でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】ゲームミュージック トリビュートライブ (8/3)


タイトル:
  ゲームミュージック トリビュートライブ (8/3)
開催場所:
  渋谷公会堂
公演時間:
  開場 / 12:45 , 開演 / 13:30 , 終演 / 17:00

○セットリスト

【 VOYAGER 】
  バンパイア・キラー (悪魔城ドラキュラ)
  Farewell (グラディウスII)
  Shooting star (グラディウスII)
  Command 707 (A-JAX)
  Breeze (XEXEX)
  TheOcean and You (GUITARFREAKS)

【 フジタ 】
  カラテカ ネタ
  アトランチスの謎

金月真美野田順子
  もっと! モット! ときめき (金月真美)
  勇気の神様 (野田順子)
  二人の時〜Forever〜 (金月真美)
  ADVENTURE (野田順子)

高橋名人 】 (フリートーク)

【 ビデオ・メッセージ 】 (國府田マリ子)

葉山宏治&ブラザーズ 】
  Sexy Dynamite
  筋属バット一号
  ANIKI01
  黒い弾丸・渋谷に現わる
  アドンとサムソン
  兄貴と私
  男たちのバラッド

【 Blind Spot 】
  SEGA メドレー
    01.SATURN記号音
    02.virtua fighter dural
    03.virtua fighter jacky
    04.virtua fighter sarah
    05.power drift adjustment mind
    06.power drift poker face
    07.power drift side street
    08.power drift silent launguege
    09.power drift artistic trap
    10.enduro-racer main theme
    11.???
    12.SPACE HARRIOR- BATTLE FIELD
    13.ALIEN STORM
    14.獣王記 LEVEL1
    15SEGA RALLY(IGNITIONver)-powergames
    16.AFTER BUNER-RED OUT
    17.AFTER BUNER-Maximum Power
    18.AFTER BUNER-CITY 202
    19.AFTER BUNER-SUPER STRIPE
    20.ALEX KIDD
    22.DAYTONA USA-LET'S GO AWAY
    23.SEGA RALLY(IGNITIONver)-condition reflex
    24.Quartet MainTheme(カウント>BPM150)
    25.SEGAタイトル
  ギャラクシーフォース
  スペースハリアー
  アフターバーナー

【 Blind Spot x 葉山宏治&ブラザーズ x ゲーマデリック x VOYAGER 】
  Special Session ?

 今日のオ-プニングは、かつてコナミにあった音楽制作チーム「コナミ矩形波倶楽部」で活躍していたメンバーで構成されるフュージョン・バンド VOYAGER が登場。
 現在は、同バンドにてフュージョンをやっているらしい。
 会場が暗転し、女性の悲鳴が会場に木霊すると、悪魔城ドラキュラから名曲「バンパイア・キラー」が始まり、観客は大喜び!
 続くセットリストは、グラディウスⅡ , A-JAX , XEXEX といった、おっさんゲーマー(特にシューター)歓喜の構成。
 そんな中、ギターフリークから、1曲入ったのは、やはり、現在活動している場をフュージョン移しているからなのかな。

 活動中のバンドなので、当然、演奏はうまいんだけど、MCはガチガチに緊張してる感じで凄くギャップがあったwww
 また、職人気質なのか、あまり「おれがおれが」と前に出るようなところはなく、それぞれで音を楽しみながら、自分の仕事をきっちりするってタイプのステージに見えた。

 続いては、ファミコン芸人 フジタ によるネタみせ。
 ネタなので、詳細は記載しないけど、スクリーン、プロジェクターを用い、実機プレイwww
 トークを研ぎらせることもなく、カラテカアトランチスの謎をプレイしてたよ。

 この会場にいた多くのおっさんども(オイラも含む)は、ネタは知らなくても笑いどころが分かってるという精鋭どもなので、どっかんどっかん(言い過ぎ?)笑いが起こってたwww

 そして、ゲスト・ボーカル2人の登場。
 最初に出てきたのは、金月真美で、コナミの「ときめきメモリアル」メインヒロインの声を充てていた方です。
 メイン・ヒロインらしく、アイドルのような、ピンクのフリフリ衣装で登場すると、会場はアイドル・コンサートに一変したwww
 ってか、もう、20年近く昔の曲なのに、当時の(アイドルコンサートのような)合いの手も完璧だったのは、流石精鋭どもとしか言いようがない。

 もうひとりのゲスト・ボーカルは、続編「ときめきメモリアル2」のメインヒロインの声を充てていた野田順子
 こちらは、特別なステージ衣装ではなく、普段着のような衣装?で登場し、曲を披露。
 しかし、テンションが上がりすぎていたせいか、2曲歌って、両方とも歌詞忘れなどをやらかしていたのが残念。

