STING の集大成となる素晴らしい公演だったぞ!

タイトル:
STING ”My Songs” Japan Tour 2023
with Special Guest Joe Sumner
開催日程:
3月11日(土) / 東京 / 有明アリーナ
公演時間:
開場 / 17:30 , 開演 / 19:00 , 終演 / 21:45
SETLIST
JOE SUMNER
01. Looking For Me Looking For You
02. A Man Without A Head
03. You You You
04. Live Life
05. Don't Change The Love
06. Jellybean
07. Hope
MEMBER
On Vocals, Bass, Guitars:STING
On Guitars, Vocals, Bass:Dominic Miller
On Drums:Zach Jones
On Keyboards:Kevon Webster
On Backing Vocals:Gene Noble
On Backing Vocals:Melissa Musique
On Harmonica, Vocals:Shane Sager
SETLIST
01. Message In A Bottle (The Police song)
02. Englishman In New York
03. Every Little Thing She Does Is Magic (The Police song)
04. If It's Love
05. Loving You
06. Rushing Water
07. If I Ever Lose My Faith In You
08. Fields Of Gold
09. Brand New Day
10. Shape Of My Heart
11. Heavy Cloud No Rain
12. Seven Days
13. Mad About You
14. What Could Have Been
15. Wrapped Around Your Finger (The Police song)
16. Walking On The Moon (The Police song)
17. So Lonely (The Police song)
18. Desert Rose
STING with Joe Sumner
19. King Of Pain (The Police song)
20. Every Breath You Take (The Police song)
-enc-
21. Roxanne (The Police song)
22. Fragile
コロナが明け、いよいよ来日公演も本格的に増えてきた昨今、みなさん、いかがお過ごしでしょう。
STING が、息子の Joe Sumner とのツアーで、来日しているということで、良い機会だと思い見てきました。
Joe Sumner は、STING の息子ということそ差し引いても、とても立派なミュージシャンでした。
ギター1本という、シンプルだけど、ミュージシャンとしての力が如実に出てしまうステージを、ユーモアたっぷりの MC は、日本語を織り交ぜ、明快かつ分かりやすい。日本という国、そして、来場者へのリスペクトを強く感じました。
豊かな声量で、会場の隅々までとどく歌声はのびやか。歌詞もシンプルでわかりやすいので、初見の曲でもシンガロングなど、ノれてめっちゃ楽しかった。
STING のステージ。
先にセットリストの話しをしてしまうと、本公演は、2019年リリースのセルフ・カバー・アルバム「My Songs」を掲げた公演で、The Police を含めた STING の楽曲が楽しめる内容になっていて、更に、 最新作「Bridge」からの楽曲も含れていたので、まさに、STING All Works、集大成であり、満足度がとても高い内容でした。
本編で、Joe Sumner との共演があったのも良かったし、その楽曲が The Police というのも、2008年の The Police 再結成ツアーのときを彷彿させる演出で良かったよね。
※Joe Sumner は、The Police 再結成公演で、オープニング・アクトを務めた Fiction Plane のメンバー
The Police の楽曲もたくさんやってくれたのだけど、あくまで STING 来日公演なので、最後は "Fragile" でしっかり締めるというのも、公演の最後を飾る楽曲という説得力もあいまって、よい締め方だと感じました。
序盤の構成は、Shane Sager のハモニカが冴えわたる、その音色の心地よさがたまらない構成になっていて、本公演へ向かって高まっていた来場者の熱気が、自然に昇華されていくのを感じた。
この日の STING は、スタンド・マイクではなく、ヘッド・セットを装着していて、ステージをゆったり使いながらの歌唱。
これは、その時のステージの心情が、より動きや立ち位置に反映しやすくなって、より、演者と観客の距離を狭める効果があったかもしれません。ほら、気分がノってるときって、演者側って前に出てくるじゃん?そいう何気ない動きが、ダイレクトに伝わってくる感じ。
本公演は、「My Songs」なので、原曲ではなく、その新解釈を含んでおり、それに伴うアレンジがなされています。なので、The Police と「Bridge」の曲が並んでも違和感がなく、セットリストにも自然なつながりを感じました。この辺に、STING のこれまでの挑戦の成果が詰まっているなあとおも感じました。
この編成では、コーラスに Melissa Musique を迎えていることもあり、それぞれのパートにスポットが当たるようになっていたのも、ライブっぽい演出になっていて良かった。
そういう意味では、「My Songs」というアルバムは、単なるセルフ・カバーではなく、はじめからライブでやることを前提に制作されたアルバムなのかもしれませんね。
本編最後に、親子共演がありました。
Joe Sumner のステージで、「会場の隅々まで届きそうな豊かな声量」みたいな表現をしましたが、STINGは、(メインとバッキングの違いがあったとしても) それを優に超える声量だったので、「こいつ本当に71歳か!?」と、驚愕を禁じ得ない出来事が発生しました。
STING のが曲って、誤解を恐れずに言えば、寂しげでメランコリック、儚げな印象の楽曲が多いんですが、この最新の STING では、力強く華やかな印象も強かったので、長く活動しているミュージシャンの底力や迫力といったものを感じる公演でもありました。