でゅら~の暇つぶし

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【動画紹介・雑談】NOCTURNAL BLOODLUST について...

 Nocturnal Bloodlust (以下、ノクブラ) について、ちょっと話題になっているので、それについてつらつらとまとめてみたよ。

 



もくじ
  ○ノクブラ最新MV炎上?
  ○ノクブラとは
  ○バンドになにが起こったのか
  ○新曲の内容は?
  ○まとめ
  ※おまけ


Nocturnal Bloodlust 最新MV炎上?

 今回、話題になっているのは、バンドが発表した最新 MV が原因なので、まずはそちらを聴いていただくのが早いかも。

NOCTURNAL BLOODLUST『Thank You』MUSIC VIDEO
  (https://www.youtube.com/watch?v=5KHiUt6xPtw

※上記動画は、非公開になったもよう。(2021/04/18 時点)



 どうだろう?
 まるで、特定の個人を罵っている感じで内容も薄っぺらいし、耳にして決して気分の良いものではないよね。

 それじゃあ、特定の個人って誰よ?って話になるよね。
 そう噂されているのが、バンドを脱退した Cazqui , Daichi という、ふたりのギタリストだよ。
 同じように推測した方が多いことから、新曲を発表したのに荒れ気味になってるってワケ。

 では、先にノクブラとはどんなバンドだったか振り返ってみよう。


Nocturnal Bloodlust とは
 ノクブラは、デスコア出身のV系バンド。
 曲によっては、シンセサイザーも加わり、ゴシック調に展開することもあるんだよね。その世界観が、V系とうまく噛み合っていて、V系でもメタルとして成立するという絶妙なバランスの上に成り立ってるよ。

 実際、メタル・バンドとしては、Loud Park 16 にも出演し、Extreme Stage のオープニングという大役を見事に務め、好評を博したから、そこでファンになったメタラーも多いんじゃないかな。
 その時は、こんな感じのセットリストでプレイしてた。

NOCTURNAL BLOODLUST - Punch me if you can (LYRIC VIDEO)


www.youtube.com



NOCTURNAL BLOODLUST - Malice against (MV FULL)


www.youtube.com



NOCTURNAL BLOODLUST - VENOM(LIVE 2013.12.07 DAIKANYAMA UNIT)
  (https://www.youtube.com/watch?v=BiuyLGVsgtg

 ※上記動画は、公式チャンネルの公開でないため、削除されたもよう。(2021/04/18 時点)

 
 V系だけど、楽曲のこのクォリティが高かったから、ジャンルが違うって叩かれることはなかったし、音源だけでなくパフォーマンスもしっかりしていたからこそ、高評価に繋がったのは間違いない。

 この年は他にも、VISUAL JAPAN SUMMIT や Scream Out Fest と言った音楽フェスにも参加し、知名度を上げていったし、上海公演も実施し、国内外へ飛躍した年だったみたいだよ。

 ワンマン・東京公演としては、ツタヤ・オー・イーストや六本木イー・エックス・シアターといった、キャパ 1,000人を超す会場で開催するほどに成長していて、順調にキャリアを積んでるところでした。

 では、そんな前途洋々たるバンドに何があったんだろう?


バンドに何が起こったのか

 当時、バンドが所属していたのは、IRIS & CRISIS という自主レーベルだったらしい。
 らしいというのは、公式サイトなどがみつからなかったからだよ。

 さて、そのレーベル在籍中に何が起こったんだろう?
 その出来事について記載した記事があったので、紹介するね。

NOCTURNAL BLOODLUSTから2人脱退、レーベルによる多額の使途不明金が発覚したため

○引用元URL(音楽ナタリー)
  https://natalie.mu/music/news/304421



 なんと、レーベル・スタッフによる横領行為があったんだね。
 それも、過去の楽曲制作料やグッズデザイン料が未払いだったというから、その額がかなり高額であろうことは、想像に難くないよ。

 記事によると、横領したのは金銭管理担当者(社員)とある。
 この者に対し、不信感を持った Cazqui , Daichi のふたりが、バンドの収支報告を開示するよう請求したら、多額の使途不明金が発覚したみたい。
 この開示請求は、弁護士を通じて行われたようだから、よほどおかしいことをしていたんだろう。
 でも、発覚したにも関わらず、裁判沙汰になったという記事はみつからなかったよ。なんか腑に落ちないね。

 そして、この結果、ふたりはバンドを脱退することになり、バンドは、新しいメンバーを加え、再始動することとなりました。


新曲の内容は?

