コロナ以降、HR/HM 系音楽フェスとしては国内初となるイベントに行ってきたぞ!
その名は「Doanload Japan 2022」!
タイトル:
Download Japan 2022
出演バンド:
Dream Theater / Bullet For My Valentine / Mastodon / Steel Panther
Soulfly / At The Gates / Code Orange / The Halo Effect / Band-Maid
開催日程:
8月14日(日) / 千葉 / 幕張メッセ
公演時間:
開場 / 09:30 , 開演 / 09:45 , 終演 / 21:50
公演公式:
SETLIST
BAND-MAID 09:45-10:15
MEMBER
On Guitar, Vocals:小鳩ミク
On Vovals:SAIKI
On Guitar:KANAMI
On Drums:AKANE
On Bass:MISA
01. 未発表曲 (Instrumental)
02. Sense
03. Choose me
04. After Life
05. DICE
06. Different
07. DOMINATION
THE HALO EFFECT 09:45-10:15
MEMBER
On Guitar:Niclas Engelin
On Bass:Peter Iwers
Om Voval:Mikael Stanne
On Guitar:Jesper Strömblad Patrik Jensen (from The Haunted, Witchery)
On Drums:Daniel Svensson
01. Days of the Lost
02. The Needless End
03. A Truth Worth Lying For
04. Conditional
05. Gateways
06. Feel What I Believe
07. in Broken Trust
08. Last of Our Kind
09. The Most Alone
10. Shadowminds
CODE ORANGE 11:50-12:40
MEMBER
On Vocals,Keyboards,Programming & Guitars:Eric "Shade" Balderose
On Vocals,Guitars:Reba Meyers
On Vocals:Jami Morgan
On Bass:Joe Goldman
On Guitars:Dominic Landolina
On Drums:Max Portnoy (Support)
01. Out for Blood
02. Forever
03. In Fear
04. Cold.Metal.Place
05. You and You Alone
06. Spy
07. Bleeding in the Blur
08. Underneath
09. My World
10. Swallowing the Rabbit Whole
AT THE GATES 13:10-14:00
MEMBER
On Vocal:Tomas Lindberg
On Guitar:Martin Larsson
On Bass:Jonas Bjorler
On Drums:Adrian Erlandsson
On Guitar:Patrik Jensen (from The Haunted, Witchery)
※Jonas Stalhammarは脱退
01. Slaughter of the Soul
Blinded by Fear
Slaughter of the Soul
Cold
Under a Serpent Sun
Into the Dead Sky
Suicide Nation
World of Lies
Unto Others
Nausea
Need
The Flames of the End
02. The Night Eternal
SOULFLY 14:30-15:20
01. Superstition
02. Prophecy
03. Fire
04. Bleed
05. No Hope = No Fear
06. Back to the Primitive
07. Filth Upon Filth
08. Body Hammer
~ Replica (Fear Factory cover)
09. Eye for an Eye
10. Jumpdafuckup
STEEL PANTHER 15:50-16:40
01. Goin' in the Backdoor
02. Tomorrow Night
03. Asian Hooker
04. All I Wanna Do Is Fuck (Myself Tonight)
05. Crazy Train (Ozzy Osbourne cover)
06. Weenie Ride
07. 17 Girls in a Row
08. Community Property
09. Death to All but Metal
10. Gloryhole
MASTODON 17:10-18:00
01. Pain With an Anchor
02. Crystal Skull
03. Megalodon
04. The Crux
05. Teardrinker
06. Bladecatcher
07. Black Tongue
08. Pushing the Tides
09. More Than I Could Chew
10. Mother Puncher
11. Blood and Thunder
BULLET FOR MY VALENTINE 18:30-19:30
SE. For Those About to Rock (We Salute You) (AC/DC song)
01. Your Betrayal
02. Waking the Demon
03. Piece of Me
04. Knives
05. The Last Fight
06. Rainbow Veins
07. 4 Words (To Choke Upon)
08. Over It
09. Shatter
10. Tears Don't Fall
11. Scream Aim Fire
DREAM THEATER 20:00-21:50
SE. Pink Soldiers (Jung Jae-il song)
SE. Super Strength (Invincible) (Nick Phoenix & Thomas J.Bergersen song)
01. The Alien
02. 6:00
03. Awaken the Master
04. Endless Sacrifice
05. Bridges in the Sky
06. Invisible Monster
07. A View From the Top of the World
08. The Count of Tuscany
-enc-
09. Pull Me Under
会場!
2019年以来となる、大規模会場での HR/HM 系音楽フェス!
「開場前の物販ナシ」というアナウンスがあったのに、7時30分には、300人くらいが入場待機列を生成していました。
もしかすると、コロナ下での大規模イベントということ、そして、久しぶりの大規模イベントということで、少なからず混乱がおこりうるという可能性を予期してのことなのかも。
いつもは、幕張メッセ 9~11 ホールが用いられるけど、今回は 1~3 ホールを使用。この規模感は、Summer Sonic でいう Mountain Stage 同等なので、最大 15,000 人くらいが収容されるスペースだよ。
この日は、コロナ下ということで、間引いて 7,000人くらいが来場していました。
開場すると、荷物検査からの VIP グッズプレゼント。
開場後の物販なので、ガンダッシュからの購入~クローク!
