新年早々、物騒なことが起こって終わっていた...。

超絶大雑把なまとめ。
「アメリカがベネズエラを攻撃し、Nicolas Maduro (ニコラス・マドゥロ) 大統領夫妻を拘束した」
突然、こんなことが起こって、気が付いた時には終わっていたんだよね。
新年早々物騒すぎてビビる。
この記事を書いている時点 (2026年1月4日 2:00) で、米トランプ大統領による緊急記者会見が、YouTube にて配信されています。
この話し、全くチェックしていなかったので、ここに至るまでの流れをまとめてみました。
時 系 列
2025年:
・米国、麻薬密輸組織対策を開始。
2025年10月:
・米海軍がベネズエラの石油タンカーの差し押さえ攻撃を実行
※麻薬密輸にタンカー擬装船もしくはタンカーが用いられたため
2025年11月:
・トランプ大統領、マドゥロ大統領へ退陣および出国を求めるも、マドゥロ大統領は拒否。
2026年1月3日
・マドゥロ大統領
米国との関係改善への意向を示す。
・軍事行動
米軍による電撃作戦が行われ、ベネズエラ首都カラカスが空爆に曝される。
・カラカスへの空爆
ベネズエラ時間の14時頃、カラカス近郊の軍事拠点で複数の爆発が発生。
(La Carlota air base、Fuerte Tiuna military base)
・マドゥロ大統領の拘束発表
トランプ大統領が Truth Social にて「ベネズエラへの大規模攻撃に成功し、マドゥロ大統領とその妻を拘束した」と発表。
※罪状は、麻薬カルテルと組んで、米国に対して麻薬密輸を行った罪
2026年1月4日:
・トランプ大統領、緊急会見を開く。
意 訳
※覚えている範囲の内容のため抜けおよび間違っている可能性があります※
マドゥロ大統領夫妻は、米国で裁判を受けるため移送中。
電撃作戦の詳細を説明
首都カラカスだけでなく、犯罪組織の主要拠点も攻撃した
必要であれば第二波を用意していたが、初撃で目的を果たしてしまった
なので、第二波は必要ないだろう (与党残党へのけん制っぽい?)
米軍凄い米軍最強
米国に密輸される麻薬のほとんどはベネズエラからもたらされる
この攻撃は、麻薬テロへの反抗作戦
適切な政権移行が完了するまで、米国が統治する
米国の石油企業によって、インフラ (主に石油採掘) を立て直す
20世紀初頭 (Hugo Chavez 政権より前の時代の意味) は、両国の関係は良好だった
ベネズエラの石油作業は、米国の助力を得て、大きく発展した
しかし、それらはベネズエラの社会主義勢力によって掠め取られてしまった
更に、米国から得たノウハウで得た利益は、国民に再分配されず、一部が独占した
米国に対し、テロや犯罪行為を行う不届き者は許さない
これまでの米大統領 (バイデン前大統領のこと) はできなかったが、私だから出来た
~以降、質疑応答~
トランプ大統領による、アメリカ第一主義に基づく電撃作戦って感じ。
この出来事を知って、「そうそう、アメリカってこういう国だったよね」って思い出した。
時系列を見ると、米国の麻薬対策の一環って見えるけど、会見を見た感じ、石油利権が目当てって感じ。その根拠は、単純に石油に関して語る時間が長かったから。
意訳の中でも触れていますが、そもそも米国とベネズエラは友好国でした。
ベネズエラは資源があったけど、活かす技術が無かったため、米国を頼りました。
米国は技術を提供し、ベネズエラは利権を提供する感じ。
その後、ベネズエラの与党が社会党となったあたりから、雲行きが怪しくなり、関係が急速に冷え込んみ、米国は利権と資源の輸入元を失ったかたち。
なので、このベネズエラ侵攻は、(もちろん、麻薬撲滅もあるでしょうけど) 米国が失った利権を取り戻す戦いだったってことだと思います。
資源が豊富なベネズエラが、現状、貧困国家である原因は、マドゥロ政権の石油経済政策の失敗が原因で、ハイパーインフレが起こり、通貨単位の切り下げを複数回行ったことで、経済が破綻してしまったことにあります。
ベネズエラと米国の為替レートを調べてみました。
ベネズエラ:米国 チャート推移
2018年08月21日: 1 USD = 2.4846 VES
2021年09月30日: 1 USD = 4,204,630 VES
2026年01月03日: 1 USD = 300.621 VES
※VES = Venezuelan Bolívar Soberano
※10年推移なのに 2018年からのチャートなのは、通貨単位切り下げに伴う通貨コード変更のため
※現地では USD やステーブル・コインでの決済が行われているようです。
www.xe.com/ja/currencycharts/?from=USD&to=VES&view=10Y
頻繁に通貨単位切り下げを行っており、チャートを見ただけで経済破綻している様子が窺えますね。
このような現状をどうにかしてくれるのであれば、米国統治、割とウェルカムな可能性ある。
米国は、この経済状況およびインフラを再構築するまでの間、ベネズエラを統治していく感じなのでしょう。
では、政権の引継ぎは、誰が担当するのでしょう?
いますよね?適任っぽい人が...
Maria Corina Machado (マリア・コリナ・マチャド) という人物ですね。
ベネズエラの政治家で、野党の指導者的ポジションにあり、ノーベル平和賞を受賞した Maria Corina Machado (マリア・コリナ・マチャド) は、与党が退陣したベネズエラにおいて、次の指導者として、真っ先に候補に挙がる人物だと思います。
しかし、トランプ大統領の会見では、彼女に対して肯定的な反応はありませんでした。どちらかというと、しばらくは米国主導でやりたいって雰囲気がでていたので、政権を引き継ぐにしても、短期間ではなく、(もしかしたら) 10年単位の時間がかかるということもあり得ると思います。
これは、単純にインフラ再構築に時間がかかるのもあるでしょう。しかし、麻薬カルテル撲滅および、共産主義の徹底排除にこそ、時間が必要なのだろうと思います。
今後、ベネズエラがどうなって行くかは、米国の手に委ねられました。
これが、多くの人にとって、良い結果をもたらす行動であって欲しいと願わずにはいられません。
