でゅら~の暇つぶし

音楽情報を中心に、さまざまな情報をとりまとめるブログです。

【動画紹介】那須川天心『PRIME VIDEO BOXING 13』一夜明け会見 (2025.06.10公開)

 那須川天心、Victor Santillan を完封したよね?

 間違いないよね?

 

 なんでそんなこと聞くの?って?

 

 このインタビュー見たら、那須川選手が勝ったのかわからんくなったのよ。

 

www.youtube.com

 

 まーじ、お通夜って感じの雰囲気じゃない?

 世界ランカー6位を完封勝利したんよね?

 実際に、100-90 を付けた審判もいたし。

 それでなんでこんな大差判定で負けたみたいなお通夜な雰囲気になってんのよ...

 

 インタビューでは、パンチ力の話しみたいになっているけど、そもそも、この試合、ボクサー那須川天心としては、かなり完成度の高い試合だったよね。

 全ての距離で Santillan 選手を圧倒し、打たれず打つを実践したのって凄くない?今回、モロにインファイトの距離があったし、その時だって、Santillan 選手の間合いを見切って、ほとんど有効打を食らわなかったよね。そのディフェンス技術って、かなりレベルが高い。

 フットワークだって、ただ出し入れが速いだけでなく、相手の動きをみて、優位を取れる位置を取っていて、そのスピードとともに判断力の速さにもびびったし、打ち合いでも引かない闘志を見せていた。

 そんなお通夜みたいな雰囲気になる場面、ひとつもなかったでしょ。

 

 パンチが弱いっていうのは、ちょっとした考え方で、たとえば、KO を狙い、頭部を執拗に狙っているときは、相手もガードを固めるので、中谷選手のような特別なパワー・パンチャーでもない限り、KO するのは難しいって話しだよね?そういう意味でなら、パンチが弱いって表現は合ってるけど、そもそも那須川選手は、そういうパワーで圧倒タイプではない。この試合のように、速さで圧倒するタイプだ。

 

 もし、反省するとしたら、KO 狙うとき、頭部を狙いすぎて、攻めがわかりやすくなっていたから、そういうときこそ、頭部のガード意識を散らすために、ボディ打ちを混ぜた方が効果的だったよね、とかそういうレベルの話しになってくる。(※言うまでもなく通常の攻防では、パンチは散らせている。)

 そのレベルの話って、 そんなお通夜みたいな雰囲気になるような失態ではないだろう。

 

 もし、前の試合でできていたことが、ことごとくできなくなっていた。でも勝ってしまった。って感じだったら、雰囲気お通夜の勝利者インタビューでも仕方ないだろう。

 しかし、vs Jason Moloney より、評価を一気に上げた vs Jonathan Rodriguez より、今回の那須川天心の方が成長していて圧倒的に強かったと断言できる。

 なのに、雰囲気お通夜のインタビューは解せない。

 

 向上心を持ち、高みを目指すのは良いことだけど、まずは勝ったら笑顔でいて欲しい。

 じゃないと、ファンも素直に喜べないでしょ。