 残念なのは、歌詞忘れなどのミスではなく、ミスしてしまったとき、ステージ上で「あ、間違っちゃった」という素振りを見せたところだ。
 プロなら、曲が終わるまでそういう態度を出してはいけないと思う。

 あと、昨日も書いたけど、生音聴かせるイベントでカラオケ歌唱というのは、本当に萎える。
 特に今回は、「ときめきメモリアル」の音楽を担当していた、コナミ矩形波倶楽部メンバーが出演しているのだから、尚更カラオケはないだろう・・・。

 高橋名人のフリートークは、今は亡きハドソンの成り立ちに関するお話が聞けて、非常に興味深かった。
 ただ、MCの2人の絡みが雑だったのが残念。

 その後、休憩を挟み、葉山宏治&ブラザーズがステージに現れると、会場から「アニキ!」と大コールが発生!
 とてもではないが、さっきまで「好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なの?」とか歌ってたヤツらとは思えない漢臭さが会場に充満するwww

 葉山宏治 は、マッチョシューティングゲーム超兄貴」を世に出したことで名を馳せた方で、このステージでも、葉山のアニキによる、マッチョな世界観を表現した、実に漢臭い音楽が会場に轟いた。

 今日のヘッドライナーも、昨日と同じく、 Blind Spot だ。
 怒涛の SEGA メドレ−25曲を締めくくるのは、「せーがー」というCMなどでお馴染みのロゴ・コール。もちろん、みんなでシンガロング!
 昨日はいわば、レース・ゲーム・セットだったけど、今日は打って変わってシューティング・ゲーム・セット。すごいのは、これだけやって昨日とダブる曲がないということ。
 シューティング・ゲームといっても、でかい特別な筐体を使ったタイトルで、当時、ゲーセンの憧れでもあった、特に人気の高いもの。
 会場のテンションも高く、ステージからのあおりにも、過剰なほどにリアクションしてたよwww

 最後は、2日間出演したバンドが登場し、セッション。
 熱狂のうちにイベントを締めくくった。
 

【 8/3 総括 】
 2階席を関係者席?に割り当て、1階のみを会場としたにも関わらず、その 3/4 くらいの客入りで、興行としては成功とは言い難い。
 しかし、来場者の反応は良く、大変盛り上がった良いイベントだった。
 単にトリビュートするのではなく、オリジネーターが集まり、生演奏を披露するというのは、非常にポイントが高い。
 だから、この様な良質なイベントは、今後も開催していただきたい。
 まぁ、パンフレットの裏面には、継続を匂わせる記載があるらしいがwww

 昨日、「中途半端だ」と感じた構成については、今日の開催時間が3時間半と、昨日よりも1時間長いこともあり、複数のイベントが出演するフェス形式?のイベントとしては、申し分なかったと思う。

 個人的に一番良かったことは、最後、この2日間出演したバンドが勢ぞろいし、セッションしてくれたことだな。
 イベントを締めくくるのに、これ以上ないよね。

 8/3で残念だったのは、MCについてだろうか。
 アシスタントの女の子については、演技過剰で(悪い意味で)暑苦しかった。
 メインMCのフジタについては、高橋名人とのフリートークで、芸人とは思えない雑さを見せる面もあった。
 しかし、フジタについては、ネタの方で頑張っていたのもあり、そちらは良かった。

 他には、イベント公式ページに書いてあった、8/3 の式次第に

   ⑥15:15 【極秘】※当日のお楽しみ!

 と、大げさに書いてあったが、いざ、蓋を開けてみれば、國府田マリ子によるビデオメッセージで、肩透かしを食らったwww
 國府田マリ子は、コナミシューティングゲームツインビー」に携わっており、ゲームミュージックとは縁の深い声優だというのは分かるが、大げさな記載ではなかったろうか?
 ビデオ・メッセージ自体は、熱い想いの籠った良いものだったよ。

 まぁ、これとパンフレットの裏面で、次回開催の前振りの役割を果たしていたのかもしれないけどねw

 さて、ゲームミュージックトリビュートライブは、これで一旦、幕を下ろす。
 集客は微妙だったが、イベントとしては良質であることに間違いはない。
 それに、オリジネーターによる演奏という、他にない強みがあり、出演者と直接触れ合える機会も多く持たれており、今後の成長に期待が持てるイベントだ。
 だから、是非とも次回公演の開催を期待したい。