なんだかんだで無事終わってよかった。
次はパラリンピックだぞ。
みんな東京五輪閉会式見た?
酷いとかいう声が多いように感じるけど、ぼくはそんな酷いとは思わなかったよ。
ただ、演出意図が分からないのがあったのは、開会式と同じくするところだけど。
【NHK】静かで熱い 17日間の終わり そしてオリンピックはパリへ | 東京オリンピック
タイトル:
東京 2020 オリンピック 閉会式
TOKYO 2020 Olympic Ending Ceremony
開催日程:
8月08日(日) / 東京 / 新国立競技場
開催時間
開演 / 20:00 , 終演 / 22:20
式 次 第
No.01 "A WORLD OF APPLAUSE"
映像:会期17日間を振り返る
No.02 "READY TO WELCOME"
IOC会長他着席
日本国旗入場
髙藤直寿、大橋悠依、北園丈琉、河合来夢、横田裕行、海音
国家斉唱
宙組:真風涼帆、潤花、芹香斗亜、桜木みなと、和希そら、遥羽らら、瑠風輝、天彩峰里
星組:礼真琴、舞空瞳、愛月ひかる、瀬央ゆりあ、有沙瞳、小桜ほのか
花組:柚香光、星風まどか、水美舞斗、永久輝せあ、音くり寿、聖乃あすか
No.03 "AFTER THE GAMES"
旗手入場
選手入場
入場曲:
オリンピック行進曲 (作曲:古関裕而)
No.04 "ALL TOKYOITES"
パフォーマンス
01. Call from Rio
02. 花ふぶき~愛だろっ、愛。
04. 火の玉ジャイブ
05. 紅蓮華 (鬼滅の刃より)
06. Paradise Has No Border
07. 愛の讃歌
~Hymne à l'amour (On Vocals Milet)
08. DJ松永 (from Creepy Nuts)
Play All 東京スカパラダイスオーケストラ
No.05 "OUR GRATITUDE"
表彰
男子マラソン
金:Eliud Kipchoge - Kenya
銀:Abdi Nageeye - Netherlands
銅:Bashir Abdi - Belgium
女子マラソン
金:Peres Jepchirchir - Kenya
銀:Brigid Kosgei - Kenya
銅:Molly Seidel - USA
花束贈呈
フィールドキャスト
シティキャスト
- 追悼 -
大太鼓:佐藤健作
踊り:アオイヤマダ (BGM"盆の波" 作曲:武満徹)
光の乱舞
No.06 "WE REMEMBER"映像:
北海道:アイヌ古式踊り
秋田県:西馬音内盆祭り
岐阜県:郡上おどり
歌唱:松田隆行、増田吏桜
No.07 "TO PARIS 2024"
ギリシャ国家吹奏
五輪旗降納
オリンピック讃歌奉唱
歌唱:岡本知高
オリンピック旗引継ぎ
→ IOC会長 Thomas Bach
→ パリ市長 Anne Hidalgo
フランス国歌吹奏
フランス国歌掲揚
映像:Paris 2024
No.08 "PASSING THE BATON"
閉会宣言
大会組織委員 橋本聖子
IOC会長 Thomas Bach
No.09 "ON TO THE NEXT CHAPTER"聖火納火
星めぐりのうた (作詞・作曲:宮沢賢治)
月の光 (作曲:Claude Debussy、編曲:冨田勲)
Offshot ドローン演出
全体を通した感想
開催前のドタバタがあり、結局、無観客で開幕した東京五輪。
周囲の心配をよそに、好成績やドラマが誕生する、とても見ごたえある大会だったと思う。
開会式/閉会式については、言いたいことはあると思う。一部、演出の意図がわからないものがあったけど、個人的には、ごたごたの中でよくやってくれたと思う。
開会式が、1964年→2020年までの変遷だったことに対し、閉会式はより1964年周辺、日本の伝統文化、そして、パリ大会への流れを意識した作りになっていた。
まるで、高度成長の過程で失くしてしまったものを、もう一度思い出そう。みたいなメッセージを含んだ演出に見えたけど、ごたごたのせいで、「おまえがいうな」って感想になってしまう。
基本的に、選曲は、追悼、日本文化、フランスの3つのキーワードで構成されていた。
わかりやすいのは、No.09 聖火納火のところ。
宮沢賢治と冨田勲は、イーハトーヴ物語でつながっており、冨田勲と Debussy は、月の光でつながっている。そして、Debussy は、フランスの作曲家という流れだ。
東京もパリも、五輪を複数回開催している都市だから、ともに前回からの変遷と、東京からパリへの繋がりを意識した構成ということ。
式の流れも、明るい雰囲気からだんだん落ち着いてきて、Chill Out していく流れなので、納火のタイミングでああなるのは良いと思う。
また、聖火納火は、燃え盛る太陽の季節が過ぎ、次の時代へ力を蓄えるような感じで良かったし、納火後の聖火台は、月明かりが照らす富士山みたいで良かった。BMGも月の光だし、意図はバッチリだった。
ガッカリポイント
閉会式でガッカリしたポイントを紹介します。
まず、NHK 実況全般。
撮影班は、非常に優秀だった。
会期中、特に話題になった国、チーム、選手を狙い撃ちで、カメラワークも良かった。
しかし、それを実況するアナウンサーは、原稿を読むことに追われてしまっているのか、国旗が大写しになっても何もコメントをしない。
今大会では、日本のアニメを意識したパフォーマンスをしてくれた選手が多かった。NHKでは、そういうった固有名詞を出すことはできないとしても、国名や話題になった競技名に触れることはできたハズだ。それすらなく、カメラの前でアピールする選手たちをスルーすることが多かったのは、非常に残念。
すべてにコメントしろと無茶を言う気はない。しかし、カメラワークに対して、実況アナが実況すべきところで黙っている時間が長かった。これは事実。
次に、相変わらず演出の意図が分からないこと。
東京の街並みを再現した?は?そんなまばらで?
