でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】スーパーロボット魂 2025 stage terra (2025.04.27)

 昭和100年、そして、ささきいさお復活を言祝ぐ、スーパーロボット魂

 

www.mmjp.or.jp/birthday/2025_srs.html

 

タイトル:

  スーパーロボット魂 2025

  Super Robot Spirits 2025

  stage terra

出演:

  司会:ショッカーO野

  stage terra

    Line up:ささきいさお / 堀江美都子 / 影山ヒロノブ

        MIQ / 遠藤正明 / さとうゆか

        下町兄弟  / 高取ヒデアキ / Sister MAYO

BAND:

スーパー・ロボット・スペシャル・バンド

  On Guitar:松尾洋一

  On Bass:村上聖

  On Drums:岩田 "ガンタ" 康彦

  On Keyboards:松原ひろし

ZETKI

  On Trumpet:Akuzawa

  On Trumpet:Kenito

  On Saxophone:Chouemon

  On Trombone:島田直道

アップルパイ

  On Chorus:平山佳代子

  On Chorus:杉山小絵子

スペース☆カインズ

  On Chorus:貴日ワタリ

  On Chorus:常見弘士

  On Chorus:戸巻大蔵

公演日程:

  4月27日(日) / 東京 / ゼップ羽田

公演時間:

  開場 / 15:30 , 開演 / 16:30 , 終演 / 19:40

 

会場BGM

  BGM. Derek and The Dominos「Layla and Other Assorted Love Songs」

SETLIST

第一部

OPENING SE

堀江美都子, 影山ヒロノブ, MIQ, 遠藤正明

  01. 鋼の魂 / スーパーロボットスピリッツ

遠藤正明

  02. 戦士よ、起ち上がれ! / 魔装機神サイバスター

MIQ

  03. GET IT! / 戦闘メカ ザブングル 劇場版イメージソング

影山ヒロノブ (from JAM Project)

  04. FIRE WARS / OVA マジンカイザー

堀江美都子

  05. ダルタニアスの歌 / 未来ロボ ダルタニアス

ささきいさお

  06. 立て!闘将ダイモス / 闘将ダイモス

さとうゆか

  07. 風の未来へ / 伝説の勇者ダ・ガーン

  08. ハレルヤ・パパイヤ / 伝説の勇者ダ・ガーン

MIQ

  09. 最強勇者ロボ軍団-Ladies- / 勇者王ガオガイガーFINAL

遠藤正明

  10. 勇者王誕生! / 勇者王ガオガイガー

  11. GGGマーチ / 勇者王ガオガイガー

高取ヒデアキ, Sister MAYO (from R.A.M.)

  12. DIVER#2100 / 電脳冒険記ウェブダイバー

  13. SO DIVE! / 電脳冒険記ウェブダイバー

ACOUSTIC GUITAR PAR (スーパーロボット・メモリアル・バンドZ)

堀江美都子, MIQ, 影山ヒロノブ, 遠藤正明 

  14. さすらいの星ジミーオリオン / 合身戦隊メカンダーロボ

  15. アストロガンガー / アストロガンガー

 

第二部

BANANA ICE (from 下町兄弟)

  16. WAR WAR!STOP IT / ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー

Sister MAYO (from Cyber Nation Network)

  17. GET MY FUTURE / ビーストウォーズ II 超生命体トランスフォーマー

  18. SUPER VOYAGER / ビーストウォーズ II 超生命体トランスフォーマー

高取ヒデアキ (from COA)

  19. SPACE DREAMER~遥かなるビーストウォーズ~ / 映画 ビーストウォーズ II 超生命体トランスフォーマー ライオコンボイ危機一髪!

  20. あの夢の彼方へ / ビーストウォーズ メタルス コンボイ大変身!

影山ヒロノブ

  21. 魂のエボリューション / ビーストウォーズ・メタルス~超生命体トランスフォーマー

  22. バ・ビ・ブ・ベ ビーストウォーズ / 超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ メタルス

堀江美都子

  23. ボルテスVの歌 / 超電磁マシーン ボルテスV

  24. 父をもとめて / ボルテスV レガシー

ささきいさお

  25. とべ!グレンダイザー / UFOロボ グレンダイザー

  26. 大空魔竜ガイキング / 大空魔竜ガイキング

MIQ

  27. TIME TO COME / 第4次スーパーロボット大戦

遠藤正明

   28. Can't Stop / ゲッターロボ大決戦!

堀江美都子

  29. マジンガーエンジェルのうた / マジンガーエンジェル

影山ヒロノブ

  30. HEATS / チェンジ!!真ゲッターロボ 地球最後の日

堀江美都子, 影山ヒロノブ, MIQ, 遠藤正明

  31. 熱風!疾風!サイバスター / スーパーロボット大戦

-enc-

ALL SINGERS

  32. ゲッターロボ! / ゲッターロボ

 

 開演待ちの会場BGMは、Derek and The Dominos 。

 来日中の Eric Clapton といえば、このアルバムに収録されている "Layla" ですね!