もうこの時点で Band-Maid の音が聞こえてくる。
ぼくは、入場が早かった方なので Band-Maid にはギリ、間に合った!
でも、ステージに間に合わなかった方のほうが多かったのではないかと思う。
BAND-MAID 09:45-10:15
メイドをコンセプトにしたガールズ・バンド。
国内のフェスはもちろん、海外ツアーもやってる強者。
いつもは、「萌えと燃えの両立」を標榜に、ゆるーい MC と、めっちゃかっこいいステージ・パフォーマンスを繰り広げられるんだけど、この日はオープニング・アクトという短い時間の担当だったせいか、MC はナシ。「燃え」に注力していました。
気合の入った熱演だったので、会場のメタラーにも好評を博していたよ。
セットリストの1曲目に未発表曲、それもインスト曲を持ってきたり、かなり大胆な仕掛けを用意していたのに驚かされた。
そういうところも含め、「こいつらただのメイドじゃない」ってことを見せつけていった。
これで気になった方は、ぜひ、単独公演で「萌え」の部分も楽しみに言ってほしい。
THE HALO EFFECT 09:45-10:15
8月12日にデビュー・アルバムをリリースしたばかりの The Hale Effect!
しかしその実態は、元In Flames のメンバーが集まり、新しいバンドでメロデスをやったという。
実質 In Flames が、Download Japan の開幕を告げたってわけ!
それに、ただのイベント開幕ってわけじゃなくて、日本 HR/HM 系音楽フェスの再開の第一声だったわけだから、バンドも気合十分!
フォーメーションだけじゃなく、ステージせましとポジション・チェンジしまくりでフロアを煽る!メロディアスなフレーズが琴線に触れまくり、心が昂ってしかたなかった!
アルバムも、初期 In Flames から脈々と流れるメロディック・デス・メタルの系譜をたどる作品で、みんな「やっぱこれだよね!」ってなってただけに、それが期待以上のパフォーマンスで繰り広げられたわけだから、最高なワケなのよ。
この来日は、Jesper Strömblad が帯同しておらず、助っ人として Patrik Jensen が登場していたけど、盛り上がりを損ねることなんて一切なかったね。
そんな素晴らしいステージだったのに、なんで物販なかったのよ!?買う気満々だったわ!
CODE ORANGE 11:50-12:40
メロディアスな雰囲気からは一転し、ヘヴィでヴァイオレンスでカオティックなステージへ!
次世代ハードコア・パンク、メタル・コアの旗手 Code Orange!
バック・スクリーンの映像演出は、Shade が制作したもので、一見、カオティックで暴虐的なプレイにも、バッチリハマってくる、また、ライティングも絶妙で、派手だが演出や演奏の邪魔にはならない。
感性のなせる技なのかはわからないが、とにかく、ち密に計算されつくされたかのようなタイミングでそれらがハマってくる。
すると、曲だけよりもさらにテンションが上がるんだよね!
もちろん、プレイも最高で、荒々しいだけの一辺倒ではなく、つかみどころのない予測不能さがあり、それが崩壊せず曲としてまとまっていることに驚愕する。
ハードコアなので、曲調もさることながら、ステージ上からは強烈にモッシュを煽ってくるし、したくなる。衝動を煽るのがとてもうまいと感じました。
文章にしてみたけど、Code Orange については、一度体験してみないとピンとこないと思う。
フロアはカオスの一言に尽きるので、くれぐれもモッシュなどに巻き込まれてケガのないように心がけてほしい。
できれば、一緒にモッシュを楽しむことができれば、さらに Code Orange の良さが体験できる。ただ、それは無理強いできないからね。
AT THE GATES 13:10-14:00
メロデス史に燦然と輝く名盤 「Slaughter of the Soul」の完全再現ライブとなるという事前アナウンスがあったので、アルバムのジャケットが映し出されたときから空気がざわついていました。
バンドは来日の機会も少なくないし、公演では「Slaughter of the Soul」からの選曲がセット入りすることも多く、曲単位では耳にすることは多いんだけど、やはり再現というのは特別なのだと思う。
このアルバムは、バンドだけでなくメンバーの音楽的なバックグラウンドが全て詰まっていて、メンバーその人の歴史が詰まっているともいうべき作品。だから、曲ごとに魅せ場があり、アルバムを通してダレることなく最後まで疾走できる。
そして、バンドはこう明言しています。
「再現公演は各国で1度きり」
つまり、「Slaughter of the Soul 再現」は、この機会を逃せば観ることができません。そりゃあ、ざわつくってもんですよ。
独特の SE の後の始まりを告げるドラム!もう、その瞬間からヘドバンを止められなかったね。前方エリアでは、モッシュこそ起こらなかったけど、まわりもみんな狂ったようになってたと思う。
また、これはしょうがないことなんだけど、煽りや曲に合わせて声もでていたよ。正直、こんなにテンションがあがってしまうと、理性を保っていられない。
再現はあっという間に終わり、〆の "02. The Night Eternal" にゆっくり浸りながらチル・アウトするという、なんとも贅沢な時間を過ごしました。
そうそう、Patrik Jensen が、Halo Effect についで 2度目の登場をかましていたのもポイントでした。