わかってる。予算があれば、もっと再現できたし、まばらなパフォーマーも、あれは東京中が五輪で一色になり、街中でも五輪で大騒ぎみたいな演出にしたかったんだろうと想像できる。
予算がないなら、中途半端な演出なんかしないで、国内著名ミュージシャン集めてセッションでもしてればよかったように思える。
そして、橋本聖子の演説。
バッハくんは日本語がんばってえらかったけど、橋本聖子の演説はちょっと内輪向けすぎて、ふーんって感じ。
しゃべってる方は気持ちよさそうだけど、聴いてる方は、何言ってんの?って感じ。
そうそう、演説のとき、五輪マークに蛾?がたかったのは、利権を貪ったヤツらがいたということを忘れるな?という隠喩かと思いましたw
最後に、ドローン演出をオフショットにしたこと。
これ、本放送で映像流れなかったよね?
#Tokyo2020 から #Paris2024 へ…✨#オリンピック #JPN → #FRA #ドローン pic.twitter.com/O4QSSoI4R3
— Tokyo 2020 (@Tokyo2020jp) 2021年8月8日
放送時間短くして、なんでこれを移さなかったんや...
良かったポイント
次に、良かったポイントを紹介します。
まず、NHK撮影班。
ガッカリポイントの方で書いてしまったけど、あれだけいる人々の中で、よく、印象的なシーンをフレームに収めてたよね。
その実況がなかったことが本当に残念。
次に、選手入場時のオリンピック行進曲。
五輪選手を迎え入れるのにふさわしい名曲だよね。
競技は終わったけど、疲れた選手の心を高揚させて、笑顔を引き出せたのは、曲の力もあると思った、
そして、佐藤健作の熱演!
見事な設えの大太鼓”不二”に、魂を込めてバチを打ち込む!
渾身演奏の後、ニッコニコで東京音頭を叩いていたのも印象的でした。
太鼓のもつ迫力のある響きと、こころを鼓舞する楽しい響きの両方楽しめたのは、贅沢のひとことに尽きる。
この人選も、フランス・ワールドカップ演奏というストーリーがあってだと思う。
思わず声にでてしまった光の乱舞!
会場に集まった光が集まり、昇天していくさまが、大変うつくしく幻想的だった!
多分、会場ではなにも映らず、画面越しのみの演出だろうけど、思わず声でちゃったよね。
CG演出の割りには、会場の光だけでなく、選手たちの持つスマホの光もちゃんと集まっていったのは、すごく良かった!
【NHK】 ノーカット! 国立競技場に浮かんだ光の五輪 オリンピックリングス | 閉会式 | 東京オリンピック
最後に、日本伝統の踊り。
とても美しく、感動的な映像になっていたよね。
この時期、お盆だし、丁度良いタイミングで日本の伝統文化を紹介できたと思うよ。
さて、東京五輪、いかがだっただろう?
競技についてはいうまでもなく、開会式、閉会式とも、限られた中でよくがんばったと思うよ。
日本内向きとしては、この五輪を食い物にしたヤツらは許せないが、それはそれとしておく。
これから 2週間後、今度はパラリンピックが始まるけど、そちらもオリンピックの流れを継いで、無事に会期を終えて欲しいところ。
近年では、閉会式で日本国旗を運び入れた海音でもわかるよう、義足の技術が格段に進歩しつつあります。
競技によっては、オリンピックの記録を超える/迫るものもあるので、今大会は、その辺も含めてチェックすると、より楽しめるかもよ、