 この来日では、この超有名曲が聴けなかったので、会場に入ったとき、「やった!」と、内心、小躍りしていたのですが、曲は "Little Wing" が終わったところで開演したので、結果、”Layla” は聴けませんでした。ぎゃふん。

 

 さて、昭和とともに歩んできたスーパーロボット作品たち。

 2025年は、昭和元年から数えて100年目にあたります。

 このタイミングは、このスーパーロボット史を振り返るという観点では、とても大事なのではないでしょうか。

 本日は、スーパーロボットに特化した stage terra。

 蓋を開けてみたら、スーパーロボット史というか、トランスフォーマー。しかも、ビーストウォーズ史を辿る公演になっていました。

 

 会場には、ビーストウォーズ直撃世代が多く駆けつけ、第二部開幕から、熱い雄たけびが会場から発せられました!

 まずは、BANANA ICE (下町)兄弟) が現れ、ちょっとアメ横の呼び込みのようなニュアンスも感じる独特の声質のラップが聴こえると、会場からは「WAR WAR...」というシンガロングが起こり、それを BANANA ICE が煽り、いつしか会場が一体となっていくのは、ベテランならではの上手さがあった。

 ここから、Sister Mayo高取ヒデアキ影山ヒロノブと続く流れは、ビーストウォーズ、II 、劇場版、メタルスという作品群を辿るかのようで、イベント冒頭にあったショッカーO野の「昭和100年をスーパーロボットとともに振り返る」みたいな MC とも相まって、激アツ展開だった。

 もちろん、SRS 2025だけでしか堪能できないビーストウォーズ・メドレーなので、直撃世代は心臓を打ち抜かれ、狂ったように歌い、踊っていた。

 

 本イベントは、高取ヒデアキSister Mayo の貢献抜きでは、ここまで盛り上がらなかっただろう。

 このふたりは、ビーストウォーズだけでなく、ウェブダイバーでも熱演があり、来場者の心をがっちり掴み、第二部へと繋ぐ強力な起爆剤となっていたからだ。

 

 このビーストウォーズ・コーナーで、個人的に良かったと感じたのは、"バ・ビ・ブ・ベ ビーストウォーズ" でした。

 タイトルはちょっと子供っぽすぎるとも思うけど、楽曲自体はヘヴィ。でも、曲調は勇壮なマーチ。そして、ちゃんと子供向けのアニメ・ソングとして成立しているのがいいよね。

 

 本公演最大の目玉は、やはり、ささきいさお

 今年1月、間質性肺炎急性増悪に罹患し、血中酸素濃度が 50% を割るほどの重篤な状態に陥ってしまった。

 そこから 3ヵ月という時間はあったものの、82歳という年齢を考えると、間に合うかどうかは未知数だったし、回復はしても、歌手としての活動は難しいんじゃないか?と不安に駆られ、正直、最後の勇姿を目に焼き付けよう。そんな想いを胸に秘めていました。

 しかし、”立て!闘将ダイモス” の歌唱を聴き、歌唱力というか、声の張り、声量とか、そういう人としての「生きる力」ともいうレベルで、SRS 2024 で観たより数段パワー・アップしているのを感じ、感動で体が熱くなると同時に思った「負けてらんねえ!」と。

 

 ささきいさおの影響かどうかはわかりませんが、レギュラー・メンバーの方々も、コロナ後、最もパフォーマンスが高かったと感じました。

 去年は、MIQ のリーダー・シップが光っていましたが、今年は、誰もが素晴らしいパフォーマンスを魅せ、会場も大いに応え、熱狂の内に公演は幕を降ろしました。

 

 他、セットリストの面では、堀江美都子が "ボルテスVの歌"、"父をもとめて" をうたっているのが、とても印象的でした。

 ”父をもとめて” は、戦友である 故 水木一郎 による歌唱です。

 最近、フィリピンで「ボルテスV レガシー」が制作され、それが日本にも輸出されました、その日本放送版のエンディングを、堀江美都子が担当するって、めっちゃエモい。もうそれだけで泣ける。

 原曲では、主人公の心情を投影した歌詞を、水木一郎が朗々と歌い上げています。それを、堀江美都子が歌うことによって、故人への哀切の想いや、語り継いでゆく覚悟などが感じられるようで、ほんと良かった。

 

 スーパーロボット魂というイベントは、その都度、思い入れ深ければ深いほど刺さる仕掛けが凝らしてあります。

 単にセットリストを追うだけでなく、これまでの流れや、ゲスト、共演者などの絡みをチェックすると、より楽しめるイベントです。

 勿論、きっかけとしては、「楽しそう!」や、「あの曲を聴きたい!」で十分です。

 このイベントに触れてみたいと感じた方は、是非、会場へ足を運んでみてください。

 触れる方法は、来場以外にも配信視聴という方法もあるので、体験はしやすいイベントだと思います!

 

 

 

 

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