東欧の奥地より訪日した巡礼の神官たちを迎えにいったぞ!
タイトル:
BATUSHKA JAPAN PILGRIMAGE 2023
出演:
BATUSHKA / Skaphos / SIGH / Ethereal Sin
開催日程:
3月14日(火) / 東京 / デュオ・ミュージックエクスチェンジ
公演時間:
開場 / 18:00 , 開演 / 19:00 , 終演 / 22:10
SETLIST
SIGH
ETHEREAL SIN
SKAPHOS
01. BATHYSCAPHE
02. US OH
03. II
04. CEPHALOPODA
05. VIII
БАТЮШКА
SE. Intro
01. IRMOS III
02. Wieczernia
03. Powieczerje
04. Yekteniya III: Premudrost'
05. Pismo I
06. Polunosznica
07. Pismo II
08. IRMOS II
09. Yekteniya IV: Milost'
10. Pismo VI
SE. Outro
SIGH
和で統一された衣装がかっこいい。中でも、若井望の武者姿がかっこいいよすぎた。
Dr. Mikannibal の卓越したグロウルが、空気を震わせ、伝播した何かが体の中まで浸透していく。
派手な演出こそないが、太刀を振り、歌詞に合わせて命を絶つような、歌詞の世界観を広げるような表現があり、短いながらも SIGH の楽曲が伝わるようだった。
ETHEREAL SING
3月14日発売の新譜を持ち込んでのセット、
前日は時間が押してしまい、1曲削られてしまったらしいが、本日は新曲を組み込んだ万全のセットリストを披露。
なお、個人的な意見だが、合間の MC のゆるさが、とてもジャパメタっぽくて好き。マジで癒される。
SKAPHOS
海底の意識した舞台セット。
ステージには、海底の岩をイメージしたようなオブジェクト。マイクには枯れた海藻のようなものが絡み、バンドのイメージとしては、怪物によって海底に沈められた船員の亡霊たちによるバンドってところ。
ゆえに、曲調は重く激しく、不安を誘うような展開。技術も確かで、初見だったけど、思いっきり頭を振れたよ。
BATUSHKA
それまでの会場BGMは、CDの音源が流れていたんだけど、BATUSHKA の前は、世界観を深めるかのように、重く、寂寥感あるインスト曲が延々とながれていた。まるで、長いイントロのように。
ステージセットは、入念に設えられ、バンドのセットというより、本当に儀式のための準備だった。
正面に聖典を置く書架、洗礼用の聖水、燭台と蝋燭。そしてお香。
お香が焚かれると、会場の空気が一変する。
曲の激しさと、ブラック・メタルにしては平坦なボーカルは、日本でいうところのお経みたいで、儀式感が深まるギャップで素晴らしかった。あまりにも厳か。
ステージ中の演出も、燭台の蝋燭、聖典、宗教画など逐次投入される。最後は、聖水の潅水礼による洗礼を受けた。
Pilgrimage の名に相応しい、素晴らしい公演でした。
アンコールこそありませんでしたが、終演間もなく BATUSHKA の面々はフロアに現れ、遠く異国の教徒と親睦を深めていたのが、とても印象に残っています。
SIGH, ETHEREAL SIN, SKAPHOS, BATUSHKA どのバンドも良かった! pic.twitter.com/3VduDwTkgC
— でゅら~ (@deulah2002) 2023年3月14日