でゅら~の暇つぶし

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【動画紹介】『Gamma Ray - Heaven Can Wait (with Ralf Scheepers) - Live in Japan 2024.05.07』 (2024.06.30公開)

 今思い返しても GAMMA RAY 最高だったんだよ。

 

ameblo.jp/tokyoonkyorock/entry-12850375377.html

 

 2024年5月に開催された GAMMA RAY 来日公演から、早いことに、もう、1ヵ月以上過ぎてしまいました。

 本公演は、新任 Vo Franc の日本お披露目であり、また、オリジナル・シンガーの Ralf も参加するという特別編成。

 会場の雰囲気は、とてもピースフルかつハートフルで、まさに Kai の作る楽曲のポジティブなイメージが開場を満たしていて、これぞ GAMMA RAY 、これぞライブの醍醐味といった、とても楽しく幸せな時間でした。

 

 本公演の最後を飾ったのは、"Heaven can wait" 。これが、この日のライブを総括するような、本当に特別な一曲だったんです。

 YouTube を漁っていたら、その映像をアップしている方がいたので、是非、みなさんにもきいていただきたく、紹介いたします。

 

www.youtube.com

 

 この日、Ralf はのどの調子を崩しており、本調子ではありませんでした。

 なので、曲の出だし、うまく声が出ず辛そうにしていたんです。

 すると、それを察した来場者たちは、Ralf のピンチを支えるべく、おおきなシンガロングで応えたんですよね。

 バンドが煽るでもなく、だれかが歌いだし徐々に...という展開でもなく、会場にいた全員が「ピンチだ!たすけるぞ!」と心を合わせたのが、最高に GAMMA RAY だった。

 これこそが、Kai が作ってきた楽曲たちが、ただ消費されたのではなく、リスペクトされてきたことの証にほかならず、とても感動的なムーブメントだと感じました。

 

 ジャーマン・メタルというジャンルは、観客自身も語り部のひとりとなり、ともにステージを作っていくとう、少し特殊なジャンルだと思います。

 しかし、参加の仕方はひとそれぞれで、ある人は歌を、またある人はメロディを歌い、またある人は手拍子やコーラス、あるいは、エア・ギターやエア・ドラムなど、声だけではなく、身振り手振りなどを交える感じなので、ひとそれぞれのスタンスで楽しめる自由があります。ぼくはそれを本来の音楽の楽しみ方だと捉えています。

 

 勿論、ミュージシャンのスタンスや、楽曲の系統、雰囲気もあるので、すべてがそのように楽しむべきというつもりはありません。たとえば、バーラードは誰だってしっとり聞き入りたいですし。

 

 要は、世の中にはこんなライブもあるってこと知って欲しかったのと、こんな風に一緒に楽しみたいと感じた方へ、GAMMA RAY を紹介したかったんです。