でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】MOTLEY CRUE , DEF LEPPARD " THE WORLD TOUR " (2023.11.04)

 DEF LEPPARD, Motley Crue 同じセットリストだけど、新たな感動が!  

 

udo.jp/concert/MotleyCrue_DefLeppard

 

タイトル:

  Motley Crue , DEF LEPPARD "THE WORLD TOUR"

開催日程:

  11月04日(土) / 神奈川 / ケー・アリーナ横浜

公演時間:

  開場 15:00 / 開演 16:30 / 終演 20:00 

 

 SETLIST

Opening DJ 伊藤政則

  BGM. Ace Of Spades (Motorhead song)

  BGM. Fuel (Metallica song)

  BGM. Crazy Train (Ozzy Osbourne song)

  BGM. Slave To The Grind (Skid Row song)

  BGM. Rats (Ghost song)

  BGM. Immigrant Song (Led Zeppelin song)

  BGM. Clock Strikes Ten (Cheap Trick song)

  

MOTLEY CRUE

MEMBER:

On Bass:Nikki Sixx

On Drums:Tommy Lee

On Vocal:Vince Neil

On Guitar:John 5

Dance Performance 

  Hannah Sutton

  Ariana Rosado 

 

  BGM. Mozart "Requiem in D Minor, K. 626: I. Introitus" (Riccardo Muti Berliner Philharmoniker)

  01. Wild Side

  02. Shout at the Devil

  03. Too Fast for Love

  04. Don't Go Away Mad (Just Go Away)

  05. Live Wire

  06. Looks That Kill

  07. The Dirt (Est. 1981)

  08. John 5 Solo

  09. Medley

    Rock and Roll, Part 2 (Gary Glitter cover)

    ~ Smokin' in the Boys Room (Brownsville Station cover)

    ~ Helter Skelter (The Beatles cover)

    ~ Anarchy in the U.K. (Sex Pistols cover)

    ~ Blitzkrieg Bop (Ramones)

    ~ (You Gotta) Fight for Your Right (Beastie Boys cover)

  10. Home Sweet Home

  11. Dr. Feelgood

  12. John 5 Shamisen (三味線) Solo

  13. Same Ol' Situation (S.O.S.)

  14. Girls, Girls, Girls

  15. Primal Scream

  16. Kickstart My Heart

 

DEF LEPPARD

MEMBER:

On Bass:Rick Savage

On Vocal:Joe Elliott

On Drums:Rick Allen

On Guitar:Phil Collen

On Guitar:Vivian Campbell

 

  COUNT DOWN

    BGM. Won't Get Fooled Again (The Who song)

    BGM. Heroes (David Bowie song)

  01. Take What You Want

  02. Let's Get Rocked

  03. Animal

  04. Foolin'

  05. Armageddon It

  06. Kick

  07. Love Bites

  08. Promises

  09. This Guitar

    ~ Drift Away

  10. When Love and Hate Collide

  11. Rocket

  12. Bringin' On the Heartbreak

  13. Switch 625

    ~ Rick Allen Solo

  14. Hysteria

  15. Pour Some Sugar On Me

  16. Rock of Ages

  17. Photograph

 

 DEF LEPPARD, Motley Crue ジョイント・ライブ。

 本日は、出演順を入れ替えてのプレイ。

 結論から言ってしまうと、とても素晴らしい公演でした。

 なんというか、これまで辿ってきた人生や人間性が垣間見えるような、そんなステージでした。

 バンドが音を鳴らす。観客がそれに応える。その熱気が混ざり合い、ひとつになっていく。

 言葉にすると陳腐になってしまうね。

 とにかく、素晴らしくて、稀有な経験でした。

 

 今日は、ちゃんとオープニングから観られるように来たので、伊藤政則の DJ から堪能できました。

 開演までは 90分空いていたけど、DJ はおよそ 30分ちょいくらい。

 曲のつなぎ目に 2~3言はさみ、全 7曲。

 流石わかってる感じのセットリストだよね。

 〆に、今年、残念なことに公演中止になってしまった Cheap Trick から "Clock Strikes Ten" を選曲するのもニクいね!

 過ぎてしまったけど、ハロウィン近いから「Trick or Treat」な意味や、ライブ前に ”Clock Strikes Ten (邦題: 今夜は帰さない)” というのもナイス!

 

 レクイエムがはじまると、昨日と打って変り、そこかしこから歓声が上がりはじめる。オープニングムービーが流れ、Motley Crue が登場すると、爆発したかのような歓声が沸き上がった。まさに、アメリカン・ロック・パーティって感じ。

 基本、セットリストの進行は変わらず。

 Nikki Sixx は、来場者の中から選んだファンをステージに上げ、記念の写真撮影。

 感動のあまり、うまく操作できないファンに対し、やさしく「焦らなくていいんだぜ?」って紳士的に対応。ハグまであって、会場からは黄色い声があがりまくってた。

 Tommy Lee は、「オレは日本が大好き、このツアーに先駆けて 2週間前から来日して、大好きな日本を満喫しているんだ!マジありがとうな!」と語る。合言葉は「ヤバーイ!」

 今日の見どころは、John 5 にあった。

 昨日は、あくまで Motley Crue として、Mick Mars をリスペクトするような完璧なプレイで楽しませてくれました。

 しかし、今日は、ギター・ソロの他に、なんと、三味線のソロまでありました!

 おそらく、バンドへの貢献が認められ、良好な関係を築けているからに他ならないよね。

 そんなご褒美ともいえる時間で、日本の伝統楽器である三味線をプレイしてもらえて、少し誇らしい気持ちにもなった。

 John 5 の衣装は、袖はないけど、白のコート風いで立ち。それに John 5 のロゴが入っていたから、いま風の裃みたいで三味線に合っていたのも良かった。

 Vince Neil も、昨日より頑張ってた感があった。

 もちろん、歌唱もそうだけど、歌いだしが不自然だったところなどの改善もあったし、やはりプロフェッショナルな面もみられてよかった。

 なら、もう少し体形を...という声も聞こえてきそうだけど、これでも痩せてきたんだよね。多分。いつだったか、ステージから落ちて骨折したときよりは、だいぶ痩せている。

 Vince についての懸念を、もうひとつ上げるとすれば、それは、耳について。

 イヤー・モニターを気にする仕草を頻繁に目にした。

 ただ単に、イヤー・モニターが耳に合っていなかったのなら、それでいいんだけど、もしかすると、聴力が落ちてるのかも?って思ったんだよね。

 それなら、歌いだしをミスることも増えるし、昨日のステージで不自然に見えた説明にもなる。

 まだまだ歌えることを示してくれたのだから、いつまでも元気な姿を見せてほしい。

 まあ、Vince Neil に「節制」という言葉は似合わないだろうけど。

 

 DEF LEPPARD のステージは、昨日と同じセットリストだったけど、メンバー (Phil, Vivian) の衣装を変えることで、Motley Crue とは違うエンターテインメントを魅せてくれた。

 30年以上、同じメンバーでやっていることの意味は、DEF LEPPARD のステージを観ればよくわかる。

 各々の演奏力はもちろん、完璧なまでに洗練されたステージング。一番映える所作、完璧なショウを作るための盛り上げ方。一公演ずつ積み上げてきて、その最新公演こそが、バンドの最高であるということ。それを、ラストの "Photogragh" で感じることができた。

 だから、同じセットリストでも、昨日とはまた違った感動が得られたし、単に過去売れた楽曲を並べて「Best Hits Show」と称すのとは一線を画した、これこそが「Greatest Hits Show」というべきステージなのだと、そう感じた。