でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】20 YEARS OF BLOOD RED SHOES 2025 (2025.06.07)

 活動 20周年を、15年ぶりの来日で祝う、Blood Red Shoes 渾身のステージ!

 

www.bloodredshoes.co.uk/tokyo

 

タイトル:

  20 Years of Blood Red Shoes 2025

MEMBER:

  On Guitar, Vocal:Laura-Mary Carter

  On Drums, Vocal:Steven Ansell

開催日程:

  6月7日(土) / 東京 / 渋谷サイクロン

公演時間:

  開場 18:00 / 開演 19:00 / 終演 20:25 

 

SETLIST

  01. Elijah

  02. Cold

  03. It's Getting Boring By The Sea

  04. Light It Up

  05. Don't Ask

  06. Lost Kids

  07. Sucker

  08. This Is Not For You

  09. Murder Me

  10. Black Distractions

  11. An Animal

  12. Red River

  13. Je Me Perds

  14. I Wish I Was Someone Better

  15. Morbid Fascination

-enc-

  PART SHUFFLE

    16. Surf Song

  17. Doesn't Matter Much

  18. Colours Fade

 

 15年ぶりの来日となる Blood Red Shoes のライブを観に行ってきました。

 この来日は、バンド 20周年記念ではありますが、大手プロモーターを介さず、また、ぴあや e+ といったチケット・ガイドも通さず組まれた公演でしたが、会場となった渋谷 Cyclone には、キャパいっぱいの 約300人が集い、大いに盛り上がりました。

 「グッズを購入すれば公演後のサイン会に参加できる (参加条件はうろ覚え)」ということもあり、どうにか都合をつけて来場した方が多かったように思います。

 驚くべきことにこのサイン会、実質、Meet & Greet だったんですよね。だって、サインだけでなく、ふたりと記念撮影できましたし。それに、サインの対象が、グッズだけでなく持ち込み OK だったのも良かった。本当に久しぶりの来日だから、思い入れのあるアイテムにサインもらえたら嬉しいもんね。

 あと、小さい箱あるあるだけど、出演者も来場者と同じ通路を使っているので、整理番号を呼んでいるとき、(たしか 150番~200番あたり呼んでたかな) 私服のふたりがぬるっと会場入りしてきて、びっくりしたよね。※見間違いの可能性はある。

 

 本公演は、Hayato Imanishi が、Blood Red Shoes のファン・アカウント管理人の想いに応える感じで開催されるという、少し変わったかたちで実現した公演のようです。

 だから、ファンによるファンのためのイベントって感じ。

 来場者はバンドの熱烈なファンばかりだから、会場の雰囲気は、公演に対する熱気こそこもっていましたが、とてもピースフル。

 

 Steven Ansell のドラミングは、叩く音の迫力は勿論あったけど、身振りが大きく、時にはドラムセットの上に立ち上がってのプレイもあり、そういった視覚的な迫力、pあって、かなり見応えがあった。

 「激しいステージの合間にはやっぱこれだよね!」つって、ポカリスエットをあおるくだりがあったけど、さわやかにでハマりすぎていて、おいなんだこれ CM の撮影か?ってなった。

 久しぶりの日本で、本来、もっとシリアスであってもおかしくなかったけど、開催への想いが前述のとおりなので、変に気負うようなこともなく、ホームでやるステージのような雰囲気もあり、ミュージシャンとしての腕だけでなく、Steven Ansell という人物の性格にも触れられたようなやりとりもあって、本当にこの公演に来て良かった。

 

 照明が上から降ってくる感じだったので、プレイ中 Laura-Mary Carter の表情が良く見えなかったのは残念ではあるけど、逆に、シルエットがくっきり浮かび上がり、シャープに刻むフレーズともあいまって、そのストイックな佇まいが、楽曲と合っていたのはかっこ良かった。

 Blood Red Shoes はふたりのバンドなんだけど、紡がれる楽曲が放つ音は強く、決して他のバンドに劣ろものではなく。

 編成が多くなれば、楽曲の表現力などは増えるだろうけど、楽曲へ込める想いは分散されていくので、Blood Red Shoes が、その楽曲をプレイするのであれば、やはりこの 2人編成であることが重要なんだな、とわかった感じがした。それは、曲前にカウントが入らず、自然に息があった感じで曲が始まるあたりからも感じられた。

 

 バンド熱演に共鳴し、フロアも激しく反応。シンガロングの声も大きく、コール・アンド・レスポンスの反応もかなり良かったよね。

 アンコールでは、パート・シャッフルしての "Surf Song" もあり、最後まで歓声は途切れることなく、大盛況の内に来日公演の幕は降りたのでした。

 とても良いバンドなんで、今度は間を開けず来日してほしいな。