でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】CORY WONG LIVE IN JAPAN (2025.06.20)

 Cory Wong が、とかじゃなく、みんなで歌って踊って、とにかくたのしくハッピーになれる素敵な公演でした!

 

smash-jpn.com/live/?id=4378

 

タイトル:

  Cory Wong Live In Japan

  with Special Guest:Antwaun Stanley 

MEMBER:

  On Guitar:Cory Wong

  On Keyboards:Kevin Gastonguay

  On Drums:Petar Janjic

  On Bass:Yohannes Tona

  On Trombone:Michael Nelson

  On Trumpet:Jay Webb

  On Saxophone:Kenni Holmen

  On Saxophone:Jake Botts

  On Saxophone:Alex Bone

  SPECIAL GUEST:

    On Vocal:Antwaun Stanley 

  VERY SPECIAL GUEST:

    On Saxophone:ewik (えうぃく)

開催日程:

  6月20日(金) / 東京 / 豊洲ピット

公演時間:

  開場 18:00 / 開演 19:00 / 終演 21:00 

 

SETLIST

  01. The Grid Generation

  02. Flyers Direct (The Fearless Flyers song)

  03. Bluebird

  04. Team Sports

  05. Direct Flyte

  06. Smokeshow

  07. Brooklyn Bop

  08. Lee

  with ANTWAUN STANLEY

    09. Work It Out

    10. Untied

    11. Can't Hide Love (Earth, Wind & Fire cover)

    12. Coming Back Around

  13. Meditation

-enc-

  with ANTWAUN STANLEY

    STEVIE ONDER MEDLAY
      14. Love's in Need of Love Today
        ~ Isn't She Lovely
        ~ Sir Duke
  15. Assassin (The Fearless Flyers song)

 

 FUJI ROCK に先駆け、Vulfpeck のツアー・メンバーでもある Cory Wong が、自分のバンドで単独公演を行っていたので、豊洲 PIT へ観に行ってきました。

 今回、チケット争奪戦に出遅れたんで、入場はだいぶ遅かったんだけど、前方の Petar Janjic がバッチリ見える好位置を確保できて、最後まで歌って踊って最高に楽しめました。

 ライブって、ステージに近いほど盛り上がりも上がって行くので、見晴らしはよいけど後方 / 多少観にくくても前方、どちらを選ぶか入場までに決めておくと、場所とりに迷わなくて良いですよ。

 ぼくは、場所関係なく盛り上がれるタイプですが、やっぱみんなで盛り上がりたいって気持ちがあるので、前方というチョイスです。

 また、端っこだと音のバランスも気になると思う、でも、今日はファンクだから、歌って踊って、グルーヴに身を任せて楽しみたかったんだよね。

 

 Cory Wong って、ほぼほぼインスト曲だけど、この公演には盟友 Antwaun Stanley  が帯同していて、前半を Cory Wong 、後半に Antwaun Stanley が合流して歌をやるって感じのステージでした。

 中盤には、サックス奏者の ewik (えうぃく) くんの登場があり、サックスが 4本に!

 ゲストとは思えないほど馴染んだアンサンブルと、欲しいところに音がハマる最高のグルーヴがあって、めっちゃ盛り上がったよ。特に圧巻だったのは、サックス奏者 4人よるソロの取り回しで、プレイヤー各々の魅力が詰まった掛け合いになっていて、これホントにゲスト?って感心してしまった。

 

 Cory Wong がカッティングで刻む音色は小気味よく、バンドを導き、Petar Janjic のドラミングはド迫力で、観客を煽りつつエモーショナル。ソロ・パートではリズムシャッフルしたり、確かな技巧もアピール。

 個人的なイメージだと、ファンクのライブって、そのときのノリでアドリブが入ることが多いジャンルだと思っているんだけど、このステージでは、どこがそうなのか全くわからなかった。もしかすると、このバンドは、そういうのも含め、こうなったっらどうなるっていうことが全て流れになっているのかもね。こういう、キチッとしたバンドなら、歌って踊るよりも、音をちゃんと聴きたいっていうのも分かる。

 

 本編の最後は、これまでのファンキーさとは打って変わって、しみいるような "Meditation" 。

 ピックではなく、指で弾く優しい音色が会場を満たしていき、昂ったテンションを徐々に鎮めるかのような曲ではあったけど、曲調がチルっているだけで、そこに込められた技は超絶なので、全然気を抜けなかった。曲の終盤の、弦と鍵盤の美しいハーモニーに心を奪われてしまう。

 

 アンコールでは、この来日公演用の企画で、DM で募ったリクエストから、Stevie Wonder カバー・メドレーも飛び出し、会場から嬉しい悲鳴を引き出すと、みんな思い思いにクラップを入れたり、歌ったりで、再びテンションを上げていく (Meditations で盛り下がったわけではないが)。

 最後は、”Assassin” たぶん、原曲よりめっちゃ速かったような記憶。完成された美しさのある進行と、ファンキーさが同居する、めっちゃスリリングな展開で最高だった。

 

 ステージ上のプレイヤーは、終始笑顔ではあるけれど、妥協を許さないタイトさがあり、楽しいだけでなく、スリリングでとてものめり込んでしまった。

 これまでのファンク・ロックとは、ちょっと違った楽しさがあるバンドだと思うので、気になる方は、是非...と言っても 21日は SOLD OUT なので、まずは FUJI ROCK の Vulfpeck で、Cory Wong をチェックしていただければ。

 また、近年は毎年来日しているので、こまめに来日情報をチェックしておくといいかも。

 

 単に FUNK という言葉では括り切れない Cory Wong 、これからも目が離せませんね!