でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】ANGRA ” TEMPLE OF SHADOWS 20TH ANNIVERSARY ”JAPAN TOUR 2025 (2025.06.19)

 ANGRA、活動休止からの Rebirth を信じられる公演でした!

 

ameblo.jp/tokyoonkyorock/entry-12883575068.html

 

タイトル:

  ANGRA Japan Tour 2025

MEMBER:

  On Vocal:Fabio Leone

  On Guitar:Rafael Bittencourt

  On Guitar:Marcelo Barbosa

  On Bass:Felipe Andreoli

  On Drums:Bruno Valverde

開催日程:

  6月19日(木) / 東京  / イー・エックス・シアター六本木

公演時間:

  開場 18:00 / 開演 19:00 / 終演 21:00 

 

会場 BGM

  BGM. Limelight (Rush song)

SETLIST

  Intro. Crossing

  01. Nothing To Say

  02. Acid Rain

  03. Tide Of Changes - Part I

  04. Tide Of Changes - Part II

  Temple Of Shadows

    SE. Deus le volt!

    05. Spread Your Fire

    06. Angels And Demons

    07. Waiting Silence

    08. Wishing Well

    09. The Temple Of Hate

    10. The Shadow Hunter

    11. No Pain for the Dead

    12. Winds Of Destination

    13. Sprouts Of Time

    14. Morning Star

    15. Late Redemption

  16. Vida seca

  17. Rebirth

-enc-

  18. Unfinished Allegro

    ~ Carry On

    ~ Nova Era

  Outro. Gate XIII

 

 「火の女神」の名前を冠する ANGRA が来日しているからか、梅雨の合間の真夏日ということで、絶好の ANGRA 日和りとなった東京の天気。

 会場となった EX Theater 六本木の入場待機所は、ビル風のとおり道だったので、そんな天気にも関わらず、わりと快適に過ごすことができました。

 

 平日にも関わらず、会場には多くのファンが訪れ、活動休止前の最終公演ということもあり、熱気がこもっていました。

 開演を告げる会場アナウンスのときから士気は高く、早くも ANGRA コールが起こっていましたよ。

 "Crossing" が鳴る中、メンバーを迎える歓声も、最早絶叫って感じで、「ライブ見られて嬉しいけど、活動休止しないで」って感じの複雑な想いがこもっている感あった。

 そんな中、オープニングを飾ったのは、ANGAR 代表曲のひとつ "Nothing To Say" ライブでも定番で、めっちゃ盛り上がる楽曲。民族音楽的な要素もあり、楽曲の進行もメリハリがあってわかりやすく、メロディは美しいだけでなく、劇的に展開し、聴く者のこころを鷲掴みにしてしまう、なかなか類を見ないくらいの完成度だと思います。そして、なんといっても、シンガロングや掛け合いが楽しい楽曲でもあるから、パワー・メタルの魅力が全て詰まっているんですよね。そんな楽曲がオープニングだったので、イントロのリフが始まった瞬間からの熱狂が凄まじかった。

 

 本公演は、名盤「Temole Of Shadows」20周年記念公演でもあるので、アルバムが、セットリストの大部分を構成しています。

 アルバムの導入部分 "Deus le volt!" ~ "Spread Your Fire" の流れは、ANGRA という歴史のあるバンドにとっても、屈指の人気を誇る部分で、ここでの歓声もまた凄かった。そもそも、このアルバムは、作品として完成度が特段に高く、コンセプトとなった物語の世界観を完全に表現し、だから、みんなこの作品が大好きなこともあって、その再現が始まるという狼煙でもあったから、よりいっそう盛り上がったのかもしれません。

 

 アルバム再現を含む公演のわりには、しっかり「Cycles Of Pain」の楽曲もセットリスト入りしていて、活動休止前に ANGRA を締めくくるのに納得のいく構成だったと思います。勿論、他にも聞きたかった曲はありますが、このツアーのコンセプトを考えると、これ以上はない。そんな感じ。

 

 本編の締めくくりは "Rebirth"。アンコールでは、これを聴けずに終われるか!って感じで "Carry On" ~ "Nova Era" 。これはもう、”Unfinished Allegro” 始まったとこから、歓声が凄かった。「ほんとにもうライブも終わり、ANGRA ともしばらくお別れ」って感じもあって、涙まみれの絶叫みたいな複雑な感情の発露みたいなものがあったと思う。でも、シンガロングの音程は外してないあたり、みんな歴戦のファンなんだなーとも感じました。

 終演を告げるのは、”Gate XIII” 。この最後の一音が鳴り終わるまで、ほとんどの方が会場を離れなかったのは、印象深い光景でした。

 

 本公演は、活動休止前の公演ということで、「ANGRA は終わってしまうんだ」そんなネガティブな感情を持ったこともありました。

 しかし、本公演を観て、次の Rebirth を確信することができました。

 本当に観に来てよかった。

 全編通して「素晴らしかった!」しかでない、本当に特別な公演でした。

 

 

Fabio への感謝

 ANGRA の楽曲って、本来、Fabio の得意とする音域とは合ってなかったと思う。

 そんな中、工夫を重ね、この活動休止までボーカルをやってくれてありがとう。

 このステージでは、Fabio が ANGRA のボーカルとして研鑽してきた集大成ともいうべきパフォーマンスが発揮されていて、改めて Fabio Leone というボーカリストの偉大さが分かった気がします。