音楽情報等発信サイト amass に、こんな音源を紹介する記事があったよ。
Slayer - Angel of Death 800% Slower!!
https://soundcloud.com/uptheirons/slayer-angel-of-death-800-slower
メタルが好きなら、大体の人が知ってる人気曲 Slayer 「Angel of Death」を、8倍遅くしただけの音源らしい。
原曲はこちら。
Slayer ~ Angel of Death (Lyrics)
(http://www.youtube.com/watch?v=K6_zsJ8KPP0)
Angel of Death とは、アウシュビッツ強制収容所で人体実験をやりまくったナチスの将校 Josef Mengele のこと。
この曲は、 Josef Mengele が、想像を絶する悪魔的な人体実験を繰り返し、「死神の使い(化身?)」と恐れられるようになった経緯を記したものです。
原曲は、激しい曲調で、行われた実験の凄惨さ、そして、死神の使いの残虐性を表していますね。
一方、スロー再生の方では、押し寄せてくる音の情報量に溺れそうになる。更に、重なる音が叫び声のようにも聞こえ、まるで、アウシュヴィッツ強制収容所で人体実験に曝された犠牲者の怨嗟の声のよう。
原曲をスロー再生しただけですが、
原曲:加害者の表現。残虐性、凄惨さ
スロー:被害者の表現。悲鳴、怨嗟の声
このように、印象がガラッと変わってしまいました。
故 Jeff Hanneman が、狙ってこのような曲を書いたのかはわかりませんが、素晴らしく詞の内容の両面を表現していると思います。