でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】LEGEND OF ROCK ~ FOR RAINBOW LOVERS ~ (2024.07.10)

 DIO の命日には DIO を聴くでしょ!

 

www.musiclifeclub.com/news/20240501_01.html

 

タイトル:

  Legend of Rock ~for Rainbow Lovers~

    Ronnie James Dio Birthday Anniversary

    Anniversary of 「Rainbow on Vinyls」Release

開催日程:

  7月10日(水) / 東京 / デュオ・ミュージックエクスチェンジ

公演時間:

  開場 / 18:00 , 開演 / 19:00 , 終演 / 21:50

 

TALK SHOW

MEMBER

司会:吉田聡志 (㈱シンコーミュージック・エンタテイメント)

   浅沼ワタル (写真家)

   川上和容 ("Rainbow on Vinyls"編者、へびつかい)

 

RAINBOW TRIBUTE BAND

MEMBER

  On Vocal:DioKen as Ronnie James Dio

  On Guitar:島紀史 as Ritchie Blackmore

  On Bass:寺沢功一 as Jimmy Bain

  On Drums:工藤義弘 as Cozy Powell

  On Keyboards:永川敏郎

SETLIST

  Intro. Over The Rainbow (from "The Wonderful Wizard Of Oz")

  01. Kill The King

  02. Mistreated (Deep Purple cover)

  03. Catch The Raibow

  04. Long Live Rock'n Roll

  05. Men On The Silver Mountain

    ~ Blues

    ~ Starstruck

    ~ Men On The Silver Mountain

  06. Gate Of Babylon

  07. Stargazer

  08. A Light In The Black

  09. Still I'm Sad

    ~ Keyboards Solo

    ~ Drums Solo

    ~ Tchaikovsky:"1812" Overture, Op. 49, TH 49

    ~ Still I'm Sad

-enc-

  10.Do You Close Your Eye

  Outro. Over The Rainbow (from "The Wonderful Wizard Of Oz")

 

 シンコーミュージックより出版された「Rainbow on Vinyls」の発売記念、そして、Ronnie James Dio の誕生日を記念して、Rainbow Tribute ライブが賑々しく開催されました。

 本公演は二部構成で、まず、写真家 浅沼ワタルと、Rainbow on Vinyls 編者である"へびつかい" 川上和容を迎えたトーク・ショウ。司会は、株式会社シンコーミュージック・エンタテイメント取締役でありデジタル事業部の取り仕切る吉田聡志。

 地域による収録バージョンの違いや、ジャケットなどの細かい差異など、編者ならではのマニアックなネタから、数多くのロック・ミュージシャンを写してきた経験から語られる新事実など、実に興味深いお話しを伺えました。

 

第二部は、豪華ラインナップによる Rainbow Tribute ライブ。

 Rainbow の中でも、Ritchie, Ronnie, Cozy に特化した編成で、ベースやキーボードも含め、日本最高峰のラインナップ。もちろん文句なしのステージ・パフォーマンスが繰り広げられ、会場は熱狂に包まれました。

 大胆でいて、しかし緻密に再現されたサウンドには、来場した Rainbow オタクたちも思わずニッコリ。

 DioKen は、歌唱力の高さはもちろん、来場者ひとりひとりの心に語りかけるような献身的な姿も Ronnie James Dio っぽく、マジで Dio Dio しかった。

 島紀史のギター・プレイは、Ritchie を感じさせる所作でかっこよかったけど、ダイナミックな動きは、Ritchie というよりは Yngwie っぽく、少し不思議な感じはあったけど、間違いのない演奏で楽しませてくれたよ。

 工藤義弘によるパワフルでワイルドなドラムは、ただ力強いだけでなく、ちょっとしたアクセントも小気味良く、メリハリのある響きになっており、"Stargazer" のイントロからハイハット・オープンの音もなめらかで、技術の高さの中に本イベントを意識した Cozy Powell の面影を感じられて素晴らしかった。

 もちろん、寺沢功一永川敏郎のプレイも、それぞれのこだわり、魅せ場が強調されており、それらが相まって、Rainbow Tribute として素晴らしくハイレベルにまとまっていることに感動を禁じ得ない。

 セットリストの構成は、基本、Rainbow On Stage が中心になっていて、そこにあれこれ足し算引き算した感じ。なので、長尺の演奏が多く、曲数から想像する公演時間とはほど遠くて、この投稿を執筆していて、ちょっと笑ってしまった。

 特に圧巻だったのは...と強調したいシーンは、あまりにも多すぎて、どこを切り取っても最高の Rainbow Tribute ステージで、Rainbow に捧げる Rainbow およびそのファンのためのステージという、本当に Rainbow 愛にあふれるイベントで、最高と言わずにはいられない。