこともあり、本当に恥ずかしかったし、申し訳ない思いでいっぱいになりました。

 Mayweather選手は、試合後の MC でも、開催国である日本をリスペクトする内容をコメントしてくれたし、試合も見て良かったと思える良い興行だったのに、たったひとりのせいで残念な気持ちにさせられてしまった。