【ライブレポ】ファンタジー・ロック・フェス 2013 (8/17)
タイトル:
ファンタジー・ロック・フェス 2013 (8/17)
開催場所:
Club Citta'
公演時間:
開場 / 16:00 , 開演 / 17:00 , 終演 / 20:30
※暫定セットリスト※
※編集途中※
○セットリスト
【 日比谷カタン 】
亡魂咆哮 (Lost Odyssey)
...他2曲
前説?と言う役割(本人談)で、講談のような節回しで、非常に怪しい音楽を展開する日比谷カタン。
歌唱中とは違い、ぼそぼそと言う声量でしゃべるため、MCはやや聞き取りにくかった。しかし、世界観をしっかりもっており、そのパフォーマンスを発揮することはできただろう。
ただ、持ち時間が15分程度しかなく、彼の怪しい世界を、フルで堪能するには短すぎる。
翌日も前説をやり、セットリストも変えてくるようなので、楽しみ。
【 植松伸夫 】
(Final Fantasy VIII)
妖精の森
新曲「妖精の森」を披露。本作は、「妖精の取替え子」をコンセプトに、15分を超える大作となっております。
妖精の森は、スクリーンに映像を写し、ナレーションに清田愛未を迎えた豪華演出。
しかし、みんなの歌の時間のような、メルヘンチックな映像・ナレーションの割には、曲調が無駄に壮大で、受ける印象は、「で、迷いの森の魔物を退治しにいくの?」と言う具合。終始ギャップに困った。
壮大なのが植松志向なのかもしれないけど、新作RPG「妖精の森」ならともかく、この演出ではミスマッチに感じた。
引き合いに出すのは筋が違うし、失礼だと分かっているけど、去年出演した浜渦正志(IMERUAT)による「Black Ocean」が、演出・構成ともに見事だったので、今年、植松伸夫がソロで、どのようなステージを魅せてくれるのか、オイラの中で、期待が高まりすぎたのかもね。
【 新居昭乃 】
Voices
Moonlight Anthem 〜槐1991〜
Adesso e Fortuna 〜honoo to eien〜
月の家
サリーのビー玉
覚醒都市
Wanna Be an Angel
美しい星
ピアノの弾き語り形式のステージ
儚く、どこか物悲しい旋律に、耳元で淡々とささやきかけるような歌声は、単調で弱く、物足りなく感じる方もいたかもしれない。しかし、気が付くと、曲の世界に惹きこまれ、凄いテンションで語りかけてくる。
このステージは、全編スクリーンを使っており、視覚的にも分かりやすかったため、より、曲に没頭できた。
【 谷山浩子 + 石井AQ × THE 卍 】
ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団
パラソル天動説
手品師の心臓
人魚は歩けない
Elfin
王国
さよならDINO
ねこの森には帰れない
素晴らしい世界観!素晴らしい演奏!そして、 gdgd の MC www もう堪らないね!
谷山浩子と、Rolly寺西というコラボレーションは、異色な組み合わせに思えた。
企画的には、谷山浩子の曲を、ロック調にアレンジしたもので、(少々怖いが)童話のような独特の世界観が、果たしてどうかみ合うの不安があった。それで、「正直、トリと言われましても・・・」と思ってた部分が少なからずあったのは、オイラだけではなかったハズだ。
しかし、実際にステージが始まると、原曲の魅力を損なうことなく、「からくり人形楽団」というコンセプトの元にロック・アレンジされており、「Gothic & Dark」という、今回のイベント・コンセプトにもぴたりと当てはまった。
ラインナップ発表時は、正直、困惑したが、終わった後振り返ってみれば、このプログラムを組んだ人のセンスは凄いと、関心せざるを得なかった。
【総括 (8/17)】
初日のラインナップは、内面に語りかけてくるようなミュージシャンが多く、実際、それぞれが、独自の世界観を繰り広げ、実に妖しく多彩なステージで魅了してくれた。
客席もほぼ埋まり、満員と言っていいんじゃないかな?
しかし、静かに聞く曲が続いたため、長時間、着席しなければならなかったのは、正直、きつかった。特に、からくり人形楽団は、立ち上がって、体を動かしながら聞きたかったな。