 新曲「Thank You」は、新生ノクブラが、最初に公開した楽曲だよ。

 レーベル内の不祥事が原因でバンドが割れ、ようやく新メンバーが加入した。さあ再始動だ!
 ファンのみんな!心配させてごめん。これがおれたちの新しい一歩だ!

 

タイトル:Thank you
作詞:Nocturnal Bloodlust
作曲:Nocturnal Bloodlust
収録アルバム:Unleash
  ※作詞・作曲が不明のため、バンド名にしています※

〜歌詞一部抜粋〜

you can be no one
努力は皆無 
態度はデカくて 薄っぺらな人間
  −中略−
悪意のかたまり 脳たりん
言ってることマジ理解不能
  −中略−
外見かえても中ドス黒
最期は得意の責任転嫁
  −中略−
黙れ哀れ拗らすPlague
逃げる背中は負け犬の証
  −中略−
勘違いのカリスマ醸し
過剰評価のステマを流し
  −後略−



 再始動 1発目がこの内容では、熱心なファンであればあるほど、その落胆は深かったんじゃないかな。

 曲調も大きく変わってしまっている。でもこれは、作曲の中心人物である Cazqui が抜けたから仕方ない。
 再始動という観点からすれば、曲調はキャッチーで聴きやすくなったといえるし、ノクブラという枠組みを大きく逸脱するものでもないから、むしろ、最大限仕事をしたと思う。

 落胆の主要因は歌詞にある。

 最初は、横領した社員に怒りを向けた内容なのかとも思ったけど、社員に「カリスマ」って言葉は使わないし、「逃げる」というのは、バンドから離れた人間を指すのだろうから、やはり、脱退したふたりが対象なんだろう。
 また、「外見変えても」とあることからは、整形みたいなものを匂わせており、(実際に整形したかは定かではないが)特定のひとりを指しているとしか思えない。
 更に、バンドが発表してきた楽曲は、英詞がメインであるにもかかわらず、本作については日本語になっている。
 正直、歌詞は、単なる愚痴を並べただけのようなクソどうしようもない内容だし、そんなモノを、わざわざバンド・ポリシーを曲げてまで、分かりやすくリスナーに伝えたいという考えは、性格の悪さを感じさせるし、悪意に満ちていると言えるだろう。
 いっそ、縦読みでも仕込んでおいて欲しいレベル(検証はしてないのであるかも)

 ファン待望の再始動 1曲目が、元メンバーに対する誹謗中傷

 脳たりんは一体、誰なのだろう?

 再始動の 1曲目は、「このバンドの曲をもっと聴きたい!」そう思わせるものでなければならないハズだよね。
 仮に炎上を狙ったものだったとしても、失う物があまりにも大きすぎないか?

 まだ、このプロモーションは、アルバムを通して聴くことで不満が解消されるという仕組みになっている可能性もあるけど...


ま と め

 新生ノクブラは、再始動の 1曲目で、元メンバーを dis る曲を発表し、ファンを落胆させてしまった。
 どうしてこのような曲発表になったのか、その真意は、新譜を通して聴くことおよび、インタビュー記事などで説明されるのではないかと思う。
 ...このようなプロモーションをして、「ようし!ちゃんとチェックしよう!」というリアクションに繋がるかは未知数だが。

 ただ、話題を集めるという一点においては成功しているので、それが狙いどおりだったのかが気になるところだ。

 ...個人的には、新譜で Thank You の次に収録される 「マッチョ オブ ザ ワールド」 は、少しだけ気になるんだよなー(小声)


お ま け

 一方、脱退したふたりの内、Cazqui の動向はというと...

「ハイにナルマデ」MV FULL - 猫曼珠-nekomanju-

www.youtube.com



 猫曼珠というバンドで、シングル発表とツアーをやっているもよう。

 新たな一歩としては、こちらの方が断然いいよね。
 ポップでキャッチー。そして踊れるって感じかな?でも、ソロなんか楽しいだけじゃなく、ちゃんとかっこいい。