Funk x Disco の殿堂だった。
タイトル:
EARTH, WIND & FIRE JAPAN TOUR 2025
with Special Guest Nile Rodgers & CHIC
開催日程:
4月20日(日) / 神奈川 / ぴあアリーナ・エム・エム
公演時間:
開場 15:30 / 開演 17:00 / 終演 20:00
Nile Rodgers & CHIC
MEMBER
On Guitar:Nile Rodgers
On Bass:Jerry Barnes
On Drums:Ralph Rolle
On Vocal:Kimberly Davis
On Vocal:Audrey Martells
On Keyboards:Richard Hilton
On Keyboards:Russell Graham
CHIC HORNS
On Saxophone:Brandon Wright
On Trumpet:Steve Jankowski
On Saxophone:Ken Gioffre
SETLIST
01. Le Freak
02. Everybody Dance
03. Dance, Dance, Dance
04. I Want Your Love
05. I'm Coming Out (Diana Ross cover)
06. Upside Down (Diana Ross cover)
07. He's The Greatest Dancer (Sister Sledge cover)
08. We Are Family (Sister Sledge cover)
09. Like A Virgin (Madonna cover)
10. Material Girl (Madonna cover)
11. Modern Love (David Bowie cover)
12. Get Lucky (Daft Punk cover)
13. Lose Yourself To Dance (Daft Punk cover)
14. Let's Dance (David Bowie cover)
15. Good Times
~ Rapper's Delight (The Sugarhill Gang cover)
EARTH, WIND & FIRE
MEMBER
On Bass:Verdine White ※病気治療※
:Raymond McKinley ※代理※
On Percussion:Philip Bailey Sr
On Percussion:Ralph Johnson
On Percussion:B. David Whitworth
On Keyboards:Myron McKinley
On Drums:John Paris
On Percussion:Philip Bailey Jr
On Guitar:Morris O'Connor
On Guitar:Serg Dimitrijevic
EART, WIND & FIRE HORNS
On Saxophone:Gary Bias
On Trumpet:Bobby Burns Jr
On Trumpet:Reggie Young
SETLIST
SE. Video Introduction
01. Shining Star
02. Let Your Feelings Show
03. System Of Survival
04. Serpentine Fire
05. Jupiter
06. Sing A Song
07. Got To Get You Into My Life (The Beatles cover)
08. Kalimba Story
~ Sing A Message To You
09. Devotion
10. Reasons
11. Rock That!
12. After The Love Has Gone (David Foster cover)
13. That's The Way Of The World
14. Brazilian Rhyme
15. Fantasy
16. Boogie Wonderland
17. Let's Groove
18. September
19. Bass Riff Interlude
Rapper's Delight (The Sugarhill Gang cover)-enc-
20. In The Stone
EART, WIND & FIRE と Nile Rodgers & CHIC のカップリングは、Funk x Disco という最高の組み合わせで、楽しいことが約束された公演だったので、ミーハーなぼくは、まんまと釣られて観に行ってしまったわけだけど、歌って踊ってめちゃくちゃ楽しい公演だったよ。
やっぱ、大編成ってのもあるけど、ホーンが入るとバンドとしての音も強くなるし、広がりも凄いよね。
でも、それに負けない声量のボーカリストも、マジですげぇ。
大規模会場にしては、出演者とのファミリー感を強く感じたし、ステージで繰り広げられるパフォーマンスは、まさに「殿堂」とも言うべきゴージャスさがあり、文句なしに大満足の公演でした。
Nile Rodgers & CHIC
”Le Freak” で幕を開ける、なんともシャレオツでダンサブルな CHIC のステージ!代表曲を立て続けに披露したものだから、会場もバンドに負けじとギアをアゲて熱狂。
「やあ、Nile Rodgers だよ。実はぼく、CHIC 以外にも仕事をしていて、ここからはそっちを楽しんでネ」
的な緩いコメントから怒涛の名曲ラッシュが始まり、往年の名曲のメドレーに、観客は大いに歌い、踊り狂った。
歌唱面では、魂を奮わせるかのごとき Kimberly Davis 激情のスクリームに圧倒されました。
Cotton Club とか Blue Note で観るのもいいかもしれないけど、大規模会場だからこそのグルーヴってあるよね。このステージでは、大規模会場だからこその熱狂があって、ほんとダンパみたいで大満足。
Nile Rdogers は、「昨日頑張りすぎちゃって、喉を枯らしてるけど、許してクレメンスwww 歳には勝てんね、メンゴメンゴwww (あくまでも気安さを伝えるための意訳)」みたいなことも言っていたけど、御年 72歳ということを考えると、調子崩してもその声量、そのパフォーマンスを発揮できるバイタリティは、ハッキリ言って超人的だと思いました。
ステージ上のスクリーンには、パート毎にフィーチャーされているミュージシャンが大写しになり、今、誰を観るべきか?がわかりやすくなっていたのも良かった。
EARTH,WIND & FIRE
オリジナル・メンバーのひとりである Verdine White の欠場は残念だったけど、代わりの Raymond McKinley が大活躍!Verdine White の穴を完璧以上にサポートしたのが、ある意味の見どころだったと思う。
Philip Bailey Sr も73歳とお歳をめされてしまったが、ステージでの彼からは「老い」のような印象は全く感じられず、ずっと全盛期を生きているかのようで、入魂の歌唱を見せつけてくれた。
オープニングの Video Introduction は、バンドの奇跡を辿るような壮大さがあった。
全体的に、原曲の雰囲気を残しつつ、現在に合うようアレンジされていて、その
新解釈に驚いたり、はしゃいだりと大忙し。既存の楽曲で新しい発見があるのって凄いよね。
それを強く感じたのは、ピアノ・ソロからの "Fantasy" で、正確には "After The Love Has Gone" の愛のメドレーで、身も心もトロットロにされたところで、"Fantasy" は、セットリストとして見ると、当然の流れのように思えるかもしれないけど、実際、進行がわからない状況ででくわすと、めっちゃエモくて背筋に電流が走るかのような衝撃を受けた。
ピアノそろから自然につながり、”Fantasy”の世界観が、会場を満たしていく様子は、圧巻のひと言。これぞ Earth って感じのバンドの歴史、人の営みを感じさせる、宇宙規模のスケールを感じさせるすばらしいパフォーマンスだったと思う。
その後には、一転して Grooby な ディスコ・サウンドに包まれ、"September" まで一気に走り抜けた!
その後、メンバー紹介を兼ねた "Bass Riff Interlude" も Groovy で最高だったし、なによりも、これで終わりかと思ったら、なんと "In The Stone” が始まり、120% 満足の Earth Wind, & Fire 来日公演は幕をおろした。
オリジナル・メンバーが減ってしまったことで、Earth がどうなっていくのか?不安があったけれど、この公演を観て、Earth が Earth を名乗っている限り、鳴る音は Earth なんだなってハッキリわかった。
みんなが好きでいる限り、Earth は永遠に続くバンドなんだよね。
EARTH, WIND & FIRE
— でゅら~ (@deulah2002) 2025年4月20日
20:00 終演 pic.twitter.com/J1YgckdrJY
NILE RODGERS with CHIC pic.twitter.com/VE4nhstljn
— でゅら~ (@deulah2002) 2025年4月20日
EARTH, WIND & FIRE pic.twitter.com/DTGu4Ajd05
— でゅら~ (@deulah2002) 2025年4月20日