Nik Turner - Fallen Angel STS-51-L (New Single) [Ex Hawkwind] New Album coming this Fall
(http://www.youtube.com/watch?v=OytZekcZst4)
(http://www.youtube.com/watch?v=OytZekcZst4)
前半の「Fallen Angel」は、日本語で「堕天使」って意味だけど、後半に、謎の文字列が並んでいるから、ちょっと首をかしげるタイトルだよね。
でも、後に続く「STS-51-L」という番号は、米スペース・シャトル・チャレンジャーを意味しているものとわかれば、「Fallen Angel=堕天使」ではなく、「地面に落ちた宇宙飛行士」という連想できる。
つまり、この曲は、1986年1月28日に発生したチャレンジャー爆発事故について書かれたものだと想像できるよね。
PVを見てみると、チャレンジャーの打ち上げから始まる。
基地(管制?)では、その様子をモニター越しに見守るが、発射後、(恐らく チャレンジャの機長だった Dick Scobe宇宙飛行士) 機長と思わしき人物が、何かの異常に気が付いた素振りを見せたところで、バンドの演奏に切り替わる。
勇壮だが、どこか不安を感じさせるリフに、状況の深刻さ伝えるつつも、物悲しい歌声が印象的。
更に、淡々を刻まれていくリズムが、残酷に過ぎていく時間のようでもあり、聞いているだけでドキドキしてしまう。
時々映像が反転するのは、機体?燃料タンク?が爆発している演出だろう。
PV最後の、画面上に泡が広がるのは、乗員区画が海面に衝突し、沈んでいく様子を連想させる。
つまり、この曲は、発射後の異常を感じた機長が、爆燃→空中分解を経て、乗員区画が海面に叩き付けられ、死亡するまでのことを記した曲だと思う。
空を飛ぶ翼を持たず、脱出装置もない機体の中で、決して短くない終わりを迎える時間、どんなことを考えていたんだろう・・・。
まぁ、歌詞をチェックしていないから、実際は違うのかもしれないけどね。