アメリカを代表するバンド ZZ TOP。そのメンバーである Dusty Hill (Bass) が亡くなったと報じられました。
眠るように息を引き取った...
現在、ツアー中の ZZ TOP ですが、Dusty Hill は体調を崩し気味で、このツアーでステージに立ったのは 2日間。ツアーから離脱する際も、あまり深刻な様子ではなく、近年、骨折などあったから、体のメンテナンスをしてくる。そんな感じだったようです。
ツアーの代役には、ギター・テックの Elwood Francis が指名され、現在もツアー日程を進めているようです。
ZZ TOP は、これまでメンバーチェンジをしたことがないバンドなので、ファン心理としては、バンド解散と思われがちですが、代役が指名されていることもあり、バンドは継続するようです。
ぼくは ZZ TOP を生で観る機会はありませんでしたが、アメリカ南部のブルース・ロックを象徴するようなバンドでした。
Billy Gibbons のダミ声と Dusty Hill のクリーン・ボーカルの絡み合いが聴けないのは残念ですが、ZZ TOP の楽曲がこうして引き継がれていくのは、素直に嬉しいことだと感じました。
人はいつか死んでしまいます。そこで終わりなんて悲しいじゃないですか。
バンド・メンバーが納得する後継者がいて、継続する意欲があるならば、メンバー・チェンジを繰り返し、永遠に続いたっていいと思います。
ZZ TOP のキモはあの3人で鳴らすブギ。それが保たれているなら、メンバーチェンジは、なんら悪いことではないと思います。
眠るように息を引き取ったという Dusty Hill 。ツアーの途中ではあったでしょうけど、彼は、死の間際にあって、人生の後悔はなかったのかもしれませんね。
しかし、自分が死んだからといって、ZZ TOP が無くなることについてこそ、悲しむのではないでしょうか?ぼくはそんな気がします。
ZZ Top (Dusty Hill †) live | Rockpalast | 1980