台湾のブラック・メタル・バンド CHTHONIC (ソニック) のボーカリスト Freddy Lim (林昶佐) が、立法院 (台湾の議会) 選に出馬し、当選したもよう。
Freddy (便宜上 Freddy で通す) が掲げる政策は、というと・・・
政党 : 時代力量 (New Power Party)
・台湾独立
・脱原発
・環境政策
・格差是正および貧困の解消
・人権問題
・文化交流推進
・尖閣諸島は日本領
こんな感じ。
Chthonic は、音楽性からして台湾の伝統や歴史、伝承などを扱っていることもあり、その中心的人物である Freddy が、台湾独立路線を掲げるのは、至って自然なことだよね。
また、Freddy がアムネスティ台湾支部長であることから、人権問題への取り組みも活発だし、バンドをやっているくらいだから、音楽や文化を通じた国際交流も推進しているようだ。
所属している政党 「時代力量」 についても、台湾の独立、脱原発、大気汚染の予防、福祉政策重視などを掲げる政党なので、Freddy が掲げる政策とマッチしている。
Freddy の政治的バックボーンについては、台湾初の民選総統である 李登輝 の薫陶を受けており (李登輝学校卒業生) 、かつ、Freddy がこれまでやってきたことは、自身の正義 (信念) を貫くことだけに、政治的思想と実行力においても期待が募り、支持が高まったんだと思う。
時代力量は、この選挙が結党初となるが、立法院の議席を 5つ獲得した。
総議席数が 113ということを考えると、5議席という数字は決して少なくないと思う。
今後、Freddy やその仲間たちが、台湾でどのように活躍するのか、目が離せないね。
ただ、台湾の立法院は、2〜5月、9〜12月の二会期制だから、バンド活動は、縮小せざるをえないだろう・・・。
まぁ、それは残念ではあるけど、Freddy の新しい試みを応援したい!