Moon Safari を観に行けなかったので、哀しみを乗り越える勢いで意訳をやった。
この曲を選んだ理由は、歌詞の内容が、コロナという長い冬を経て、ようやく訪れた再会の喜びをわかちあう機会というシチュエーションに合ってると思ったからだよ。
バンド:Moon Safari
タイトル:Constant Bloom
作 詞:Johan Westerlund
作 曲:Simon Åkesson
アルバム:Blomljud
Strange are the days
How they seem out of place
Flowers spring in a row
To defeat the ridden snow
Yet they exist without magic or tricks
When by chance loving June
Gasps for air and calls out: Bloom!
Life as is said goes up and down
We walk through the door a second time around
To do what was said but never done
And promise you gardens made of green
Yet we're lost in this tune
Just men of the moon
That sing for a world of constant bloom
Constant Bloom 意訳
日に日に表情を変えていく世界に、ふと気が付く。
穏やかな陽ざしの中、雪解けを迎えた大地からは、
色とりどりの花々が顔をのぞかせる。
まっしろな大地が、こんなにも彩鮮やかになるなんて、まるで手品や魔法のよう。
そして、いのちもゆる夏を迎え、ついに花は咲き誇る。
人生、楽あれば苦ありという。
たとえ躓いても、また歩きだせばいいさ。
なにもせずに生きるより、なにかを成していこうじゃないか。
そうして人生を豊かに過ごしましょう。
たとえ道を見失い、さまよおうとも。
この人生をせいいっぱい謳歌しましょう。
意訳してて思ったんだけど、これ、日本でも同じようなことを歌っている曲あったよね。文章が引っ張られてしまった感、正直、否めない。
それがこの曲。
あらためて。
意訳の前段は詩っぽく、後段は「ああ人生に涙あり」っぽい感じで意訳しました。
なんとなく、春とか冬とか具体的な季節を表す言葉は使いたくなかったので、前段、ちょっと説明っぽくなりがちな文章を、だいぶ削りました。
「いのちもゆる」、最初は「命萌ゆる」ってしてて、いろいろも書き換えてみたけど、どれもしっくりこななかった。だからいっそ平仮名で...って感じ。
その後に続く「夏」は、意味合い的にはおそらく「夏至祭」のこと。
スウェーデンはキリスト教圏だし、歌詞に "June" ってあるもんね。
日本語で「夏」ってしてしまうと、7月、8月のイメージになってしまうけど、新緑の季節ってことね。
そうすれば、夏至とのギャップもないし、前にある「いのちもゆる」ともつながるかなーって。
後段は、最初はもっと直訳っぽかったんだけど、最初の一文を思いついたとき、寄せようと思ったら、意外とすぐ文章になりました。
まあ、"men of the moon" をどう訳すか問題勃発したんだけどね。
直訳すると「ただの月の男たち」となってしまい、意味が分からんかった。
ふと思ったのは、"moon" ってか、"The Moon" なんじゃね?ってこと。タロット的な。
でも、" men of " は何だよ?って話。
検索してみたら、創世記のカインを指すみたいな記述があったんで、ざっくり訳しました。