でゅら~の暇つぶし

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【ライブレポ】DEEP PURPLE UNLEASHED IN JAPAN 2023 (2023.03.14公開)

 Deep Purple 武道館公演は、ぼくが見た DP で過去一に良かった。

 

udo.jp/concert/DeepPurple2023

 

タイトル:

  Deep Purple Unleashed in Japan 2023

MEMBER:

  On Vocal:Ian Gillan

  On Bass:Roger Glover

  On Drums:Ian Paice

  On Keyboards:Don Airey

  On Guitar:Simon McBride

開催日程:

  3月13日(月) / 東京 / 日本武道館

公演時間:

  開場 / 18:00 , 開演 / 19:00 , 終演 / 20:45

 

SETLIST

  BGM. Boys Are Back In Town (Thin Lizzy song)

  BGM. The Kids Aren't Alright (The Offspring song)

  SE. The Planets, 'Mars' (Holst song)

  01. Highway Star

  02. Pictures of Home

  03. No Need to Shout

  04. Nothing at All

  05. Simon McBride Guitar Solo

  06. Uncommon Man

  07. Lazy

  08. When a Blind Man Cries

  09. Anya

  10. Don Airey Keyboards Solo

  11. Perfect Strangers

  12. Space Truckin'

  13. Smoke on the Water

ーencー

  14. Hush (Joe South cover)
    ~ Band Session
    ~ Hush

  15. Roger Glover Bass Solo

  16. Black Night

 

 2022年に Simon McBride を加えた最新編成の Deep Purple が、いよいよ来日公演を開始した!

 公演初日となる 3月13日は、日本武道館

 あいにくの雨もようだったけど、ギリ、天気は持ちこたえた感じ。

 来場層は、50代以上が他のライブ会場よりは多めだったけど、ちゃんと若い子もいたよ。ファンの裾野は広がってるのが感じられてよかった。

 会場の客入りは、2F M列くらいまでで、おおよそ 5,000 人くらいかな?

 最近、バンドの来日が多いことを考えると、それでも入った方とも言えるが、現行 Deep Purple の編成を考えると、「なんとしても観に行かなきゃ!」という感じが薄くなるのは仕方ないことだろう。

 

 ステージセットは、真後ろにメイン・スクリーン。その両脇に小さいサイド・スクリーンが設えてありました。

 サイド・スクリーンは、少し角度がついていて、両サイドの来場者にも演出が見えるようになっていたよ。

 映像演出も派手で、かなり力を入れた公演だというのが、ぱっと見でわかった!

 

 

 01. Highway Star のリフが聴こえると、会場は一気に盛り上がり、大歓声とともに武道館公演が幕を開けた。

 最初、Ian Gillan が、あまりにもハイトーンが出ないので、年齢的に考えらば仕方ないことだけど、ちょっとがっかりだなって思った。しかし、セットが進むにつれ調子を上げていって、終わってみれば、最初感じた衰えなど感じさせない技量、存在感を見せており、レジェンドは今でもレジェンドとして輝くんだなと感動した。

 Ian Gillan「Jon Lord との思いでの曲だよ」という前フリで始まった ”Uncommon Man” は、涙なしにはいられなかった方も多いのではないだろうか? Simon McBride のソロからの繋がりも完璧だった。

 続く Lazy では、Ian Gillan のブルース・ハープが大暴れ!

 当時とは少し違うアレンジで、よりグルーヴィに。しかし、当時の雰囲気も残っていて良かった。

 

 圧巻の Don Airey Keyboards Solo!

 いつも Don Airey のソロは素晴らしいけど、本公演のソロは、入魂の超絶技巧であると同時に聴いて楽しいという、音楽というものの本質に触れた気がした。  

 新加入の Simon McBride が素晴らしかった!

 Deep Purple というバンドにあって、しっかり楽曲を理解しつつ、Simon McBride としてのスキルを発揮していた。

 メンバーとの絡み合いもスムーズで、他メンバーにも劣らない風格があって、信頼感があった。

 Ian Paice のパワフルなドラムが響き、Roger Glover のベースがうねると「これを待ってた」感が一気に開放される。

 

 公演前は、Deep Purple もみんな高齢だし、これが最後かもしれないから観ておこうってテンションだったけど、とんでもない!、実際には、まだまだ成長途中といった伸びしろが期待できる、ちょっと考えられない公演で、もちろん、大満足でした!

 これまでは Ian Gillan & His Friends という目で見ていたけど、この公演を観て「現行こそが Deep Purple!」と思いを改めました。現行にはそれだけのものがある。