陰陽座のボーカル黒猫の病状が報じられています。
歌えるほどに回復したのは良かった。
妖怪メタル・バンド陰陽座についての話題です。
陰陽座のメンバー黒猫 (Vocals) が、2020年2月、突発性難聴の疑いアリと、公式サイトで報じられました。
折しもコロナ禍が加速し、社会情勢が一変したタイミングで、誰しも不安を抱えていたタイミングです。
その後、コロナによる払戻しの連絡以外は、病状、公演に関する情報が更新されていなかったのですが、こと、ここにいたり、黒猫の病状に関する詳報が公開されるという運びになったようです。
まずは、黒猫 ご本人のブログにてご確認ください。
皆さまへ
2021.07.11 Sundayいつも魂の籠もった応援をいただき、本当にありがとうございます。
そして私の体調のことで長い間ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。
そんな中でも折に触れ優しいお気持ちを惜しみなく注いでくださる皆さんには、
感謝ということばでは足りないほどの想いを抱いております。
~中略~
実は、難聴発覚からほどなくして、声にも異常を感じるようになりました。ツアーを中断してすぐの頃は、うまく聞こえない状態で歌ったことによる
声帯の荒れや炎症も生じてはいたのですが、病院で適切に治療していただいて
完治したにもかかわらず調子が悪化したために再度受診したところ、
耳の不調で声を発することが出来ない状態に精神的なストレス等が重なり、
脳と声帯(筋肉)の連動にエラーが生じているために
意志とは無関係な筋肉の緊張や収縮が起こり
発声ができなくなっている状態ではないか…という診断でした。
~中略~
そうしてリハビリやトレーニングを続け、ほんの少しずつではありますが何とか自力で歌声を取り戻し、今現在はまだ完全・完璧とはいかないまでも
陰陽座の曲を歌うことができるまでに回復いたしました。
好調・不調の波もある中で微妙な発声の仕方を工夫したり、
声帯が思うように動かない部分を補える歌い方を模索したり…と
探求を重ねる日々ではありますが、
調子の良いときに歌ったものを録音して瞬火に聴いてもらったところ
「僕が聴いても問題を感じないくらいに歌えている」との言葉ももらえました。
その言葉にも背中を押され、今は
「方法が変わったとしても以前と同等のコントロールが効かせられる」状態にまで
必ず持って行くぞ!と意気込んでいるところですし、絶対にそうなれるという自信もあります。
~中略~
いずれにしましても、ここまで来られたのは皆さんの魂の導きのおかげに他なりません。本当にありがとうございました。
あと少し、全力で頑張って必ずまた歌います!
その時には全身全霊でお礼をお伝えさせてください!
どうかその時まで皆さんもお体に気をつけて、
穏やかにお過ごしになれますよう心よりお祈りしております。
愛するファンの皆さまへ
黒猫
難聴のみならず、思うように声が出せない状態だったようです。
幸い、歌えるまでに快復したようで、なにはともあれ、ひと安心ですね。
あれだけ表情豊かに歌いこなすボーカリストが、思うように声がだせないという状況が、どんなに辛いことか想像することしかできませんが、文章にする以上に苦難の道のりは長かっただろうと思います。
そして、「こんな状況だからこそ」という意気で、歌声を取り戻した不屈の魂に、尊敬の念を抱かずにはいられません。
コロナ禍でもようやくライブが開催できるようになってきました。
あとは、体調とバンドのスケジュール次第かと思います。
晴れてあいまみえる機会を得たならば、会場に駆けつけ、ありったけの想いを声にのせ、バンドに届ける所存。
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